おしえて!ahamoくん

eSIMとは?メリット・デメリットや活用方法をわかりやすく解説

eSIMとは?メリット・デメリットや活用方法をわかりやすく解説

eSIMがどんなもので、どういうときに便利なのか解説するよ。
eSIMを活用して、柔軟にスマホを使いこなそう!

ahamoくん

「eSIMってどんなもの?」

「回線の乗り換えや海外旅行のときにeSIMが便利らしいけど、本当?」

そのような疑問をお持ちではありませんか?

eSIMなら、スマホを操作してオンライン上で手続きを進めるだけで、スピーディーに回線を利用できます。

しかし、はじめて利用するとなると、具体的な契約や利用の手順はイメージしづらいかもしれません。

この記事では、eSIMの契約や利用方法をわかりやすく解説します。eSIMを理解して、もっと便利にスマホを使いましょう。

1.eSIMとはスマホに内蔵された本体一体型のSIMのこと

eSIMとはスマホに内蔵された本体一体型のSIMのこと

eSIMとは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMのことです。eSIMの「e」は、embeddedの頭文字で、「埋め込まれた、はめ込まれた」という意味があります。

スマホで携帯電話会社の通信・通話を利用するためには、契約者や電話番号の情報が記録されている「SIM」が必須です。

従来から使われているSIMは、「SIMカード」と呼ばれる指先ほどの小さなICチップで、スマホのSIMトレイ(SIMカードを装着する部分)にセットして使用します。

一方、eSIMは、スマホに内蔵されたSIMで、遠隔で情報を書き込んで使用します。

eSIMを利用することで、差し替えの作業が不要になる、オンライン上の手続きのみでスピード開通できるなどさまざまなメリットがあります。移行先の回線用に新たなSIMを用意する必要がない点も大きなメリットです。

SIMカードについて、詳しくは「SIMカードとは?基礎知識から選び方・交換方法までわかりやすく解説」でご確認ください。

スマホの乗り換えや替え時について、詳しくは下記の記事で紹介しているため、ぜひあわせてご確認ください。

スマホの乗り換え手順を3ステップで解説!申し込みの準備や費用・注意点も紹介
スマホの替え時はいつ?買い替えのサインや機種の選び方を解説
スマホ本体を安く買う4つの方法!月々の料金を抑える方法も解説

1-1.SIMカードとeSIMの違い

SIMカードとeSIMの違い

SIMカードとeSIMの違いをまとめると次のとおりです。

SIMカード eSIM
利用方法 スマホにSIMを取り付けて使用 スマホに内蔵されたSIMを使用
利用開始までの期間 郵送に数日かかる 最短即日で開通できる
特徴
  • 物理的に取り外しができる
  • ほとんどの機種が対応
  • オンラインでスピード開通できる
  • 差し替えが不要
  • ahamoは最短1時間で開通可能です。ただし審査状況により時間がかかる場合があります。

eSIMのメリットを次項で詳しく見ていきましょう。

2.eSIMのメリット4つ

eSIMのメリット4つ

eSIMの概要やSIMカードとの違いを知ることで、その利点も少しずつわかってきたのではないでしょうか。

そこで改めて、eSIMのメリットを整理してご紹介します。

eSIMのメリット
  • SIMカードを紛失・破損する心配がない
  • オンラインで契約してすぐに利用できる
  • 1台のスマホで回線を使い分けられる
  • 海外でスマホを使うための手間が省ける

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

2-1.SIMカードを紛失・破損する心配がない

1つ目のメリットは、SIMカードを紛失・破損する心配がないことです。

eSIMなら、物理的なSIMを触らなくて済むため、その分紛失・破損のリスクが低くなります。

SIMカードで回線を利用している場合は、以下のように、回線や機種を変更する際にSIMカードの入れ替えが発生します。

  • 回線を移行するために、新しい回線用のSIMカードに差し替える
  • 海外の回線を使用するために、海外用のSIMカードに差し替え、国内用のSIMカードは保管する
  • 機種変更をする際に、古いスマホに入っていたSIMカードを新しいスマホへ入れ替える

入れ替えに伴って、SIMカードを紛失したり、破損させたりしてしまう可能性はゼロではありません。

なお、SIMカードを入れ替えたらどうなるかについては、「SIMカードを入れ替えたらどうなる?方法や注意点を解説」で解説しています。

sim-card_line-transfer

一方、eSIMなら、回線を移行する際は、オンラインで手続きを進めて、スマホで開通の設定をするだけです。

機種変更の場合も、古いスマホと新しいスマホでそれぞれ設定を行えば、それで完了します。

SIMカードのように、触れたり入れ替えたりすることがないため、紛失・破損を心配する必要がありません。

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eSIMの機種変更方法について、詳しくは「eSIMの機種変更方法は?申し込みの手順や注意点を解説」で紹介しているため、機種変更を検討している方はあわせてご覧ください。

2-2.オンラインで契約してすぐに利用できる

2つ目のメリットは、オンラインで回線を契約して、すぐに利用できることです。

eSIMを活用した回線の解約・契約や開通は、オンライン上の手続きのみで完結できます。

SIMカードの場合も、回線の解約・契約はオンラインでできますが、新しく利用する回線用のSIMカードは自宅に配送してもらう必要があります。そのため、実際に開通させるまでには、どうしても数日の待ち時間が必要です。

しかし、eSIMなら、オンライン手続きやスマホの設定を行えば、記録されている情報が書き換えられるため、同一のSIMで回線を移行させることができます。

つまり、新たなSIMを入手したり配送したりしてもらう必要がなく、早ければ、旧回線の解約から数時間で、乗り換え先の回線を利用しはじめることが可能です。

2-3.1台のスマホで回線を使い分けられる

3つ目のメリットは、1台のスマホで回線を使い分けられることです。

先述のとおり、最近はSIMカードとeSIMの両方を使えるデュアルSIM対応の機種が多く、そのような機種なら、1台のスマホで2つの回線を切り替えながら使うことができます。

これにより、たとえば以下のようなスマホの使い方もできるようになります。

通信障害時に予備の回線で連絡を取ったりネット接続ができる
→メインと通信障害時用の予備の回線を使い分けることで可能に
仕事用とプライベート用で2台持っているスマホを統合する
→仕事とプライベートの回線を分けることで、1台のスマホで使い分けが可能に
今の電話番号を保持しながら格安SIMを利用して月々の利用料を抑える
→電話番号を使った音声通話とデータ通信用の格安SIMの回線を使い分ける

このように、SIMカードとeSIMそれぞれに回線を割り当てて使い分けることで、より柔軟なスマホの使い方ができます。

2-4.海外でスマホを使うための手間が省ける

4つ目のメリットは、海外で通信する際の手間が省けることです。

eSIMなら、海外の回線もオンラインで契約(購入)し、設定するだけで現地でもスマホが使えます。

たとえば、Wi-Fiルーターをレンタルする場合と比べると、以下のような点でeSIMの方は手間が少なく済みます。

【Wi-Fiルーターをレンタルする場合とeSIM利用の手間を比較】
Wi-Fiルーターレンタル eSIMで海外用の回線利用
受け取り 空港のカウンターでの受け取りか、自宅への配送が必要 不要
持ち歩き ルーターの持ち歩きが必要 スマホのみでOK
返却 空港のカウンターでの返却か、返送が必要 不要

また、海外用のSIMカードを購入する場合と比べても、以下のとおり手間を省くことができます。

【海外用のSIMカードを購入する場合とeSIM利用の手間を比較】
海外用SIMカードの購入 eSIMで海外用の回線利用
受け取り 空港のカウンターでの受け取り、自宅への配送、現地ショップでの購入のいずれかが必要 不要
入れ替え 国内用のSIMカードを海外用のSIMカードに入れ替える必要あり
(+国内用のSIMカードはなくさないよう保管)
不要

なお、eSIM以外に海外でスマホを使う方法や設定、海外用のWi-Fiルーターや海外SIMについては、下記の記事で紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!
海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介
「海外用Wi-Fiレンタル」はおすすめ?メリット・デメリットや他の通信手段も紹介
海外SIMとは?利便性・コスト面のメリットから渡航時の使い方まで

海外旅行時にeSIMを使うメリットや手順について、詳しくは「海外旅行にはeSIMがおすすめ!メリット・デメリットや利用手順を解説」でご確認ください。

3.eSIMのデメリット・注意点3つ

eSIMのデメリット・注意点3つ

eSIMにはさまざまなメリットがある一方で、次のようなデメリットや注意点もあります。

eSIMのデメリット・注意点
  • 自力で手続きや設定をする必要がある
  • eSIM非対応の機種・携帯電話会社もある
  • 機種変更時や端末故障時に再発行手続きが必要になる

いざeSIMを活用しようというときに困らないよう、デメリット・注意点についても事前に知っておきましょう。

3-1.自力で手続きや設定をする必要がある

1つ目のデメリットは、自力で手続きや設定を行う必要がある点です。

eSIMの利便性は、自分の都合やタイミングに合わせて、柔軟に好みの回線を使えるところにあります。

そのため、必要な手続きはオンラインで完結させ、自力で開通設定を行うことが一般的です。

もちろん店頭でサポートを受けられる場合もありますが、基本的には数千円の手数料が必要となります。

eSIMで回線を利用する場合は、

  • オンラインでの回線の解約、契約手続き
  • eSIMの申し込み
  • オンラインでのMNP(電話番号の移行)手続き
  • スマホでの開通設定
  • eSIMの再発行手続き(機種変更時に必要)

といったことを、ご自身で行う必要がある点に留意しておきましょう。

また、eSIMに関わらず、一部のスマホは他社回線で利用するためにSIMロック解除が必要となります。SIMロックの有無の確認と解除は、各キャリアの会員ページから可能です。

SIMロックについて、詳しくは「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」でご確認ください。

SIMロックがかかっていないSIMフリースマホについては、下記の記事で紹介しています。気になる方はぜひあわせてご覧ください。

SIMフリーとは?メリット・デメリットをわかりやすく紹介
SIMフリースマホとは?メリット・注意点や入手方法を解説

3-2.eSIM非対応の機種・携帯電話会社もある

2つ目のデメリットは、eSIMに対応していない機種や携帯電話会社もあることです。

eSIMが日本で一般利用できるようになったのは、2021年ごろからです。

比較的新しいものであるため、一部の機種や携帯電話会社では、eSIMを利用できません。

しかし、たとえばiPhoneなら「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」 以降の機種でeSIMに対応しており、Google PixelやGalaxyなどのAndroid搭載の人気シリーズでも対応機種が増えてきています。

また、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといったキャリアはeSIMに対応しています。そのほかの格安SIMでも対応する携帯電話会社が徐々に増えています。

このように、eSIM対応は一般的になってきているものの、全ての機種や回線で対応しているわけではないことは、覚えておきましょう。

3-3.機種変更時や端末故障時に再発行手続きが必要になる

3つ目のデメリットは、eSIM対応の端末が故障したときに手続きが必要になることです。

eSIMは、スマホに内蔵された本体一体型のSIMのため、従来のSIMカードのように取り外ししたり、入れ替えたりできないため、SIM単体が故障する可能性は低いといえます。

ただし、eSIM以外が故障する可能性もあり、修理できない場合は新しい端末に機種変更することになります。

eSIMでは、機種変更をする際に「eSIM再発行の手続き」が必要になり、SIMを再度発行したうえで新しい端末を使って開通手続きを行うため、手順が少し複雑です。

しかし、手続きはオンラインで行えるため、そこまで時間はかからないでしょう。

4.eSIMの主な活用方法

eSIMの具体的な活用方法も見ていきましょう。主な活用方法として、以下が挙げられます。

eSIMの主な活用方法
  • オンライン上の手続きのみで乗り換えをする
  • デュアルSIMでeSIMとSIMカードの回線を使い分ける
  • eSIMを利用して海外へ渡航する

4-1.オンライン上の手続きのみで乗り換えをする

eSIMを利用すれば、オンラインから遠隔でSIMの情報の書き換えができます。

ショップに出向いたり、SIMカードが届くのを待ったりすることなく、申し込みから開通までオンライン上での手続きのみで行うことが可能です。

自宅で時間をかけずに契約したいとき、思い立ったタイミングで回線を乗り換えたいときなどに、eSIMが便利に活用できます。

4-2.デュアルSIMでeSIMとSIMカードの回線を使い分ける

デュアルSIMでeSIMとSIMカードの回線を使い分ける

デュアルSIMは、1台のスマホに2つのSIMをセットして、2つの回線を利用できる使い方です。2つの電話番号を利用したり、回線を切り替えて通信したりできます。

仕事とプライベートで2つの電話番号を使い分けたり、2つの回線を組み合わせて上手にスマホの契約をしたり、さまざまな使い方が可能です。

また、デュアルSIMを利用すれば、通信障害などに備えて予備の回線を保有することもできます。

デュアルSIMについて、詳しくは「デュアルSIMとは?活用方法とメリット・注意点を紹介」でご確認ください。

4-3.eSIMを利用して海外へ渡航する

海外へ渡航する際に、eSIMを利用するのも便利な使い方です。

海外でのスマホの通信手段として、契約中の携帯電話会社の海外ローミングを利用する方法や、海外で利用できるプリペイド式のSIMを購入する方法などがあります。

eSIMなら、回線の乗り換え、回線の追加(デュアルSIMの利用)も簡単にできます。海外での通信手段を検討する際も、eSIMを選択肢に考えてみるのはおすすめです。

海外SIMについて、詳しくは「海外SIMとは?利便性・コスト面のメリットから渡航時の使い方まで」でご確認ください。

5. eSIMの設定方法

オンラインで携帯電話会社に申し込み後、eSIMプロファイルのダウンロードなどの必要な初期設定をして利用を開始します。

必要な初期設定は携帯電話会社ごとに異なるので、公式サイトや受信したメールに記載の内容に沿って手順を進めていきましょう。

eSIMの設定方法について、詳しくは「eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説」でご確認ください。

6.日本でのeSIMの対応状況

日本でのeSIMの対応状況

先述のとおり、eSIMは全ての機種や回線が対応しているわけではありません。

eSIMを実際に利用する前に、あなたのスマホや利用を検討している回線がeSIMに対応しているか把握しておく必要があります。

以下では、eSIMに対応している主要な機種や回線について、ご紹介します。

6-1.eSIM対応機種

eSIMの主な対応機種は次のとおりです。

シリーズ名 eSIM対応機種
iPhone iPhone XS/XS Max、iPhone XR以降の機種
Google Pixel Pixel 4 以降
Galaxy Galaxy S23/S23 Ultra/S23 FE
Galaxy Z Fold5/Flip5
Galaxy Z Fold4/Flip4
Galaxy A23 5G
Galaxy A54 5G
Xperia Xperia 1 V、Xperia 5 Vなど
AQUOS AQUOS R8/R8 pro、AQUOS sense8など
  • 2024年3月時点の情報です。
  • 回線によっては、掲載した機種であってもeSIMが利用できない場合があります。
  • ahamoのeSIM対応機種は「対応端末一覧 | ahamo」をご覧ください。

表に記載されていない機種については、メーカーや販売キャリアのWebサイトで各機種のeSIMへの対応状況を確認してみましょう。

6-2.eSIM対応の携帯電話会社や通信ブランド

eSIMに対応している国内の主な携帯電話会社や通信ブランドは以下のとおりです。

  1. ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのキャリア
  2. ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのキャリアが提供するサブブランドやオンライン専用プラン(ahamoなど)
  3. 一部のMVNO

格安SIMのなかには、eSIMに対応していないものもありますが、CMなどで目にするような回線・料金プランについては、ほとんどがeSIMに対応しています。

しかし、実際にeSIMで回線を利用する際は、必ずその回線の公式情報で対応状況を確認するようにしましょう。

7.eSIMを利用するまでの流れ

eSIMを利用するまでの流れ

最後に、eSIMをスムーズに活用しはじめられるように、利用までの大まかな流れも把握しておきましょう。

国内でeSIMを使って回線を開通させるまでの流れと、eSIMを使って海外で通信を行うための流れをそれぞれ説明します。

なお、eSIMの設定方法について、詳しくは「eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説」で紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

7-1.国内でeSIMを使って回線を開通させるまでの流れ

eSIMを活用してドコモ回線を開通させるための手順を参考に、eSIMを利用する流れを紹介します

  1. 各キャリアのWebサイトでeSIMの利用を申し込み
  2. 契約者情報の入力と本人確認
  3. 申込み受付完了メール/SMSの受信
  4. eSIM利用開始手続きの案内メール/SMSの確認
  5. 案内に沿って、開通手続き(MNPの場合)
  6. プロファイル(契約者情報データ)のダウンロード
  7. スマホの再起動
  8. eSIMで回線の利用を開始

一連の流れを、以下の動画でも説明していますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

詳細な手順は各キャリアや通信会社ごとに異なりますが、基本の流れはほぼ同じです。

こちらの内容を参考に、eSIMを活用するためにやるべきことを、大まかに把握しておきましょう。

  • eSIMの利用を申し込む前に、キャリアのeSIM対応機種にご自身の機種が含まれていることを必ず確認してください。

「MNP」やMNPの手続きに関わる「MNP予約番号」「MNPワンストップ」について、詳しくは以下の記事でご確認ください。

MNPとは?乗り換え手順や10の注意点をわかりやすく解説!
MNP予約番号とは?取得方法や注意点をわかりやすく解説
MNPワンストップとは?従来との違いをわかりやすく解説

7-2.eSIMを使って海外で通信を行うための流れ

続いて、旅行や出張で海外へ行く際に、eSIMを使って現地の回線を利用するための流れを紹介します

eSIMを使って海外で通信を行うための流れ
STEP① 渡航先で使えるeSIMを購入(「韓国 eSIM」などで検索すると購入できるサイトがヒットする)
STEP② 販売元から送信されたQRコードを、海外で使うスマホで読み取り
STEP③ 販売元のマニュアルに沿ってeSIMに回線を登録
STEP④ 現地到着後、eSIMに登録した回線をON(国内で使っている回線はOFF)
STEP⑤ 帰国後、国内で使っている回線をON(eSIMに登録した回線はOFFにし、もう使わない場合は削除する)

出発前に①〜③までを済ませておけば、現地空港では回線を切り替えるだけですぐにスマホを使うことができます。

  • eSIMを購入する際には、対応機種にご自身の機種が含まれていることを必ず確認してください。

8.eSIMを活用するならahamo(アハモ)がおすすめ

eSIMを活用するならahamo(アハモ)がおすすめ

eSIMを活用して、
「データ容量をたくさん使えてリーズナブルに利用できる回線を利用したい!」
「海外でもスムーズにスマホを利用したい!」
という場合は、ドコモの料金プラン「ahamo」がおすすめです。

  • リーズナブルにたくさん使えるデータ通信量
  • ドコモの高品質なネットワーク
  • シンプルでわかりやすいワンプラン
  • 申し込み・追加料金不要で海外でも利用可能
  • テザリングが無料

ahamoは、ドコモ回線でたっぷり30GBを使えて、月額料金は2,970円(税込)で利用できます※1※2※3

シンプルワンプランで迷わず利用でき、月額1,980円(税込)で「大盛りオプション」を追加すれば、80GBを追加して合計毎月110GBで利用することも可能です※4※5※6

さらに、申し込みや追加料金不要で、海外でも30GBまでのデータ通信が可能です※2※3

ahamoの海外ローミングは、海外91の国・地域で利用でき、日本人の渡航先約98%※7をカバーしています。

なお、海外ローミングについて詳しくは、「海外ローミングとは?高額請求の避け方やメリット・注意点を解説」で紹介しています。

eSIMの活用を機に、うれしいポイントがそろったahamoにしてみませんか?

そのほか、ahamoのメリットや乗り換えにおすすめのタイミングなどは下記の記事で紹介しています。

ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説
ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説
ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介
ahamo(アハモ)は自分で機種変更できる!手続き方法や注意点を解説

ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。

ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介

  1. ※1料金には別途機種代金が必要となります
  2. ※2海外での発着信、「WORLD CALL」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、当社が指定する電話番号(機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号)などへの発信は定額の対象外となり、別途料金がかかります。
  3. ※3SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  4. ※430GB(税込2,970円/月)に80GB(税込1,980円/月)を追加した場合
  5. ※5大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは30GBまでとなります。
  6. ※615日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
  7. ※7当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出

9.まとめ

eSIMがどういうものか、おわかりいただけたでしょうか。
最後に今回の内容をまとめておきます。

eSIMとは
スマホに内蔵された本体一体型のSIMのこと
eSIMのメリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりです。

eSIMのメリット
  • SIMカードを紛失・破損する心配がない
  • オンラインで契約してすぐに利用できる
  • 1台のスマホで回線を使い分けられる
  • 海外でスマホを使うための手間が省ける
eSIMのデメリット
  • 自力で手続きや設定をする必要がある
  • eSIM非対応の機種・携帯電話会社もある
  • 機種変更時や端末故障時に再発行手続きが必要になる

eSIMの主な活用方法は、以下が挙げられます。

eSIMの主な活用方法
  • オンライン上の手続きのみで乗り換えをする
  • デュアルSIMでeSIMとSIMカードの回線を使い分ける
  • eSIMを利用して海外へ渡航する

eSIMを活用する際は、以下のような流れで手続きや設定を進めます。

【国内でeSIMを使って回線を開通させるまでの流れ】
STEP① 各キャリアのWebサイトでeSIMの利用を申し込み
STEP② 契約者情報の入力と本人確認
STEP③ 申し込み受付完了メール/SMSの受信
STEP④ eSIM利用開始手続きの案内メール/SMSの確認
STEP⑤ 案内に沿って、開通手続き(MNPの場合)
STEP⑥ プロファイル(契約者情報データ)のダウンロード
STEP⑦ スマホの再起動
STEP⑧ eSIMで回線の利用を開始
【eSIMを使って海外で通信を行うための流れ】
STEP① 渡航先で使えるeSIMを購入(「韓国 eSIM」などで検索すると購入できるサイトがヒットする)
STEP② 販売元から送信されたQRコードを、海外で使うスマホで読み取り
STEP③ 販売元のマニュアルに沿ってeSIMに回線を登録
STEP④ 現地到着後、eSIMに登録した回線をON(国内で使っている回線はOFF)
STEP⑤ 帰国後、国内で使っている回線をON(eSIMに登録した回線はOFFにし、もう使わない場合は削除する)

ご自身の都合やタイミングに合わせて回線を切り替えられるeSIMを活用して、より柔軟にスマホを使いこなしましょう。

■監修者情報

監修者情報

大岩 俊之(おおいわ としゆき)

理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。