スマホを乗り換えたいけど、手順が複雑でイマイチ踏み出せない方に向けて、状況別に乗り換え手順を紹介するよ!
あなたの状況に合った手順を把握して、スムーズに乗り換えを済ませちゃおう!
「スマホの乗り換え手順を調べているけどよくわからない」とお悩みではありませんか?
ネットで情報収集をしても、わかりやすい手順の説明が見つからないこともあるかもしれません。
この記事では、スマホの乗り換え手順を3ステップでまとめました。
記事の後半では、ここだけ押さえておきたい注意点も解説しています。必要な情報に絞って紹介しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
さっそくスマホの契約を乗り換える手順を見ていきましょう。
手順は大きく以下の3ステップです。
スマホの契約を乗り換える手順 | |
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STEP① | 申し込み前の事前準備をする |
STEP② | 乗り換え先に申し込む |
STEP③ | 商品の受け取りをして初期設定をする |
申し込み前の事前準備は、主に以下の3つが挙げられます。
申し込み前の事前準備 |
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まずは、乗り換え先を決めましょう。
それぞれの料金プランと現状のデータ使用量を照らし合わせながら、乗り換え先を絞り込んでいきましょう。現状のデータ使用量は携帯電話会社のマイページで確認できます。
「今使っているスマホを乗り換え先でも使いたい」と考えているなら、乗り換え先の対応端末を確認しておきましょう。各携帯電話会社のWebサイトで「対応端末」や「動作確認端末」が確認できます。
たとえばahamoの対応端末は、対応端末一覧のページで確認できます。
SIMロックは、キャリアが自社の回線のみで使用できるようにスマホにロックを掛けるものです。
2021年10月以降発売のスマホではSIMロックは原則禁止されていて、それより新しい機種なら解除は不要ですが、古めのスマホは他社で使うためにSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除は、各携帯電話会社の会員ページから手続きできます。詳しくは「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」で解説しています。
乗り換え先で今の電話番号をそのまま使う場合には、「MNP」と呼ばれる仕組みを利用することになります。MNPで乗り換えをする方法は、以下の2通りがあります。
MNPワンストップは、2023年5月に開始した新制度で、乗り換え先のWebサイトに直接申し込みして乗り換えができます。より簡単な手続きで乗り換えができる制度です。
ただし、MNPワンストップが利用できるのは、対象事業者間でのオンラインでの乗り換えに限られます。MNPワンストップが利用できないケースでは、従来通りのMNP予約番号による手続きが必要です。
MNP予約番号は、携帯電話会社の会員ページなどから番号を取得できます。電話や店舗での番号取得に対応しているところもあります。
MNP予約番号について、詳しくは「MNP予約番号とは?取得方法や注意点をわかりやすく解説」で解説しています。
乗り換え先の公式サイト、店舗などから申し込みをしましょう。
公式サイトでの申し込みは、「申し込み」ボタンなどから手続きを開始後に、プラン・オプションの選択、必要事項の入力、本人確認書類のアップロードなどをして、申し込み内容を送信する流れです。
店舗での申し込みは、最寄りの店舗などに来店して、他社から乗り換えをしたい旨を伝えて手続きする流れです。
なお、スマホを購入する場合は、申し込みの際にあわせて機種を選んで購入を進めることになります。
申し込みの際に必要なものとしては、主に以下が挙げられます。
各携帯電話会社で必要なものを確認の上、事前に準備しておきましょう。
申し込み後に商品を受け取ったら初期設定を進めましょう。
オンラインでの申し込みの場合は、申し込みの後日にSIMカードやスマホ(購入した場合)などを含む商品一式が自宅に届きます。
商品受け取り後の初期設定は、主に以下の4つが必要です。
商品受け取り後の初期設定 |
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各初期設定の手順の詳細は、付属のスタートガイドまたは公式サイトなどで確認できるので、記載の内容にしたがって手順を進めていきましょう。
以下でそれぞれの初期設定の概要を紹介します。
開通手続きをすると、今まで使っていた携帯電話会社の回線から乗り換え先の回線に切り替わります。開通手続きは、オンラインや電話で手続きが可能です。
SIMカードは台紙に付けられた状態で受け取ることになるので、台紙から取り外してスマホにセットします。スマホにSIMカードをセットする手順は、次のとおりです。
SIMカードを取り付ける手順 | |
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STEP① | スマホの電源を切る |
STEP② | 側面などにある小さな穴にSIMピンを挿し込む |
STEP③ | SIMトレイが引き出される |
STEP④ | 今まで使っていたSIMカードをSIMトレイから外す |
STEP⑤ | 新しいSIMカードをSIMトレイにセットする |
STEP⑥ | SIMトレイを奥まで押し込む |
SIMピン(SIMトレイを引き出すためのピン)は基本的に、スマホ購入時の箱のなかに同梱されています。スマホ本体には、スピーカー穴などもあるのでSIMピンをさしこむ穴を間違えないように注意してください。
SIMカードの概要や交換方法について、詳しくは「SIMカードとは?基礎知識から選び方・交換方法までわかりやすく解説」でご確認ください。
APN設定は、契約した携帯電話会社の回線で通信するために必要な端末側の設定です。
Androidは「設定」>「接続」>「モバイルネットワーク」>「APN」などから、スタートガイドや公式サイトに記載のAPN情報を入力・保存して、APNを設定します。iPhoneは基本的にAPNプロファイルをダウンロードしてAPN設定を行います。
機種と携帯電話会社の組み合わせによってはSIMカードをセットするとAPNが自動で設定され、APN設定が不要な場合もあります。
APN設定の概要やahamoでのAPN設定については、「ahamo(アハモ)のAPN設定の方法は?Android・iPhoneにわけて解説」で解説しています。
今まで使っていたスマホから新しいスマホへのデータ移行を行います。iPhone同士ならクイックスタート、Android同士ならGoogleへのバックアップからの復元などでワイヤレスでのデータ移行ができます。
移行方法の詳細は、利用する機種の各メーカーサイトで確認してください。
Androidのデータ移行については、「Androidスマホのデータ移行方法は?機種変更時の注意点も解説」で解説しています。
乗り換えに伴う費用としては、主に以下が挙げられます。
以前はMNP転出手数料の支払いが必要でしたが、現在は原則無料化されています。契約解除料は多くの携帯電話会社で無料になっていて、費用がかからないケースが多いです。
契約事務手数料は、費用が必要になることもありますが、特にオンラインでの申し込みでは無料になるところも多いです。
SIMカード発行手数料は、一部の携帯電話会社で費用として設定されていることもあり、契約事務手数料などと合わせて支払いを行います。
スマホ乗り換え前に確認しておきたい注意点としては、以下が挙げられます。
事前に確認したいスマホ乗り換え時の注意点 |
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スマホ料金の支払いを少しでも抑えたい場合は、月末付近での乗り換えがおすすめです。
乗り換え元での解約月のスマホ料金は、日割りなしで1ヶ月分が請求されることが多いです。一方、乗り換え先の初月のスマホ料金は、日割りありで利用した日数分だけ請求されることが多いです。
つまり、月末付近に乗り換えると、乗り換え先での日割り料金が少なく済む分、乗り換えをする月のスマホ料金が安くなります。料金を重複して支払う期間が短くなる ということです。
もちろん、乗り換え先・乗り換え元の日割りのルールは事前に確認が必要ですが、上記のケースに該当する場合は、月末付近に乗り換えると安く済みます。
なお、申し込みから利用開始までには日数がかかるので、日割り料金をし少なくしたい場合は、利用開始日が月末付近におさまるように日数に余裕を持って申し込むようにしてください。
開通手続きをして利用開始した日などが、解約日・乗り換え先の日割りの開始日となります(特に利用開始日の扱いは携帯電話会社ごとに異なります)。
なお、スマホ本体を安く買いたい方や購入・乗り換え時期を迷っている方は、下記の記事も参考にしてみてください。
「スマホ本体を安く買う4つの方法!月々の料金を抑える方法も解説」
「安いスマホは購入しても大丈夫?高いスマホとの違いやおすすめな人を解説」
「スマホの替え時はいつ?買い替えのサインや機種の選び方を解説」
「携帯電話会社を乗り換えるタイミング・手順は?費用や選び方・注意点も解説」
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルを契約中でキャリアメールを利用している場合、そのまま他社への乗り換えをするとキャリアメールは使えなくなります。
キャリアメールを継続したい場合は、キャリアメールの持ち運びサービス(有料)の利用が必要です。各キャリアでサービスの提供があります。
サービスの名称 | 利用料金(税込) |
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ドコモ「ドコモメール持ち運び」 | 月額330円 |
au「auメール持ち運び」 | 月額330円 |
ソフトバンク「メールアドレス持ち運び」 | 月額330円または年額3,300円 |
楽天モバイル「楽メール持ち運び」 | 月額330円 |
キャリアメールの持ち運びサービスは、解約後に一定期間内に申し込みが必要となるので、事前に各キャリアの公式サイトで情報を確認しておきましょう。
MNP予約番号には、原則15日間という有効期限があります。有効期限を過ぎると番号は失効し、再取得が必要です。
また、乗り換え先によっては、「○○日以上」など有効期限の残り日数に条件を設けているところもあるので事前に確認しておきましょう。
MNPによる乗り換えでは開通手続きをして回線が切り替わると、今まで使っていた回線は自動的に解約されます。利用者自身での解約手続きは不要です。
乗り換え前に利用者自身で解約手続きをすると、電話番号が引き継げなくなる可能性があるので注意してください。
スマホの契約を乗り換えるなら、NTTドコモの料金プラン「ahamo」がおすすめです。
ahamoは月額2,970円(税込)※1で30GBが使えるシンプルワンプランです。各種サービスが盛り込まれた料金プランなので、迷わず契約ができます。
ahamoの主なメリットは、次のとおりです。
「大盛りオプション」に加入すれば毎月合計110GBの利用も可能です。ギガを気にせず気兼ねなく使いたい人もたっぷり動画やSNSが楽しめます。
パソコンやタブレットなどに通信をシェアできる「テザリング」も無料で利用できます。外出先でのWi-Fiとしての利用はもちろん、自宅のWi-Fi代わりとしても活用が可能です。
ahamoでテザリングを活用する方法や100GB以上でできることについては、下記の記事をご確認ください。
「100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介」
「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」
また、ahamo では5分以内の国内通話は何度でも無料※3です。家族や友人とのちょっとした連絡は無料通話でカバーできます。
そのほかahamoでは、海外ローミングも無料※4※5※6で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※7のエリアをカバーしています。海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホをそのまま海外でも使用することが可能です。
海外ローミングや海外でスマホを使う方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。
「海外ローミングとは?高額請求の避け方やメリット・注意点を解説」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
ahamoのメリット・デメリット、注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)は解約金・2年縛りなし!乗り換えの疑問や手順をわかりやすく解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
スマホの乗り換え手順はおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
スマホの契約を乗り換える手順は、以下の3ステップです。
スマホの契約を乗り換える手順 | |
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STEP① | 申し込み前の事前準備をする |
STEP② | 乗り換え先に申し込む |
STEP③ | 商品の受け取りをして初期設定をする |
乗り換えの費用としては、主に以下が挙げられます。それぞれ乗り換え先によっては費用がかからないこともあります。
乗り換えの際の注意点としては、以下が挙げられます。
事前に確認したいスマホ乗り換え時の注意点 |
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スマホの契約を乗り換えれば、今より料金が抑えられたり、自分に合った使い方ができたりする可能性があります。ぜひ手順や注意点を押さえて乗り換えを進めていきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。