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海外でスマホを使うときの設定方法は?高額請求を避けるために必要なことを解説

海外でスマホを使うときの設定方法は?高額請求を避けるために必要なことを解説

海外でスマホを使うためには、事前にスマホ本体の設定が必要になるよ。海外での高額請求を避けるためにも、設定方法や注意点はぜひ事前に押さえておこう!

ahamoくん

海外でスマホを使うなら、事前の設定が重要です。

海外旅行でスマホが使えると、現地の情報を調べたり、地図アプリで目的地までのルートを検索したりと便利に利用できます。

しかし、必要なスマホの設定を忘れると高額請求の可能性もあり、注意が必要です。自分の使い方に合わせた設定方法を押さえておきましょう。

この記事では、海外でスマホを使うときの設定方法や高額請求を避けるために必要なことを解説します。

1.海外での高額請求を避けるために「データローミング」を理解しておく

海外での高額請求を避けるために「データローミング」を理解しておく

データローミングは、日本で契約している携帯電話会社を介して、渡航先の携帯電話会社の回線で通信できる仕組みのことです。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど各社でデータローミングのサービスが提供されています。

データローミングでは、契約中の料金プランと別に料金がかかることもあります。データローミングの料金は、使った分だけ料金が発生する従量課金の場合があり、高額請求になる可能性も考えられるので注意が必要です。

データローミングを通信手段として利用しない場合は、スマホ本体の設定でデータローミングはオフにしておきましょう。

なお、データローミングは定額サービスが用意されていることが多く、契約によっては無料で一定のギガが使えることもあります。

データローミング(海外ローミング)について、詳しくは「データローミングとは?設定方法や高額請求を避けるためのポイントを解説」でご確認ください。

2.海外でスマホを使うときの通信設定

海外でのスマホのおすすめの設定方法は、現地でのスマホの使い方によって異なります。海外での通信設定を、以下の4つの場合についてそれぞれ見ていきましょう。

  • 「データローミング」で通信する場合
  • 「通話」だけ使いたい場合
  • 「Wi-Fi」を通信手段にする場合
  • カメラや時計だけ使いたい場合

2-1.「データローミング」で通信する場合

「データローミング」で通信するときは、モバイルデータ通信・データローミングをオンにしておきましょう。

項目 設定
モバイルデータ通信 オン
データローミング オン

データローミングで通信する場合も、モバイルデータ通信を利用するため、あわせて設定をオンにしておく必要があります(日本で携帯電話回線を利用している場合は、モバイルデータ通信の設定はすでにオンになっています)。

「データローミング」で通信する場合の、具体的な設定手順は次のとおりです。

項目 設定方法
モバイルデータ通信 iPhone 「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」からをオンにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」から「モバイルデータ」をオンにする
データローミング iPhone 「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」から「データローミング」をオンにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、携帯電話会社の横の設定アイコンをタップ。「ローミング」の項目をオンにする

2-2.「通話」だけ使いたい場合

通信を使わずに「通話」だけを使う場合は、モバイルデータ通信・データローミングはオフにしておきましょう。

項目 設定
モバイルデータ通信 オフ
データローミング オフ

モバイルデータ通信はあくまで通信の設定のため、モバイルデータ通信がオフでも、電話の発着信はできます。データローミングで通信しない予定であれば、モバイルデータ通信・データローミングはオフにしておくのがあんしんです。

「通話」だけを使う場合の、具体的な設定手順は次のとおりです。

項目 設定方法
モバイルデータ通信 iPhone 「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」からオフにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」から「モバイルデータ」をオフにする
データローミング iPhone 「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」から「データローミング」をオフにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、携帯電話会社の横の設定アイコンをタップ。「ローミング」の項目をオフにする

2-3.「Wi-Fi」を通信手段にする場合

現地ではデータローミングではなく、モバイルルーターやフリーWi-Fiで通信する場合は、モバイルデータ通信・データローミングをオフ、Wi-Fiをオンに設定しましょう。

項目 設定
モバイルデータ通信 オフ
データローミング オフ
Wi-Fi オン

モバイルデータ通信・データローミングをオフにしておくことで、通信料金が発生する心配がなくなります。なお、上記の設定で電話の発着信は可能です。

「Wi-Fi」のみで通信する場合の、具体的な設定手順は次のとおりです。

項目 設定方法
モバイルデータ通信 iPhone 通話をする場合は「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」からオフにする
Android 通話をする場合は「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」から「モバイルデータ」をオフにする
データローミング iPhone 「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」から「データローミング」をオフにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」の順に進み、携帯電話会社の横の設定アイコンをタップ。「ローミング」の項目をオフにする
Wi-Fi iPhone 「設定」>「Wi-Fi」からWi-Fiをオンにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」からWi-Fiをオンにする

2-4.カメラや時計だけ使いたい場合

現地ではカメラや時計だけ使用し、通信・通話を使わない場合は、機内モードをオンに設定しておきましょう。

機内モードにすると、携帯電話回線の通信・通話やWi-Fiが一括でオフになります。データローミングで料金が発生することはなくなります。

iPhone、Androidでの機内モードの設定手順は、それぞれ次のとおりです。

項目 設定方法
機内モード iPhone 「設定」>「機内モード」からオンにする
Android 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「機内モード」からオンにする

3.海外でスマホを使う4つの方法

海外でスマホを使う4つの方法

海外でのスマホの通信手段は、データローミング以外にもいくつか方法があります。それぞれの通信手段の特徴を知って、自分に合った通信手段を選んでいきましょう。

海外でスマホを使う方法は、主に以下の4つです。

海外でスマホを使う方法
  • データローミング(海外ローミング)を利用する
  • Wi-Fiルーターをレンタルする
  • 渡航先で使える海外SIMを購入する
  • 渡航先のフリーWi-Fiを利用する

3-1.データローミング(海外ローミング)を利用する

日本で契約している携帯電話会社が提供するデータローミングを利用して、海外でも通信ができます。

いつものスマホで通信できて荷物が増えないこと、通信手段の確保に手間がかからないことなどが、ほかの通信手段と比較したときの大きなメリットです。

3-2.Wi-Fiルーターをレンタルする

海外で使えるWi-Fiルーターをレンタルすれば、海外でスマホが使えます。サービスによっては、郵送や空港などでWi-Fiルーターの受け取り・返却が可能です。パソコンやタブレットなどスマホ以外にも通信をシェアしやすいのがメリットです。

海外用Wi-Fiレンタルについて、詳しくは「海外用Wi-Fiレンタル」はおすすめ?メリット・デメリットや他の通信手段も紹介」でご確認ください。

3-3.渡航先で使える海外SIMを購入する

渡航先で使えるプリペイド式の海外SIMを購入するのも1つの方法です。プリペイド式の海外SIM はECサイトや現地の空港、通信会社ショップなどで購入できます。

海外SIMについて、詳しくは「海外SIMとは?利便性・コスト面のメリットから渡航時の使い方まで」でご確認ください。

3-4.渡航先のフリーWi-Fiを利用する

現地のフリーWi-Fiを利用して通信する方法もあります。渡航先によっては、都市部の駅や空港、カフェなどでフリーWi-Fiが利用できる場合があります。

紹介した海外でスマホを使う4つの方法は、「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」でさらに詳しく解説しています。

4.海外でスマホを使うときの注意点

海外でスマホを使うときの注意点をまとめています。注意点をそれぞれ見ていきましょう。

海外でスマホを使うときの注意点
  • 海外で電話をするときは国際通話の通話料金がかかる
  • データローミングは渡航先が対象の国・地域か確認しておく

4-1.海外で電話をするときは国際通話の通話料金がかかる

海外で電話をするときは、国内よりも高額な国際通話の通話料金がかかります。また、海外での国際通話の場合、着信でも通話料がかかるので注意しましょう。

たとえば、NTTドコモの場合、韓国から日本に電話をかけると1分あたり125円の通話料がかかります。

また、NTTドコモの場合、韓国で着信した通話は、1分あたり70円の着信料がかかります。

4-2.データローミングは渡航先が対象の国・地域か確認しておく

データローミングの提供がある携帯電話会社でも、対象外の国・地域ではデータローミングは利用できません。

データローミングの対象エリアは各携帯電話会社の公式サイトで確認できるので、データローミングを利用する際は事前に確認しておきましょう。

5.海外でスマホを使うならahamo(アハモ)がおすすめ!

海外でスマホを使うならahamo(アハモ)がおすすめ!

ahamoは、月額2,970円(税込)で30GBが利用できるドコモのモバイルサービスです。

「海外ローミング無料」「5分以内の国内通話が何度でも無料」などのサービスが付いたシンプルワンプランで、迷わず利用できます。

データ容量 30GB
基本料金 2,970円(税込)
※料金には別途機種代金が必要となります
通話(国内通話) 5分以内の国内通話が何度でも無料※1
※超過後 22円/30秒(税込)
海外ローミング 30GBまで無料※2※3※4
テザリング 無料
  1. ※1海外での発着信、「WORLD CALL」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、当社が指定する電話番号(機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号)などへの発信は定額の対象外となり、別途料金がかかります。1回あたり5分以内の通話が、回数無制限で定額対象となります。ただし、1回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
  2. ※2大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは30GBまでとなります。
  3. ※3SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  4. ※415日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。

5-1.申し込み不要・追加料金なしで海外ローミングが利用できる

ahamoでは事前の申し込み不要で、海外ローミングが使えます。

毎月の月額2,970円(税込)の料金内で海外ローミングが利用でき、追加料金はありません※1※2※3。毎月30GBのデータ通信量を利用して、いつものスマホが海外でも使えます。

また、ahamoの海外ローミングは海外91の国・地域で利用でき、日本人の渡航先約98%※4をカバーしているため、海外ローミングの設定をすれば、幅広い国・地域で利用可能です。

  1. ※1大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは30GBまでとなります。
  2. ※2SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  3. ※315日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
  4. ※4当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出

さらに!今ならおトクな乗り換えキャンペーンも実施中!

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6.まとめ

海外でスマホを使うときの設定方法はおわかりになったでしょうか?

最後に今回の内容をまとめておきます。

海外でスマホを使うときの設定方法は、それぞれ次のとおりです。

    項目     「データローミング」で通信する場合 「通話」だけ使いたい場合 「Wi-Fi」を通信手段にする場合
モバイルデータ通信 オン オフ オフ
データローミング オン オフ オフ
Wi-Fi 使う場合はオン オフ オン

そのほか、現地ではカメラや時計だけ使用し、通信・通話を使わない場合は、機内モードに設定しておきましょう。

海外でスマホを使う方法(通信手段)は、主に以下の4つが挙げられます。

海外でスマホを使う方法
  • データローミング
  • 海外SIM
  • Wi-Fiルーターのレンタル
  • フリーWi-Fi

海外でスマホを使うときの注意点は、次のとおりです。

海外でスマホを使うときの注意点
  • 海外で電話をするときは国際通話の通話料金がかかる
  • データローミングは渡航先が対象の国・地域か確認しておく

海外でのスマホの設定方法を理解して、渡航先でもあんしんしてスマホを利用していきましょう。

■監修者情報

監修者情報

大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。