SIMカードの電話番号は、MNPによる乗り換えで引き継ぎができるよ!はじめてでも手順を知っておくとスムーズに乗り換えしやすくなるから、ひとつずつステップを確認していこう。
「今使っているSIMカードの電話番号を引き継ぎたい」と考えているなら、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)と呼ばれる仕組みを利用して、携帯電話会社を乗り換えます。
「MNP」と聞くと耳慣れないこともあるかもしれませんが、手続きは難しくありません。
特に対象事業者間でのWeb乗り換えでは、乗り換え先の携帯電話会社に直接申込みして契約すれば、電話番号が引き継げます。
この記事では、乗り換えでSIMカードの電話番号を引き継ぐ方法を解説します。記事の後半では、電話番号を新たに取得する方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
SIMカードの電話番号を引き継ぐには、電話番号はそのままで乗り換えができる「MNP」という仕組みを利用します。
MNPで携帯電話会社を乗り換える方法は、以下の2つです。
MNPで携帯電話会社を乗り換える方法 |
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MNPワンストップは、対象事業者間で利用でき、Web上で乗り換え先に直接申込みができます。
一方、店頭申込みや対象事業者以外の乗り換えなど、MNPワンストップが利用できないケースでは、MNP予約番号を使う方法で電話番号を引き継いで乗り換えが可能です。
MNPについて、詳しくは「MNPとは?携帯電話会社の乗り換え手順やメリット・注意点をわかりやすく解説」でご確認ください。
それぞれの方法について、以下で詳しく見ていきましょう。
MNPワンストップは、対象事業者から対象事業者への乗り換えを、Web上から申込むときに利用できる乗り換え方法です。
MNPワンストップの対象事業者は、以下のページから確認できます。
携帯電話ポータルサイト(総務省)
MNPワンストップの乗り換え手順は、次のとおりです。
MNPワンストップの乗り換え手順 | |
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STEP① | 乗り換え先のWebサイトから申込む |
STEP② | 申込み完了後、SIMカードなどが自宅に届く |
STEP③ | 開通手続きを行う(乗り換え元の回線は自動的に解約される) |
STEP④ | 初期設定を完了させて利用を開始する |
MNP予約番号による方法とは異なり、乗り換え元での事前準備は必要なく、乗り換え先のWebサイトから直接申込みが可能です。
乗り換え先のWebサイトでの申込み手続きの途中で、乗り換え元のWebサイトへ自動的に遷移し、解約にあたっての重要事項説明が表示されます。
確認後は再び乗り換え先のWebサイトへ自動的に遷移するので、引き続き入力を進めて、申込みを完了させましょう。
申込みが完了し、後日SIMカードが自宅に届いたら、開通手続きや初期設定(SIMカードの取り付け、APN設定など)を実施して、利用を開始する流れです。
なお、上記はSIMカードの場合の流れです。eSIMを選んだ場合は、申込み完了後にオンライン上でそのまま開通手続きや初期設定を進められます。
MNPワンストップ、eSIMについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「MNPワンストップとは?従来との違いをわかりやすく解説」
「eSIMとは?メリット・デメリットや活用方法をわかりやすく解説」
「eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説」
以下のようなMNPワンストップが利用できないケースでは、MNP予約番号による乗り換えで電話番号が引き継げます。
MNPワンストップが利用できないケース |
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MNP予約番号による乗り換えの手順は、次のとおりです。
MNP予約番号による乗り換えの手順 | |
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STEP① | 乗り換え元で「MNP予約番号」を取得する |
STEP② | 乗り換え先のWebサイトや店頭などから申込む(MNP予約番号を申請) |
STEP③ | SIMカードを受け取る(Web申込みの場合は郵送) |
STEP④ | 開通手続きを行う(乗り換え元の回線は自動的に解約される) |
STEP⑤ | 初期設定を完了させて利用を開始する |
MNP予約番号は、Webページ、電話窓口、店頭などから事前に乗り換え元の携帯電話会社で取得します。
MNP予約番号の取得方法について、詳しくは「MNP予約番号とは?WEB・電話での取得方法や注意点を詳しく解説」でご確認ください。
番号取得後は、乗り換え先のWebサイトや店頭から申込みを行います。手続きのなかでMNP予約番号の申請が必要になるので、確認できるように準備しておきましょう。
申込みが完了してSIMカードを受け取ったら、開通手続きや初期設定(SIMカードの取り付け、APN設定など)を実施して、利用を開始する流れです。
Web申込みでは、後日郵送でSIMカードを受け取り、Webサイトなどの案内にしたがって初期設定を行います。
なお、MNP予約番号による乗り換えでも、eSIMを選んだ場合は、申込み完了後にオンライン上でそのまま開通手続きや初期設定を進められます。
SIMカードの電話番号を引き継ぐときの注意点も確認しておきましょう。
SIMカードの電話番号を引き継ぐときの注意点 |
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前述のとおり、MNPワンストップは対象事業者間でのみ利用できます。
対象事業者以外の携帯電話会社から乗り換える場合や、対象事業者以外の携帯電話会社へ乗り換える場合には、MNPワンストップを利用できません。事前に対象事業者をよく確認しておきましょう。
MNPワンストップの対象事業者は、以下のページから確認できます。
携帯電話ポータルサイト(総務省)
MNP予約番号には15日間の有効期限があります。有効期限が切れると失効となり、再発行が必要です。
また、乗り換え先によっては有効期限の残り日数に条件を設けているところもあるので、事前に確認しておきましょう。たとえば、ahamoへ乗り換える場合、MNP予約番号の有効期限は10日以上の残り日数が必要です。
MNP予約番号の有効期限について、詳しくは「MNP予約番号の有効期限はどれくらい?期限が過ぎたらどうなるかも解説」でご確認ください。
他社に乗り換えた後も、手持ちのスマホを引き続き利用したい場合は「SIMロック」がかかっていないか確認しておく必要があります。
SIMロックは、携帯電話会社が自社回線でのみスマホを使用できるように、端末にロックをかけるものです。SIMロックがかかっているスマホを他社回線で利用したいときは、ロック解除の手続きが必要です。
2021年10月1日以降に発売されたスマホは、原則としてSIMロックが禁止となりましたが、それ以前に発売されたスマホをお持ちの場合は、ロック解除が必要になることがあります。
SIMロック解除は、Webや店頭などから手続きが可能です。
SIMロック解除について、詳しくは「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」でご確認ください。
電話番号を新たに取得したい場合は、新規契約でMNPを利用せずに契約します。
「電話番号を変更して、今の契約先からほかの契約先へ変更したい」と考えている場合は、新規契約完了後に、契約中の回線の解約まで進めていきましょう。
新規契約で新たに電話番号を取得する手順 | |
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STEP① | 新たに契約する携帯電話会社に申込む |
STEP② | 申込み完了後、SIMカードが自宅に届く |
STEP③ | 開通手続きを行う |
STEP④ | 初期設定を完了させて利用を開始する |
STEP⑤ | 今まで契約していた携帯電話会社を解約する(必要な場合のみ) |
Webや店頭から新規契約を選んで申込み後、SIMカードを受け取ったら、開通手続きや初期設定(SIMカードの取り付け、APN設定など)を実施して、利用を開始する流れです。Web申込みでは、後日郵送でSIMカードを受け取ります。
郵送不要のeSIMを利用する場合は、申込み完了後、オンライン上でそのまま開通手続きや初期設定を進められます。
また、メインの回線を新規契約した携帯電話会社に切り替えて、今まで契約していた回線を今後利用しない場合は、解約手続きをしておきましょう。
スマホで回線が利用できない期間をつくりたくない場合は、新規契約した回線を利用開始した後に解約を進めてください。
SIMカードの電話番号についてよくある質問をまとめています。
iPhoneのSIMカードの電話番号は、以下の方法で確認できます。
AndroidのSIMカードの電話番号は、「設定」>「デバイス情報」をタップして進み、「電話番号」の項目を見ると確認できます。
SIM(SIMカード/eSIM)の機能別の分類としては、音声通話SIM、SMS付きSIM、データ通信SIMの3種類があります。各SIMの種類で利用できる機能は、次のとおりです。
SIMの種類 | 通話 | SMS | データ通信 |
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音声通話SIM | ○ | ○ | ○ |
SMS付きSIM | × | ○ | ○ |
データ通信SIM | × | × | ○ |
いずれのSIMも電話番号自体は割り振られていますが、「データ通信SIM」では音声通話やSMSは利用できません。
「SMS付きSIM」は、データ通信に加えてSMSが利用できます。電話番号はSMSの機能でのみ利用でき、音声通話は利用できません。
「音声通話SIM」は、ここまでのMNPの方法などで紹介してきた通常のSIMカードのことです。音声通話やSMSで電話番号が利用でき、データ通信にも対応しています。
SIMカードについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「SIMカードとは?初心者向けに役割や選び方、交換方法をわかりやすく解説」
「SIMカードの入れ替えは自分でできる?方法や注意点を解説」
携帯電話会社の乗り換えを考えているなら、ドコモのモバイルサービス「ahamo」がおすすめです。
ahamoは月額2,970円(税込)※1で30GBが使えるシンプルワンプランなので、プラン選びで迷わずにスマホを利用できます。ahamoの主なメリットは、次のとおりです。
「大盛りオプション」に加入すれば毎月合計110GBの利用も可能です。ギガを気にせず気兼ねなく使いたい人も、たっぷり動画やSNSが楽しめます。
パソコンやタブレットなどに通信をシェアできる「テザリング」も無料で利用できます。外出先でのWi-Fiとしての利用はもちろん、自宅のWi-Fi代わりとしても活用が可能です。
ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。
「100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介」
「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」
また、ahamoでは5分以内の国内通話は何度でも無料※3です。家族や友人とのちょっとした連絡は無料通話でカバーできます。
そのほかahamoでは、海外ローミングも無料※4※5※6で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※7のエリアをカバーしています。
海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホを海外でもそのまま使用することが可能です。
海外ローミングや海外でスマホを使う方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。
「データローミング(海外ローミング)とは?オンオフの設定方法や利用時の注意点を解説」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?高額請求を避けるために必要なことを解説」
ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
なお、ahamoへ申込む際に店頭サポートをご希望される場合は、別途有料のサポートをお申込みいただく必要があります※8。
ここまで、SIMカードの電話番号を引き継ぐ方法について解説しました。
乗り換えでSIMカードの電話番号を引き継ぐためには、以下のいずれかの方法で「MNP」を利用して携帯電話会社を乗り換えます。
MNPワンストップの乗り換え手順 | |
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STEP① | 乗り換え先のWebサイトから申込む |
STEP② | 申込み完了後、SIMカードなどが自宅に届く |
STEP③ | 開通手続きを行う(乗り換え元の回線は自動的に解約される) |
STEP④ | 初期設定を完了させて利用を開始する |
MNP予約番号による乗り換えの手順 | |
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STEP① | 乗り換え元で「MNP予約番号」を取得する |
STEP② | 乗り換え先のWebサイトや店頭などから申込む(MNP予約番号を申請) |
STEP③ | SIMカードを受け取る(Web申込みの場合は郵送) |
STEP④ | 開通手続きを行う(乗り換え元の回線は自動的に解約される) |
STEP⑤ | 初期設定を完了させて利用を開始する |
電話番号を新たに取得して携帯電話会社を変更したい場合は、新規契約の契約種別で契約を行います。
電話番号の引き継ぎや新規取得の方法を知って、スムーズに乗り換えや新規契約を進めていきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。