海外でも日本にいるときと同じようにWi-Fiを利用するなら、やっぱりWi-Fiルーターをレンタルするのが良いの?
「海外用のWi-Fiルーター」をレンタルすれば、フリーWi-Fiのない場所でも自由にデータ通信できるよ!
この通信手段がおすすめな人には特徴があるから、メリット・デメリット、どんな人に向いているのか詳しく解説するね。
海外でもWi-Fiを利用して、スマホでSNSを見たり、パソコンで作業をしたいなら、「海外用Wi-Fi(ルーター)のレンタル」が便利です。
海外用Wi-Fiレンタルを利用すれば、携帯できるWi-Fiルーターを貸してもらえて、そのルーターさえ持ち歩いていればどこでもWi-Fiに接続できます。
慣れない土地でわざわざWi-Fiスポットを探し回る必要がなくなるので、海外でWi-Fiを多用したいなら、ぜひ利用したいサービスですよね。
ただ、そのように便利な海外用Wi-Fiレンタルにも、デメリットや事前に考慮すべき事柄が存在します。
たとえば、「海外では主にスマホで通信できればよい」という人には、海外用のWi-Fiレンタルのほかにも、渡航先で使えるSIMや海外ローミングといった選択肢が広く選ばれています。
もしかすると、あなたにもそうした通信手段の方が向いているかもしれません。
通信スタイルの常識は日々変化しているので、この情報をアップデートしておけば、自分に合った方法で海外での通信環境を快適にすることができるでしょう。
そこで今回は、あなたにとって海外用Wi-Fiのレンタルがベストな通信手段かどうか判断できるように、以下の内容をご紹介します。
この記事でわかること |
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海外でも不自由なく通信を行えて、あんしんして過ごせるように、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
海外でもWi-Fiを利用して、スマホやタブレット、パソコンなどを使いたいという人は多いでしょう。そのような方々によく利用されているのが「海外用Wi-Fi(ルーター)レンタル」と呼ばれるサービスです。
このサービスは海外渡航者向けに、現地で利用できるWi-Fiのモバイルルーターを貸し出すというもの。
「渡航者向けのサイトでよく見るけど、どういう特徴があって何が良いのか、いまいちわかっていない」という方に、簡単に概要を説明します。
「海外用Wi-Fiレンタル」の利用手続きは、レンタル会社のWebサイトなどから申込み、空港カウンターや自宅への配送などでルーターを受け取ります。
渡航先に到着後、ルーターの電源を入れればすぐにWi-Fiの利用を開始できるので、複雑な設定や作業は必要ありません。
貸し出されたモバイルルーターを介してWi-Fiに接続できるため、ルーターを持ち歩くことで、スマホやPCなどの端末でデータ通信を行えます。
このため、海外用Wi-Fiレンタルを利用すれば、Wi-Fiスポットを探し回る必要や、わざわざ移動する手間がなくなります。
ただし、帰国後はルーターの返却を速やかに行う必要があり、これが面倒に感じられることもあるかもしれません。
こうした特徴から、いつでもどこでも通信できる利便性や、複雑な操作が不要な手軽さが、海外用Wi-Fiが多くの人に利用される理由となっています。
一般的には、海外での通信手段を検討する際にまず挙げられる、主要な選択肢といえるでしょう。
海外用Wi-Fiレンタルのサービス概要は、シンプルでわかりやすいですよね。
いつでもどこでもWi-Fiを使えるという便利さは、国内向けのWi-Fiレンタルを利用したことがある方は、特にイメージしやすいかと思います。
ただ実は、海外用Wi-Fiのレンタルを利用することには、ほかにも次のようなメリットがあるのです。
海外用Wi-Fiレンタルを利用する メリット |
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
1つ目のメリットは、現地に到着後、すぐにスマホを使えることです。
レンタルするWi-Fiルーターは、基本的に出国前に受け取ります。
そのため、現地の空港に到着したらすぐにWi-Fiルーターの電源を入れて、スマホをWi-Fiに接続することができるのです。
現地到着後は、無事に着いたことを連絡したり、空港からの移動経路を調べたりと、できるだけ早くスマホを使いたいものですよね。
海外用Wi-Fiのレンタルを利用すれば、そのように到着直後から簡単な操作だけでスマホを使えるのであんしんです。
2つ目のメリットは、パソコンやタブレットなど、スマホ以外の端末もWi-Fiに接続して使えることです。
このため、海外用Wi-Fiレンタルを利用すれば、出先でパソコンを使った作業を行ったり、タブレットで自社サイトを見せながら商談を行ったり、ということも可能となります。
要は、自宅やオフィスなどと同じように、スマホもパソコンもタブレットも、あるいはゲーム機も同時にWi-Fiに接続することができるので、スマホ以外の端末も(ネットに接続して)使いたいという場合には非常に便利なのです。
また、テザリングとは違い、スマホに余計なバッテリーを消耗させることなく、複数の端末でWi-Fiに接続できるという点もうれしいポイントです。
3つ目のメリットは、Wi-Fiルーターを複数人でシェアして利用できることです。
先ほどお伝えしたように、海外用Wi-Fiレンタルを利用した場合、複数の端末を同時にWi-Fiに接続することが可能です。
これはつまり、海外に同行した家族や友人の持つスマホなどもWi-Fiに接続できるということです。
もちろんルーターが近くになければWi-Fiに接続することはできませんが、海外旅行では、家族・友人と行動をともにすることも多いですよね。
そういった場合に、各々で通信手段を準備するよりも、誰か一人が海外用Wi-Fiをレンタルしてグループで一緒に使う方が、手間もコストも省きやすくなりますよ。
4つ目のメリットは、使い方によってはレンタル料がリーズナブルになる場合もあることです。
たとえば以下のような使い方をする場合、海外用Wi-Fiのレンタル料を抑えられる可能性が高いです。
先ほどお伝えしたとおり、海外用Wi-Fiレンタルは、複数人でシェアして利用できます。この場合、レンタル料を人数で割れば一人あたりの負担額は抑えることができるのです。
また、レンタル料は利用日数に比例して料金が増す「日額制」であるケースがほとんどです。
そのため、渡航先での滞在が短期間であれば、レンタル料も大きな金額にはなりづらく、気軽に利用できる費用感になるケースが多いといえます。
このように、使い方によってはレンタル料が抑えやすいというコスト面でのメリットも、利用する上で大事なポイントですよね。
海外用Wi-Fiレンタルには、ご紹介したようなメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
海外用Wi-Fiレンタルを利用する デメリット |
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こうしたデメリットについても、詳しく把握しておきましょう。
1つ目のデメリットは、レンタル品一式分の荷物が増えてしまうことです。
海外用Wi-Fiレンタルでは、レンタルしたルーターを介してWi-Fiに接続するので、当然ルーターは持ち歩く必要があります。
また、ルーターは充電式ですから、充電用のケーブルやアダプタがレンタルセットのなかに含まれます。レンタル会社やオプションによっては、モバイルバッテリーや電圧の変換プラグがセットになることもあるはずです。
海外渡航時はただでさえ荷物が多いのに、こうした機器類も追加で持って行かなければならないことは、少なからずネックとなるでしょう。
また、帰国時にはレンタル品一式がきちんと揃っているかどうか、注意も払わなくてはなりません。
このように、荷物が増えてしまうという点は覚悟しておく必要があるのです。
2つ目のデメリットは、利用にさまざまな手間がかかることです。
具体的には、以下のようなことが必要となります。
難しい設定や作業は必要ありませんが、こうした細々とした手間がかかるため、面倒に感じる場合もあるでしょう。
3つ目のデメリットは、海外に長期滞在する場合は料金(レンタル料)が高くなる可能性がある点です。
すでにお伝えしたとおり、一般的に海外用Wi-Fiのレンタル料は、日額制となっています。
そのため、滞在期間=レンタル日数が長くなればなるほど、料金は大きくなってしまいます。
たとえば、1日あたりのレンタル料が仮に1,000円だったとすると、2泊3日のスケジュールなら3,000円のレンタル料で済みます。
しかし、20日間の渡航スケジュールだった場合は、レンタル料は20,000円と、なかなか気軽には支払いづらい金額になってしまいます。
このように海外用のWi-Fiレンタルは、海外に長期滞在する場合は、料金が高額になりやすいことを覚えておきましょう。
海外において、スマホやパソコンで通信を行うためには、海外用Wi-Fiレンタルを利用するほかにも次のような手段があります。
あなたにとってベストな通信手段を判断しやすくするためにも、これらの手段と海外用Wi-Fiレンタルがどう違うかを把握しておきましょう。
なお価格やデータ容量はプランにより異なるため、利便性及び設定の面で比較しています。
海外用Wi-Fiレンタル | 海外SIM購入 | |
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利便性 | ルーターを常に持ち歩く 必要がある |
(海外SIMを挿入した)スマホのみで利用できる |
設定 | 簡単 | やや難しい |
推奨滞在 期間 |
短期滞在推奨 | 長期滞在推奨 |
海外でデータ通信を行うための手段の一つに、渡航先で使えるSIMを購入するという方法があります。
海外用Wi-Fiレンタルの利便性は、海外SIMを購入する場合と比べると、やや劣ります。
お伝えしているように、海外用Wi-Fiレンタルを利用する際はルーターを常に持ち歩く必要があるためです。
一方で、海外SIMを購入する場合は、(購入した)海外SIMを挿入したスマホさえ携帯していれば、現地のモバイル回線で通信を行えます。テザリング機能を使えば、ほかの端末でもデータ通信が可能です。
ただ設定に関しては、海外用Wi-Fiをレンタルする場合より手順も多く、やや難しくなります。
また、大手サービスの利用料が日額制であることの多い海外用Wi-Fiレンタル*1に対して、海外SIMは数千円で2週間~1ヶ月間利用できるタイプ*2も多いです。
こういったことから、利便性はやや劣るものの海外に短期滞在の場合は簡単設定の海外用Wi-Fiのレンタル、少し設定の難易度は上がるものの海外に長期滞在する場合は、海外SIMを購入する方がおすすめです。
海外用Wi-Fiレンタル | 海外ローミング | |
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利便性 | ルーターを常に持ち歩く 必要がある |
(データローミング機能をオンにした)スマホのみで利用できる |
設定 | 簡単 | 簡単 |
推奨滞在 期間 |
短期滞在推奨 | 短期滞在推奨 |
海外での通信手段には、海外ローミングを使うという方法もあります。
海外用Wi-Fiレンタルの利便性は、海外ローミングには劣ってしまいます。
ルーターの持ち歩きが必要な海外用Wi-Fiレンタルとは違い、海外ローミングはスマホさえあればデータ通信が行えるからです。テザリング機能を使えば、ほかの端末でのデータ通信も可能です。
設定についても、海外用Wi-Fiレンタルを利用する場合と同じくらい簡単で、「データローミング」機能をONにするだけで利用できます。
また、海外用Wi-Fiレンタル*1と同様、海外ローミングの利用料は日額制*2である場合が多く、短期滞在なら高額になりづらいです。
こういったことから、短期滞在の予定で複数端末でのデータ通信やシェア利用が必要な場合は海外用Wi-Fiのレンタル、必要ない場合は海外ローミングの利用がおすすめです。
海外用Wi-Fiレンタル | フリーWi-Fi利用 | |
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利便性 | ルーターを持ち歩けば どこでも利用可能 |
Wi-Fi提供エリアでのスポット利用に限定される |
設定 | 簡単 | 簡単 |
推奨滞在 期間 |
短期滞在推奨 | — (滞在期間にかかわらず費用は無料) |
海外での通信手段として、渡航先のフリーWi-Fiを利用するという方法もあります。
海外用Wi-Fiレンタルの利便性は、フリーWi-Fiを利用する場合よりも、やや高いといえます。
というのも、海外用Wi-Fiをレンタルする場合、ルーターさえ持ち歩いていればどこでも通信を行えますが、フリーWi-Fiは、Wi-Fiを提供している場所でしか利用できないからです。
とはいえ、海外用Wi-Fiをレンタルする場合と同じく、Wi-Fiに接続するだけで簡単にデータ通信ができます。また大手サービスの利用料が日額制であることの多い海外用Wi-Fiレンタル*に対して、フリーWi-Fiという名のとおり料金もかかりません。
そのため、利便性を優先する場合は海外用Wi-Fiのレンタル、Wi-Fiスポットを熟知しているほど見知った土地に、手間も費用もかけずに滞在したい場合は、フリーWi-Fiを利用するのも一つの手です。
これまでご紹介した内容を踏まえると、海外用のWi-Fiをレンタルは、
「短期滞在で、なおかつ複数端末でのWi-Fi利用や、同行者とのシェア利用を希望する人」
におすすめです。
海外用Wi-Fiのレンタルは、利用期間が短いほどレンタル料を抑えやすいですし、メリットを見ればわかるように、複数端末での利用やシェア利用に便利なサービスだからです。
このため、たとえば以下のような予定や要望があるなら、ぜひ海外用のWi-Fiレンタルを利用してみてください。
Wi-Fiスポットに滞在していなくても作業が行える上、テザリングでスマホのバッテリーを消費させずに済むからおすすめ!
「作業をしたいからWi-Fiスポットへ行かなきゃ…」
「テザリングでパソコンをインターネット接続すると、スマホの充電がすぐに切れる…」
といった不便を感じずに済みます。
1人が利用の手続きを行えば、ほかの同行者には手間がかからない上、レンタル料を割り勘すれば1人あたりの負担が小さくて済むからおすすめ!
「通信事情に疎くて忙しい友人のために、通信手段くらいは手配してあげたい!」
「出費は抑えたいけど、家族全員がスマホでSNSを見たりメッセージアプリを使えるようにしてあげたい!」
といった要望が叶います。
こういった場合に海外用Wi-Fiをレンタルすれば、不自由なく手頃にWi-Fiを使えるので、渡航先でもあんしんして過ごせるはずですよ。
そのほかの通信手段の方が おすすめな場合は? |
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海外での滞在期間や、通信の仕方によっては、海外用Wi-Fiレンタル以外の通信手段が適している場合もあります。 たとえば以下のような長期滞在を予定しているなら、長期利用の場合でも代金が高額になりすぎない渡航先で使える海外SIM購入がおすすめです。
このほか、短期滞在の予定でも、
などの場合は、スマホさえあればいつでも・どこでもデータ通信が行える海外ローミングの利用がおすすめ。 もしあなたにとって、海外用のWi-Fiレンタル以外の通信手段が適している可能性が高いなら、以下の記事も参考に、よりよい通信手段を選んでくださいね。 |
渡航先での通信手段に海外用Wi-Fiレンタルを選んだら、次に必要なのが、実際にレンタルする海外用Wi-Fiルーター選びです。
海外用Wi-Fiレンタルを提供する会社はたくさんありますし、同じレンタル会社の中でも複数のプランが用意されている場合もあります。
そのような多くの選択肢の中から、あなたが快適に利用できる海外用Wi-Fiルーターをレンタルするためには、事前に以下の項目を確認する必要があります。
それぞれ、どう確認すればよいか、もう少し詳しくお伝えしますね。
まず、「渡航先が対象エリアとなっている海外用Wi-Fiルーターが提供されているか」という点を確認するようにしてください。
海外用Wi-Fiルーターは、対象エリアでしか利用できません。
このため、たとえばあなたがエチオピアへ行くなら、エチオピアが対象エリアとなっているルーターを選ぶ必要があるのです。
ルーターの対象エリアは、各レンタル会社Webサイトの、「料金プラン」や「対象(対応)エリア/国」ページで確認できるようになっています。
海外用Wi-Fiルーターの通信規格についても、確認が必要です。
これは、「3G、4G、5Gのどれが利用できるか」を確認するということ。
まずは、国・地域によって、使用できる規格が異なるため、対応しているものを選ぶようにしましょう。その中でも、ルーター(プラン)やレンタル会社によっては、3Gでしか通信できないこともあり、そのようなルーターを選ぶと通信速度に物足りなさを感じることになってしまいます。
サクサクと快適に通信を行うためには、いろいろなレンタル会社のルーターを見比べて、できるだけ4G以上で通信できるルーターを選ぶようにしましょう。
通信規格は、各レンタル会社Webサイトの、「料金プラン」や「対象(対応)エリア/国」ページで確認できるようになっています。
利用できるデータ容量も事前に確認し、現地でのWi-Fiの使い方に応じたちょうどよいプランを選ぶことも大切です。
1日あたりに使えるデータ容量は、数百MB〜無制限まで、海外用Wi-Fiレンタルのプランによってさまざまです。
もし500MB/1日のプランを選んで、その容量を超過すると、翌日まで通信ができなくなったり、速度制限が課されてしまいます。
かといって、無制限のプラン選んだのに1日あたり300MBしか使わないようでは、利用料がもったいないですよね。
こういったデータ容量の過不足を避けるため、
「3人でシェアするからデータ容量は無制限のプランにする」
「スマホとパソコンでWi-Fiを使うけど、パソコンでは日中にメールのやり取りをできればよいから1日あたり500MBのプランにする」
という風に、使い方に見合ったプランを選択するようにしましょう。
データ容量については、各レンタル会社Webサイトの、「料金プラン」ページで確認できるようになっています。
レンタルする海外用Wi-Fiルーターを、どのように受取・返却するかも確認しておきましょう。
ルーターの受取・返却方法には、以下のようにさまざまなパターンがあり、どの方法を利用できるかはレンタル会社によって異なります。
こうした方法について事前に確認し、あなたがより利用しやすい方法でスムーズに受取・返却を済ませましょう。
ルーターの受取・返却方法は、各レンタル会社Webサイトの、「受取・返却(について)」や「ご利用の流れ」ページなどで確認できるはずです。
レンタル会社のサポート体制も確認しておくべきポイントです。
レンタル会社によってサポート体制は異なり、メールやメッセージによるサポートを提供している会社もあれば、24時間電話や通話アプリで問い合わせが可能な会社もあります。
各社がどのようなサポートを提供しているか事前に確認し、あなたがあんしんして利用できるレンタル会社を選択するようにしましょう。
サポート体制については、各レンタル会社Webサイトの、「Q&A(よくある質問)」や「お問い合わせ」ページなどで確認できることが多いです。
また、手厚いサポートを行っているレンタル会社なら、公式サイトのトップページに案内が記載されていることもありますよ。
ルーターや付属機器類の盗難・紛失・破損などに対する補償があるかどうかも確認しておきましょう。
多くのレンタル会社では、機器類の弁済が必要となる事態への補償をオプションとして提供しています。
そのようなオプションをつけておけば、たとえばレンタル品をなくしてしまっても、弁済費用のほとんど、あるいは全額が免除されます。
オプションなので追加で料金を支払う必要はありますが、基本的には万が一への備えとして補償はつけておくべきです。
そのため、補償の有無や内容、金額などを確認した上で、利用する海外Wi-Fiルーターを選ぶようにしましょう。
補償については、各レンタル会社Webサイトの「料金プラン」ページから、「オプション」の項目をチェックしてみてください。
最後に、海外用Wi-Fiのレンタル料金がいくらになるのかを確認しておきましょう。
料金はレンタル会社ごとに異なりますし、同じレンタル会社のルーターでも、利用できるデータ容量によって変動します。
データ容量やサポート、補償などが十分で、使ってみたいと検討している海外用Wi-Fiルーターが予算内でレンタルできるかどうかを最後に確認してみてください。
料金は、各レンタル会社Webサイトの「料金プラン」ページに1日ごとの料金を記載してあることが多いです。
海外用Wi-Fiレンタルを実際に利用する前に、利用手順についても把握しておきたいところですよね。
といっても、その手順はさほど複雑ではなく、例えば以下のように申込みから返却まで4ステップで完了できます。
STEP① 申込み |
レンタル会社Webサイトの申込みフォームに、氏名や連絡先、渡航期間、支払い情報などを入力して申込みを行う。 |
STEP② 受取 |
Wi-Fiルーターをはじめ、充電ケーブルやアダプタなどのレンタル品一式を受取る。 受取方法には、空港内カウンターでの受取、自宅への配送、コンビニや駅など特定施設での受取といったパターンがある。 |
STEP③ 利用開始 |
現地到着後、Wi-Fiルーターの電源を入れるとスマホやパソコンなどの端末からWi-Fiの利用が可能に。 |
STEP④ 返却 |
帰国後は、速やかにレンタル品一式を返却する。 返却方法には、空港内カウンターでの返却、指定場所への郵送、コンビニや駅など特定施設での返却といったパターンがある。 |
このように手順はシンプルなので、あまり迷うことなく利用できるはずです。
海外用Wi-Fiレンタルは、ご覧になったとおりシンプルな手順で利用できますが、利用する際には以下のことに注意してください。
こうした注意点を守ることで、必要なときにWi-Fiが利用できなかったり、ムダな支払いを発生させずに済みます。
それぞれの注意点について、もう少し詳しく見ておきましょう。
スマホは、データローミング機能をOFFにしておいてください。
データローミングがONになっていると、モバイル回線を使った通信も可能になってしまい、ご契約中のキャリアから後日、高額な利用料を請求されるおそれがあるからです。
海外用Wi-Fiのレンタルを利用しているのであれば、わざわざモバイル回線でデータ通信を行う必要はないので、出国前にデータローミングはOFFに設定しておきましょう。
※電話の発着信を利用しない場合は、モバイルデータ通信自体をOFFにしておきましょう。
データローミングは、以下の手順でOFFにできます。
設定アプリを開き、「モバイル通信」>「通信のオプション」の順にタップ。
「データローミング」をOFFに切り替える。(以下の画像と同じ状態にする。)
設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」 の順にタップ。
「データローミング」をOFFに切り替える。(以下の画像と同じ状態にする。)
1日に利用できるデータ容量に上限がある海外用Wi-Fiルーターを選んだ場合は、バックグラウンドで勝手に通信を行わないようにスマホを設定しておくことも重要です。
スマホは、設定によってはWi-Fi接続時に自動でアプリをアップデートしたり、データのバックアップをクラウド上に保管したりします。
普段、自宅のWi-Fiに接続していときには便利ですが、データ容量に上限があるルーターを利用する場合はデータ容量が不足するおそれがあるので、そのような通信を行わないよう設定しておきましょう。
具体的には、以下のような設定が必要となります。
こうした設定を出国直前に済ませて、帰国後は元の設定に戻しておきましょう。
渡航先では、Wi-Fiルーターをこまめに充電するようにしてください。
Wi-Fiルーターは、基本的には充電式で、1日中稼働させることはできない場合が多いからです。
このため、ホテルなど電源が使える場所では忘れずに充電を行い、必要なときにバッテリーが切れていることのないようにしましょう。
また、半日以上出歩く場合は、充電ケーブル・アダプタや、モバイルバッテリーもルーターと一緒に持ち歩くとあんしんです。
レンタルした海外用Wi-Fiの返却期限は、必ず守りましょう。
期限を過ぎてしまうと、ルーターを使用していなくても延滞料金を支払わなくてはなりません。
そのようなムダな支払いを避けるためにも、しっかりと期限内に返却を行ってください。特に、空港以外の施設や郵送での返却を行う場合はうっかり返却を忘れてしまいがちです。
もし心配なら、申込み後すぐに、リマインダーやアラームをセットしておくのもおすすめですよ。
海外でスマホを使う方法や設定について、詳しくは下記の記事でも紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
「【韓国台湾ハワイでも】海外旅行にはeSIMがおすすめ!メリットと手順を紹介」
海外で快適にスマホを使いたいならahamoがおすすめ! |
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「海外でも快適に、スムーズにスマホを使いたい!」 という場合は、ドコモの料金プラン「ahamo」がおすすめです。 ahamoをご契約されている場合、申込みや追加料金不要で、海外91の国・地域でのパケット通信も20GBまでのデータ通信が可能です。 現地に到着後、「データローミング」をONにするだけで、スマホをそのまま使えて、テザリングもご利用になれます。 国内での利用についても、ドコモ回線でたっぷり20GBを使えて、月額料金は2,970円(税込)*1*2*3。
海外でも日本にいるときと変わらずスマホを使いたいなら、うれしいポイントがそろったahamoにしてみませんか? その他、ahamoのメリットや乗り換えにおすすめのタイミングなどは下記の記事で紹介しています。 「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」 ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。 「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」 |
海外用Wi-Fiのレンタルについて、その全容がおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
海外での通信手段として、海外用Wi-Fiレンタルを利用することには、以下のようなメリットがあります。
海外用Wi-Fiレンタルを利用する メリット |
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その一方で、次のようなデメリットもあります。
海外用Wi-Fiレンタルを利用する デメリット |
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海外用のWi-Fiをレンタルは、「短期滞在で、なおかつ複数端末でのWi-Fi利用や、同行者とのシェア利用を希望する人」におすすめです。
レンタルするWi-Fiルーターを選ぶときには、以下の項目を確認するようにしましょう。
海外での通信手段はいくつかありますが、複数端末でのWi-Fi利用や、同行する家族や友人とのシェア利用をしたいなら、今回の記事を参考に海外用Wi-Fiレンタルを利用してみてくださいね。