おしえて!ahamoくん

SIMカードとは?誰でもわかる基礎知識を選び方・交換方法まで解説

SIMカードとは?
  1. 今よりもおトクになるなら、試してみたい。自分でSIMカードを差し替えられるかな?

  2. 実はSIMカードの差し替え方法がわからず困る人も多いんだよ。SIMカードに関する知識と差し替え方法を、わかりやすく解説していくね!

    ahamoくん

SIMカードは、スマホで電話番号を使った音声通話やデータ通信をするために欠かせないICカードです。

スマホにSIMカードが入っていることで、以下のような機能が利用できます。

SIMカードがあることで使える機能・電話回線を使った音声通話・電話回線を使ったデータ通信・SMS(ショートメッセージ)

このように、SIMカードがなければ、スマホに欠かせない「電話回線」が使えないのです。

スマホに欠かせないSIMカードはサイズ別と機能別で、以下の種類にわけられます。

SIMカードの種類。【サイズ別】・標準SIM:25mmx15mm・microSIM:15mmx12mm・nanoSIM:12.3mmx8.8mm・eSIM:スマホ一体型【機能別】・音声通話SIM・データ通信SIM・SMS+データ通信SIM

このように、SIMカードにもさまざまな種類があります。

自分の目的に合ったSIMカードの種類を選ぶことができれば、今よりも快適にスマホを使えるようになるのです。

特に、以下のような目的でSIMカード購入を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

  • 他社から番号を変えずに乗り換えたい
  • 新しく電話番号を作りたい
  • タブレットや2台目のスマホに使いたい
  • 子どものスマホデビュー用に使いたい

そこで、この記事では、あなたのSIMカードに対する疑問と、SIMカード選びを助けてくれる基礎知識を紹介していきます。

この記事でわかること
  • SIMカードの有無で変わる機能
  • SIMカードの4種類のサイズ
  • SIMカードの3種類の機能
  • あなたに合ったSIMカードの選び方
  • SIMカードの差し替え・乗り換え方法

1. SIMカードとは

SIMカードとは、スマホで通話や通信をするための情報が記録されている、スマホ本体に差し込むICカードのことをさします。

電話番号をスマホに割り当てて、通話やインターネット通信をするためには、SIMカードが欠かせません。

SIMカードについて、まずは覚えておくべき基礎知識を解説していきます。

1-1. SIMカードのあり・なしで使える機能が変わる

SIMカードには、電話番号と電話番号に紐付けられた識別番号(IMSI)などの情報が記録されています。

そのため、SIMカードが認識できる場合と、認識できない(差し込まれていない)場合では、スマホでできることが以下のように違うのです。

SIMカードのあり・なしで使える機能が変わる【SIMカードあり】・電話回線を使った音声通話・電話回線を使ったデータ通信・SMS・Wi-Fi通信・アプリ利用【SIMカードなし】・Wi-Fi通信・アプリ利用

上記のように、SIMカードに記録された情報を参照したうえで、記録されている電話番号を使って、通話や通信ができるようなっているのです。

1-2. 他社へ乗り換え時にはSIMカードの差し替えが必要

現在使っている電話番号を他社で使うためには、他社でも同じ電話番号を使えるように設定したうえで、SIMカードを差し替えなければいけません。

なぜなら、SIMカードには特定の事業者の回線情報が記載されているので、別会社の回線を使うためには変更が必要になるからです。

キャリアショップで乗り換え手続きをする場合は、店頭でSIMカードの差し替えも行ってもらえます。

しかし、格安SIMへの乗り換えをする場合は、自分でSIMカードの差し替え作業をしなければいけません。

自分でできるSIMカードの差し替え方法については、4.SIMカードの差し替え・乗り換えする手順で解説するので、参考にしてみてください。

SIMカードとは?誰でもわかる基礎知識を選び方・交換方法まで解説SIMカードの入れ替えについて、詳しくは「SIMカードを入れ替えたらどうなる?方法や注意点を解説」でも紹介しています。

2. SIMカードの種類

SIMカードを選ぶ際には、カードのサイズや用途によって、選ぶべきSIMカードの種類も変わってきます。主なSIMカードの種類は、以下のとおりです。

SIMカードの種類
サイズ別の種類
  • ・標準SIM
  • ・microSIM
  • ・nanoSIM
  • ・eSIM(内臓型)
機能別の種類
  • ・音声通話SIM
  • ・データ通信SIM
  • ・SMS+データ通信SIM

それぞれの種類について、具体的に解説していきます。

2-1. SIMカードのサイズは4種類

SIMカードは、カードの大きさによって、「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」「eSIM」の4種類に分類わけされています。

SIMカードのサイズは世界規格として定められており、形状やサイズは世界共通です。具体的には、厚み0.76mmに対して、以下のサイズ展開になっています。

SIMカードのサイズ4種類
名称 サイズ 特徴
標準SIM 25mm X 15mm 3G世代のスマホに多い
microSIM 15mm X 12mm 2010年以降に発売されたスマホに多い
nanoSIM 12.3mm X 8.8mm 2023年現在の段階で主に利用されている
eSIM スマホ一体型(内蔵) 最新の機種はeSIM対応が増えている
【eSIM】スマホ一体型なのでサイズの制限がない

どのサイズのSIMカードを利用するかは、スマホ本体のSIMカードを差し込めるスロットの大きさによって変わります。

eSIMに関しては、スマホ本体にSIMカードの機能が埋め込まれているので、物理的に取り外したり、差し込んだりする手間が必要ありません。

eSIMを選んだ場合は、乗り換えや開線手続きもすぐに行えるため、すぐに新しいキャリアのプランを利用できるようになりますよ。

eSIMについて、詳しくは「eSIMとは?活用方法とメリット・デメリットをわかりやすく解説」でご確認ください。

eSIMの設定方法や機種変更方法について、詳しくは下記の記事でも紹介しています。

eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説
eSIMの機種変更方法は?申し込みの手順や注意点を解説

2-2. SIMカードの機能は3種類

SIMカードはサイズだけではなく、実際にスマホ本体に差し込むことで利用可能になる機能によって、さらに分類わけされます。

SIMカードの主な機能は、以下のとおりです。

SIMカードの機能
音声通話 自分の電話番号を持って、電話回線を使って電話をかけられる
データ通信 電話回線を使って、動画視聴やメールのやりとりなど、インターネットを利用できる
SMS ガラケーやスマホの電話番号宛に「ショートメッセージ」と呼ばれるメッセージを送れる

格安SIMカードなどを購入して使用する場合は、上記3種類の機能を組み合わせたうえでSIMカードを選べます。

【音声SIM】・音声通話-できる・データ通信-できる・SMS(ショートメッセージ)-できる【データSIM】・音声通話-できない・データ通信-できる・SMS(ショートメッセージ)-できない【SMS+データSIM】・音声通話-できない・データ通信-できる・SMS(ショートメッセージ)-できる

たとえば、大手キャリアショップで新規に電話回線を開通する場合は、すべての機能を使える音声SIMである場合がほとんどです。

しかしSIMカードのみを購入して使う場合は、自由に機能を選べます。機能によって、毎月かかってくる金額も大きく変わるため注意が必要です。

3. あなたに合ったSIMカードの選び方

近年では、SIMカードを差し替えることで、電話番号を変えずに自由にキャリアや機種を乗り換えるのが一般的になってきました。

SIMカードの特徴に加えて選び方を理解しておけば、よりスムーズに後悔せずにSIMカード選べます。

SIMカードを選ぶ際に考えるべき点は、以下の3つです。

SIMカードの選び方
  • 使いたいスマホのSIMカードサイズを調べる
  • SIMカードを使用する目的を考える
  • SIMカードの月額料金で比較する

それぞれについて、具体的に解説していきます。

3-1. 使いたいスマホのSIMカードサイズを調べる

すでに使いたいスマホが決まっている場合は、そのスマホで利用できるSIMカードのサイズを調べなければいけません。

SIMカードのサイズは、インターネットで調べる方法と、スマホからSIMカードを取り出す方法のいずれかで調べることができます。

3-1-1. インターネットで調べる

インターネットを使えば、簡単にSIMカードのサイズを調べられます。

現在使っているスマホのSIMカードサイズを調べる際には、「〇〇(メーカー名や機種名など)+SIMカード+サイズ」などのキーワードで調べてみましょう。

インターネット上では、スマホの詳しい仕様が公開されています。「SIMカードスロット(トレイ)」や「対応SIM」などと記載されている箇所を、調べてみてください。

たとえばiPhoneの場合は、Apple公式サイトで全モデル別の対応SIM一覧が公開されています。

対応SIMについて、詳しくは「iPhoneやiPadで使われているSIMカードのサイズを調べる」でご確認ください。

Androidの場合は、各機種の仕様ページに記載されている場合がほとんどです。たとえば、ahamoのサイトでは、下記のように記載されています。


参考:ahamo|製品スペック

このように、手元にある現在お持ちのスマホの仕様について調べることで、簡単にSIMカードサイズを確認できます。

【POINT】

大手キャリアだけではなく、SIMカードやeSIM対応をしている会社のホームページ上でも、SIMカードのサイズを調べられます。

「使いたいSIMカードに対して、手持ちのスマホが対応しているのか」を調べてみるのも、ひとつの方法です。

たとえば、ahamoの場合は「サポート|対応端末一覧」のページで、提供しているSIMカードに対応している機種を調べられます。

3-1-2. SIMカードをスマホから取り出す

実際にスマホからSIMカードを取り出して、SIMカードのサイズを確認することもできます。

機種によって、SIMカードが格納されているトレイの場所は違いますが、

  • SIMピンを使ってSIMトレイを取り出す
  • 本体の背面を開けて取り出す

などの方法で取り出すことができます。

▼SIMピンを使う場合のイメージ

▼背面から取り出すイメージ

なかには、SIMカードと一緒にSDカードが並んでいる場合や、2枚のSIMカードが格納できるケースもあります。

現在あなたが使っているスマホに入っているSIMカードのサイズを確認するのが、いますぐできる確認方法です。

2-1.SIMカードのサイズは4種類の内容を参考にして、あなたが選ぶべきSIMカードのサイズを把握しておきましょう。

3-2. 使用したいSIMカードの種類を考える

先述しているとおり、SIMカードは音声通話SIM・データ通信SIM・SMS+データ通信SIMの3つの機能別に分けられます。

事前に、あなたにはどのSIMカードが必要なのかを決めておきましょう。

参考として、どのような人にSIMカードがおすすめなのかご紹介します。

SIMカードの種類別おすすめなパターン
音声通話SIM
  • ・他社から番号を変えずに乗り換えたい人
  • ・新しく電話番号を作りたい人
データ通信SIM
  • ・タブレットに使いたい人
  • ・2台目のスマホに使いたい人
  • ・子どものスマホデビュー用に使いたい人
  • ・日本に短期留学・旅行にきていてデータ通信のみ使いたい人
SMS+データ通信SIM
  • ・音声通話はしないけれど、本人確認の方法でSMS認証を使いたい人

このように、目的が違えば必要なSIMカードの種類も変わるのです。契約後に、「このSIMカードではなく、もっと機能がほしい」というように後悔しないためにも、自分に適したSIMカードを選べるようにしておきましょう。

3-3. SIMカードで利用できるデータ通信の容量で比較する

あなたが選ぶべきSIMカードのサイズと種類がわかったところで、次は必要なデータ通信の容量について考えてみましょう。

一般的に、SIMカードは使用するデータ容量が多くなるほど料金が高くなっていきます。そのため、1ヶ月に使用するデータ通信の容量の目安を調べておきましょう。

自分に必要なデータ通信の容量がわからない方は、以下を参考にしてください。

用途によるデータ通信の容量の目安
〜5GBほど
  • ・YouTubeやTikTokなどの動画閲覧がほとんどない
  • ・音声通話のみが主な利用目的
〜20GBほど
  • ・空いた時間で動画を楽しむ
  • ・SNSやLINEで写真や動画投稿を日常的に利用する
  • ・ネット検索を日常的に利用する
〜100GBほど
  • ・YouTubeやTikTokなどの動画閲覧をとことん楽しむ
  • ・豊富なゲームアプリで遊ぶ
  • ・Zoom会議やオンライン授業を受ける
  • ・テザリングをしてWi-Fi代わりに利用する
  • ・写真や動画、制作物などデータを日常的に送付する

上記のように、スマホをどのように使いたいのかによっても、必要になってくるデータ容量も変わります。

現在使っているスマホのデータ通信容量を調べることで、あなたが普段から使っているデータ容量を調べられるので、事前に確認しておきましょう。

3-4. 最後はSIMカードの月額料金で決める

そして最後は、SIMカードの月額料金で利用するSIMカードを決めましょう。

SIMカードの月額費用は、データ通信SIM<SMSとデータ通信SIM<音声通話SIMの順番で月額費用が増加していきます。

さらにドコモを代表とする大手キャリアや格安SIMなど、会社によって提供しているプランや基本料金が変わるのです。

そのため、1社の金額を調べて満足してしまうのではなく、プランや基本料金をしっかりと比較したうえで決めるようにしてください。

SIMカードを乗り換えることで、現状よりおトクになるとはいっても毎月の支払いがなくなるわけではありません。契約後に後悔しないためにも、さまざまな要素を入念に比較したうえで、あなたが損しないSIMカード選びができるようにしておきましょう。

4. SIMカードの差し替え・乗り換えする手順

契約するSIMカードが大体しぼれてきたら、次は実際にSIMカードを差し替え・乗り換えする際の手順について理解しておきましょう。

手順を間違えてしまうと、大切な連絡先やデータが消えてしまうため「自分で差し替えて大丈夫だろうか?」と不安に感じてしまう人も多くいるのです。

SIMカードの差し替えは、正しい手順と注意点を理解しておけば、失敗することなく行えます。

そこで、ここではSIMカードをあんしんして差し替え・乗り換えするための手順を、事前準備から最後の設定までわかりやすく解説していきます。

4-1. 乗り換えの場合は事前準備が必須

SIMカードを実際に差し替え・乗り換えする前に、しっかりと事前準備しておくことが重要です。

主な事前準備としては、以下の内容が挙げられます。

事前に準備しておくべきこと
現在の契約期間の確認
  • 契約期間中にスマホを解約すると、違約金(契約解除料)が発生する場合があるので、乗り換えタイミングを決めるためにも、契約期間を確認する
MNP予約番号の取得
  • 利用中の電話番号を使いたい場合は、利用中のキャリアでMNP予約番号の取得が必要
データのバックアップ
  • SIMカードには写真・動画などは保存されないので、データをSDカードやクラウド上などにバックアップが必要
LINE等のアプリの引継ぎ
  • スマホとSIMカードの両方を新しくする場合は、LINEアカウントなどのメッセージアプリや、おサイフケータイなどのアプリの引継ぎ設定が必要
本人確認書類の準備
  • 運転免許やマイナンバーカードなどの、本人確認書類が必要
クレジットカードの用意
  • 毎月の料金支払いに使うクレジットカードが必要
  • 上記は、あくまでも一般的に考えられるSIMカード差し替え・乗り換え時に準備しておくべき内容の例です。

事前準備をしなかったことで、今までのデータが消えてしまう可能性や、手続きに手間取ってしまう可能性があります。

SIMカードを実際に差し替え・乗り換えする前にしっかりと準備や手続きを行い、後になって困らないようにしておきましょう。

MNPの概要やMNP予約番号の取得について、詳しくは下記の記事で紹介しています。

MNPとは?予約番号取得・契約の手順と事前に知るべき10の注意点
MNP予約番号とは?取得方法や注意点をわかりやすく解説
MNPワンストップとは?乗り換えが簡単になるメリット・手順を解説

乗り換えの手順については「スマホ乗り換え手順をあなたの状況に応じて解説!費用と注意点も紹介」とご覧ください。

4-2. 利用するスマホを選ぶ

SIMカードをこれから契約しようとしている方には、SIMカードを差し込むスマホが必要です。

  • 手持ちのスマホを使う場合
  • 新たにスマホを購入する場合

それぞれの場合で、確認するべき大切なポイントについて紹介します。

4-2-1. 手持ちのスマホを使う場合

現在使っているスマホに、別のキャリアのSIMカードに差し替える場合は、SIMロックが解除されているかを確認しましょう。

SIMロック解除とは、契約していたキャリアが本体にかけていた利用制限を解除することです。このSIMロック解除がされていなければ、例え新しいSIMカードを差し替えても、SIMカードが認識されずに利用できません。

SIMロックを解除することで、どのキャリアや格安SIMでも同じスマホで利用可能になるのです。

これからSIMカードを差し替えようとしている場合は、SIMロックが解除されているかを確認するようにしましょう。

実際のSIMロック解除の方法や注意点について、詳しくは「SIMロック解除とは?解除が必要なケース・手順・注意点を徹底解説」でご確認ください。

4-2-2. 新たにスマホを購入する場合

SIMカードを差し替え・乗り換えのために、新たにスマホを購入しようとしている場合は、SIMロックが解除されているか、またはSIMフリースマホであるかを確認しましょう。

以下の2点に該当するのが、SIMフリースマホです。

  • 最初からSIMロックされていないスマホ
  • SIMロック解除されたスマホ

家電量販店やキャリアショップ、もしくはネットショップで新品のスマホを購入する場合は、SIMロックされていないSIMフリースマホを選ばなければいけません。

中古でスマホを購入する場合や、知り合いから安く譲ってもらう場合は、SIMロック解除済みのスマホであることを確認しておきましょう。

SIMフリースマホについて、詳しくは「SIMフリースマホとは?4つのメリットと入手方法、注意点まで解説」で紹介しています。

なお、スマホ本体を安く買いたい方や購入時期を迷っている方は、下記の記事も参考にしてみてください。

スマホ本体を安く買う4つの方法!月々の料金を抑える方法も解説
スマホの替え時はいつ?買い替えのサインや機種の選び方を解説

4-3. ショップやネットでSIMカードを購入する

事前準備と使用するスマホが用意できたら、SIMカードを購入します。SIMカードはキャリアショップでも購入できますが、以下のような場所でも購入可能です。

SIMカードを購入できる主な場所
  • 各大手キャリアの店頭やオンラインショップ
  • 格安SIMのオンラインショップ
  • 家電量販店 など

SIMカードには、大手キャリアが提供しているものから、格安SIMなど提供している会社もさまざまです。

大手キャリアの場合は店頭でも購入できる場合もありますが、店頭で購入することで事務手数料が発生する場合もあります。

より費用を抑えてSIMカードを購入したい場合は、オンラインショップでの購入がおすすめです。

【POINT】

SIMカードには月額制ではなく、購入した金額分を利用できる「プリペイドSIM」も販売されています。プリペイドSIMは、ほとんどのコンビニで販売されているので、気軽に利用可能です。

短期間使用したい場合や、日本に一時帰国中や旅行中にSIMカードを使いたい場合に多く利用されています。

4-4. SIMカードをスマホに挿入する

SIMカードを入手したら、スマホにSIMカードを挿入します。

記事冒頭でも解説したように、SIMカードは1cm程度の小さなICカードです。そのため、「差し込みがうまくできないかもしれない」と感じてしまうかもしれません。

もちろんSIMカードの差し替えが不安な場合は、契約したキャリア店頭で作業賃を支払う前提で、SIMカードの差し替え作業もお願いすることも可能です。

しかし、SIMカードの差し替えは、方法さえ理解しておけば誰でもできる作業なので、あんしんしてください。

iPhoneとAndroid、それぞれの機種でのSIMカードの挿入方法をみてみましょう。

  • 機種によって記載以外の方法の場合もあるため、詳細は対応機種サイトや説明書をご確認ください。

4-4-1. iPhoneの場合

iPhoneの場合は、以下の手順でSIMカードを挿入します。

STEP① スマホの電源を切る
STEP② 側面にある小さい穴にSIMピンを深く差し込む
STEP③ SIMトレイが飛び出してくる
STEP④ 新しいSIMカードをSIMトレイにのせる
STEP⑤ カチッと音がするまでSIMトレイを押し込む

4-4-2. Androidの場合

Androidの場合は、以下の手順でSIMカードを挿入します。

STEP① スマホの電源を切る
STEP② 側面にある小さい穴にSIMピンを深く差し込む
STEP③ SIMトレイが少し飛び出してくるので爪で引き出す
STEP④ 新しいSIMカードをSIMトレイにのせる
STEP⑤ SIMトレイの方向を間違えないように、ゆっくりと本体に戻す

iPhoneとAndroidに共通して必要になるのが、SIMトレイを取り出すためのSIMピンです。SIMピンは、スマホ購入時の箱や説明書に同梱されていることが多いです。

万が一、SIMピンを失くしてしまった場合は、安全ピンやペーパークリップでも代用可能なので、あんしんしてください。

【POINT】

SIMカードを自分で差し替える時は、以下の点に気をつけましょう。

  • ICチップ部分を直接触らない
  • SIMカードはSIMトレイの形とぴったり合うように入れる

この2点に気をつけておけば、破損せずにSIMカードを差し替えることができます。

4-5. APN設定をする

SIMカードをスマホに挿入したら、最後にAPN設定をする必要があります。APN設定とは、スマホにインターネットの接続先を認識させるために必要な初期設定です。

ショップ店頭でSIMカードの差し替え手続きをしてもらっている場合は、すでに設定してある場合がほとんどですが、自分でSIMカード差し替えを行う場合は、この設定をしなければSIMカードを利用できません。

APN設定は、以下の手順で進めていきます。

4-5-1. iPhoneの場合

iPhoneの場合は、ドコモを代表とする大手キャリアでスマホを購入してSIMカードを差し込んだ場合は、すでにAPN設定が行われている場合がほとんどです。

しかし、SIMカードを差し替える場合などには手動でAPN設定を行わなければいけません。

たとえばiPhoneにahamoのSIMカードをさして利用する場合の設定方法は、以下のとおりです。

▼ahamoの場合の参考例
STEP① スマホを使ってホームページからプロファイルをダウンロード
STEP② ダイアログが表示されたら「許可」を選択
STEP③ ダウンロードが完了したら「閉じる」を選択
STEP④ ホーム画面に戻り「設定」を選択
STEP⑤ 「プロファイルがダウンロード済み」を選択
STEP⑥ 順番に表示されていく「インストール」を選択していく
STEP⑦ すべてインストールしたら表示される「完了」を選択

参考:プロファイル設定方法(iPhone)|ahamo

詳しいAPNの設定方法は利用するキャリアによって変わるため、SIMカードを購入した際の説明をしっかりと確認しておきましょう。

4-5-2. Androidの場合

Androidの場合は、APN設定を手動で行わなければいけません。

以下の手順を参考にして、購入したSIMカードのキャリアによって違うAPN情報を入力していきましょう。

「設定」アプリを開きます。「ネットワークとインターネット」を選択します。「モバイルネットワーク」を選択します。「アクセスポイント名」を選択します。
右上の「+」ボタンを選択します。「名前」は任意のものを入力してください。「APN」を「spmode.ne.jp」に設定してください。「認証タイプ」を「未設定」あるいは「なし」を選択してください。「APNプロトコル」を「IPv4/IPv6」に設定してください。右上の「…」ボタンを選択し、「保存」してください。
先ほど設定したAPNをチェックしてください。

参考:アクセスポイント(APN)設定について|ドコモ

すべての設定をした後に、「ネットワーク名」や「アクセスポイント名」が、購入したSIMカードのキャリア名になっていれば、APN設定は完了です。

5. 大容量で快適に使えるSIMカードを探している方にはahamoがおすすめ!

この記事をここまで読み進めているあなたは、すでに自分に合ったSIMカードを選んで差し替えられるようになっているかと思います。

そんなあなたにおすすめなのがahamoのサービスです。

ahamoがおすすめな理由
  • 月額が基本料金2,970円だけという圧倒的安さ
  • ドコモ回線なので通信速度が速く安定している
  • eSIM対応なので、すべての事前準備が完了していれば、最短1時間以内に回線開通できる

ahamoがおすすめな理由について、具体的に解説していきます。

5-1. 月額が基本料金2,970円だけという圧倒的安さ

ahamoの最大の魅力ともいえるのが、使えるデータ容量に対して、基本料金が2,970円(税込)と安価になっている点です。

基本料金の2,970円(税込)には、以下の内容が含まれています。

ahamoの基本プランとは
  • データ通信20GB
  • 5分以内の国内通話何回でも無料
  • 海外データ通信20GB(国内利用合わせての容量上限)まで無料
  • 別途機種代金
  • 1回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。

海外ローミングについて、詳しくは「海外ローミングとは?高額請求の避け方とメリット・デメリットを解説」をご覧ください。

【POINT】

データ容量20GBでは足りないという方もいるかと思います。

そのような方には、基本料金の20GBに加えて、さらに80GBまでのデータ容量のある「大盛りオプション」がおすすめです。

100GB4,950円(税込)

スマホのデータ容量で悩みたくないという方は、合計100GBのデータ容量を使える大盛りオプションを検討してみてください。

5-2. ドコモ回線なので通信速度が速く安定している

ahamoは、ドコモ回線なので、通信速度が速いだけではなく安定しているのです。

大手キャリア以外のSIMカードを利用していると、山間部や建物の間などで電波が弱くなってしまい、通信速度が遅くなってしまう場合があります。

しかし、安定しているドコモ回線のahamoであれば、通信速度で困ることもありません。

特に以下にあてはまる方は、安定した回線を利用するべきです。

  • 通信速度が遅くなりやすい、大人数が集まる場所で利用する
  • 山間部や田舎など、電波が弱くなりやすい場所で利用する
  • Zoom会議やオンライン授業などで回線落ちしたくない

通信速度が遅くなり不安定になってしまうと、インターネットの速度が遅くなってしまうので、スマホを使っていてイライラしてしまうかもしれません。

これからSIMカードを契約しようとしている場合は、通信速度が速く安定しているキャリアを選べるようにしておくべきです。

なかには、「田舎に住んでいるから、ahamoがつながるか不安」という方もいるかと思います。少しでも心配な方は、利用できるエリアについて、詳しくは「ドコモのサービスエリアマップ」でご確認ください。

5-3. eSIM対応なので最短1時間以内に回線開通できる

ahamoでは、nanoSIMだけではなくeSIMを選ぶこともできます。もしも、あなたのスマホがeSIM対応機種であれば、最短1時間で新しく回線を開通してスマホを使い始められるのです。

eSIMにすることで、以下のようなメリットがあるため、回線開通までの時間を短縮できます。

eSIM対応を選ぶメリット
  • SIMカードの差し替えをする必要がないので、破損する心配がない
  • SIMカードを配送する必要がないので、すぐに手続きをはじめられる
  • 24時間受付可能で、すぐに開通できるか審査してもらえる
  • サイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。

eSIMを選ぶべきかじっくり考えてみたいという方は、「eSIMとは?活用方法とメリット・デメリットをわかりやすく解説」でご確認ください。

すでにeSIM対応しているスマホを持っていて、すぐにおトクなキャリアに乗り換えたいと考えている方こそ、ahamoのeSIM利用を検討してみましょう。

「SIMカードについて知りたい」と思っている方のほとんどが、今よりも快適にスマホを使いたいと考えているかと思います。

そのような方にこそおすすめなのが、たっぷりのデータ容量と安価な月額料金、両方の要望を満たすことができるahamoなのです。

ぜひ、あなたのスマホライフをさらに楽しむためにも、ahamoへの乗り換えを検討してみてください。

その他、ahamoのメリットや乗り換えにおすすめのタイミングなどは下記の記事で紹介しています。

ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説
ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説
ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介

ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。

ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介

6. SIMカードに関する疑問を解決!Q&A

「SIMカードについて理解できたけれど、こういう時にはどうしたらいいの?」という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

少しでも不安や疑問を解消しておくことで、あんしんしてSIMカードを差し替え・乗り換えできるようになりますよ。

ここでは、多くの方が感じやすい疑問についてQ&Aでお答えしていきます。

6-1. Q. SIMカードの種類は途中で変更できるの?

A. 契約内容によって、途中での変更はできる。

プリペイドSIMや、月額契約のSIMなど契約内容次第で変更できるかどうかと、変更タイミングが変わります。

  • SIMカードの種類を変える場合
  • SIMカードの契約コースを変える場合

このような場合は、変更手数料が発生することもあるため事前確認が必要です。

6-2. Q. SIMカードを紛失・破損してしまった場合は?

A. すぐにSIMカードの購入先に連絡をして手続きをする必要がある。

SIMカードには、電話番号だけではなく識別IDや契約者の情報も記録されています。そのため、紛失したSIMカードが悪用されてしまう可能性も否定できません。

SIMカードを紛失してしまった場合は、すぐに契約した通信事業者に連絡をして機能停止と新たなSIMカードの発行手続きを取らなければいけません。

6-3. Q. SIMカードはiPadでも使える?

A. 条件を満たしているiPadではSIMカードが使える。

SIMカードを使えるiPadは

  • セルラーモデルである
  • SIMフリーである
  • SIMカードの仕様と、iPadの仕様が合致している
  • 動作保証されているiPadである

上記の条件を満たしている必要があります。お手持ちのiPadでSIMカードが使えるかについて、詳しくは「Appleのサポートページ」でご確認ください。

6-4. Q. 友達のスマホに自分のSIMカードを入れても使うことができる?

A. SIMロック解除されていて、回線の種類が一致していればできる。

SIMロックが解除されていて、挿入するSIMカードとの回線種別が一致していれば問題なく使うことはできます。しかし、スマホに保存されている写真・動画・アプリなどの情報はそのままです。

あくまでも、SIMカードを入れたことで電話番号とデータ通信が利用できるようになると覚えておきましょう。

6-5. Q. SIMカードの差し替えだけで、機種変更・乗り換えは完了する?

A. データ移行はできていないので、必ずSDカードなどを使って、写真や動画などのデータ移行することを忘れずに。

記事のなかでも繰り返しお伝えしてきたように、SIMカードには電話番号や識別IDなどの情報のみが記録されています。そのため、写真や動画などの今までスマホに保存していたデータは手動で移動しなければいけません。
4-1.乗り換えの場合は事前準備が必須」でも解説しているように、事前にデータ移行の準備をしておきましょう。

6-6. Q. SIMカードを差し込んでも「SIMなし」と表示された場合はどうする?

A. うまく差し込まれているか再確認してみる

SIMカードが読み込まない場合によくあるのが、SIMカードをうまく差し込まれていないだけの場合です。SIMカードの挿入口が「カチッ」という音がするまで、しっかりとしまっているのか押し込んでみましょう。

6-7. Q. スマホとSIMカードのサイズが合わない場合はどうする?

A. サイズ変更もしくは、SIMアダプタを試してみる。

機種変更のみでSIMカードを差し替える場合に、使おうと思っていた機種のSIMカードサイズと合わない場合もあります。そのような場合は、以下のふたつの方法で対処できるか試してみてください。

  • SIMカード購入先に、SIMカードのサイズ変更を申込む
  • 自己責任でSIMアダプタを使う

SIMカードの購入先でサイズ変更できるのが理想ですが、どうしてもサイズが合わない場合は、機種もしくはSIMカード自体を変えなければいけない可能性が高いと覚えておきましょう。

7. まとめ

この記事では、スマホに差し込むSIMカードの基礎知識と、あなたに合ったSIMカードの選び方について解説してきました。

SIMカードとは
  • SIMカードとは、電話番号を使った通話やデータ通信をするのに欠かせないICカード
  • SIMカードのサイズは、標準SIM・microSIM・nanoSIM・eSIMの4種類
  • SIMカードで使える機能は、音声通話・データ通信・SMSの3種類

SIMカードの差し替え・乗り換えの方法がわからずに困ってしまう方もいますが、この記事で解説した方法を手順に沿って行えば問題ありません。

現在使っているスマホをそのまま使っていても、SIMカードの差し替え・乗り換えでよりおトクにスマホを使えるようになります。

今すぐおトクにスマホを使うためにも、簡単にSIMカードを乗り換えられるahamoを検討してみましょう。