台湾旅行に行くなら、現地でスマホを使うために、事前に準備をしておこう。海外ローミングの準備をしておけば、台湾でもいつものスマホで通信ができるよ。そのほか、モバイルルーターや海外SIMを利用する方法もあるね。台湾旅行でスマホを使う方法を解説していくよ!
台湾は、グルメや景観、治安の良さなど魅力が多く、人気の高い旅行先です。東京から約4時間とアクセスも抜群で、週末に弾丸で台湾を訪れる方も少なくありません。
台湾旅行に向けて準備を進めるなかで、現地でスマホを使う方法を調べている方もいるのではないでしょうか。
台湾でのスマホの通信手段には、海外ローミング、モバイルルーター、フリーWi-Fi、海外SIMなどがあります。
この記事では、台湾旅行でスマホを使う4つの方法や設定方法、台湾での通信・通話の料金の一例などを紹介します。
地図アプリの使用や観光スポットの検索など、現地でも通信が必要な場面は多いため、ぜひ基本知識を押さえて事前に準備しておきましょう。
まずは、台湾旅行でスマホの通信を利用するための4つの方法を見ていきましょう。
台湾旅行でスマホを使う方法 |
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海外ローミングとは、日本で契約しているスマホのキャリアを介し、渡航先のモバイル回線を使って通信することです。
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといったキャリアは、海外ローミングによる台湾での通信に対応しています。
海外ローミングは、事前に申し込みと設定をすれば、台湾でもいつものスマホでそのまま通信できます。
携帯電話会社や料金プランによっては、申し込みや追加料金不要で海外ローミングが利用できるところもあり、手間や費用が節約できる場合があるのも大きなメリットです。
海外ローミングについて、詳しくは「データローミング(海外ローミング)とは?オンオフの設定方法や利用時の注意点を解説」でご確認ください。
台湾で通信できる海外用のモバイルルーターをレンタルする方法もあります。モバイルルーターは、郵送や空港カウンターなどで受取・返却が可能です。
基本的に難しい設定はなく、電源をオンにすれば台湾でもWi-Fiが使えます。パソコンやタブレットなどに通信をシェアしやすいのも、モバイルルーターのメリットです。
ただし、通信するためには、モバイルルーターの持ち歩きが必要なので、荷物は増えてしまいます。また、モバイルルーター本体に加え、電源アダプタ/ケーブル、電源変換プラグなどレンタル品一式を台湾に持ち込む必要があります。
海外用Wi-Fiレンタルについて、詳しくは「「海外用Wi-Fiレンタル」はおすすめ?メリット・デメリットや他の通信手段も紹介」でご確認ください。
渡航先のフリーWi-Fiを利用して通信する方法もあります。
台湾には、政府が提供するフリーWi-Fi「iTaiwan(愛台湾)」があります。iTaiwan のサービスとして、1万か所を超えるWiFiスポットが整備されています。
海外ローミングやこの後紹介する海外SIMの場合は、フリーWi-Fiを併用すると、モバイルデータ通信量が節約できます。
また、モバイルルーターも、料金プランによってはデータ通信量の上限があるため、フリーWi-Fiを併用するのはおすすめの方法です。
渡航先で使えるプリペイド式のSIMカード(海外SIM)を購入する方法もあります。
プリペイド式のSIMカードを入手する方法は以下のとおりです。
SIMカードは、データ通信専用や通話付きなど、通信・通話の対応状況も商品によって異なります。購入する際は、使えるギガ数や期間、サービス詳細をチェックしましょう。
SIMカードや海外SIMについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「SIMカードとは?基礎知識から選び方・交換方法までわかりやすく解説」
「海外SIMとは?利便性・コスト面のメリットから渡航時の使い方まで」
台湾で通信を利用するためには、事前に端末の設定が必要です。
台湾旅行でスマホを使うときの端末の設定方法を、海外ローミング、モバイルルーター/フリーWi-Fi、プリペイド式のSIMカードのそれぞれについて紹介します。
台湾旅行でスマホを使うときの設定方法 |
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なお、海外でスマホを使う際の設定方法については、「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」でも紹介しています。
海外ローミングを利用するためには、スマホのデータローミングをオンに切り替える設定が必要です。iPhoneとAndroid、それぞれの設定方法は次のとおりです※。
iPhoneの海外ローミングの設定手順 | |
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STEP① | 「設定」を開く |
STEP② | 「モバイル通信」>「通信のオプション」を順に選択 |
STEP③ | 「データローミング」をオンに切り替える |
STEP④ | 帰国したら「データローミング」をオフに切り替える |
Androidの海外ローミングの設定手順一例 | |
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STEP① | 「設定」を開く |
STEP② | 「ネットワークとインターネット」または「接続」>「モバイルネットワーク」を順に選択 |
STEP③ | 「データローミング」をオンに切り替える |
STEP④ | 帰国したら「データローミング」をオフに切り替える |
Wi-Fiの接続設定とあわせて、サービスの申し込みが必要な場合があります。サービスの申し込みなしで海外ローミングを利用すると、高額な通信料金の請求につながる可能性もあるので十分に注意をしてください。
台湾での通信手段として、モバイルルーターやフリーWi-Fiを利用するときの設定方法を紹介します。
設定をするのは、モバイルデータ通信、海外ローミング、Wi-Fiの3つです。
Wi-Fiと電話を利用するなら、「モバイルデータ通信オン・海外ローミングオフ・Wi-Fiオン」で設定します。
Wi-Fiだけを利用する(電話を利用しない)なら、「モバイルデータ通信と海外ローミングオフ・Wi-Fiオン」で設定します。
項目 | Wi-Fiと電話を利用する | Wi-Fiだけ(電話を利用しない) |
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モバイルデータ通信 | オン | オフ |
海外ローミング | オフ | オフ |
Wi-Fi | オン | オン |
海外ローミングを利用する予定がない場合は、設定をオフにして料金の発生を避けましょう。
なお、Wi-Fiへ接続する際は、スマホの設定画面のWi-Fi一覧から該当のネットワークを選択して、接続します。
モバイルルーターのSSID(ネットワーク名)とパスワードは、本体のシールや付属品などに記載されていることが多いです。
フリーWi-Fiへ接続する際は、Wi-Fiネットワークを選択後、ブラウザを開いて接続のためのボタンをタップするなどの操作が必要な場合があります。接続手順の詳細は、利用するサービスの公式サイトなどでご確認ください。
プリペイド式のSIMカードを台湾で利用する場合は、商品の購入後、付属のガイドなどにしたがって設定(APN設定など)を進めます。
なお、端末にSIMロックがかかっている場合は、事前にSIMロックの解除が必要です。SIMロックの有無の確認やロック解除は、各キャリアの会員ページから手続きできます。
SIMロック解除について、詳しくは「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」でご確認ください。
SIMロックがかかっていないSIMフリースマホについては、下記の記事で紹介しています。気になる方はぜひあわせてご覧ください。
「SIMフリーとは?メリット・デメリットをわかりやすく紹介」
「SIMフリースマホとは?メリット・注意点や入手方法を解説」
台湾旅行で、携帯電話会社のサービスを使って通信・通話をする場合、いくらぐらいの料金がかかるのか、気になっている方もいるかもしれません。
台湾旅行で海外ローミング・国際電話を利用するときの具体的な料金を、NTTドコモを例に見ていきましょう。
NTTドコモでは、海外ローミングの定額サービスとして「世界そのままギガ※1」を提供しています※2。
料金は渡航先の国・地域によって異なります。台湾は利用期間に応じて割引が適用される「国・地域限定割プラン※3」の対象で、台湾での利用料金を一部抜粋すると次のとおりです。
利用期間 | 定額料 |
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1時間 | 200円 |
24時間 | 980円 |
3日間 | 2,480円 |
7日間 | 5,280円 |
1日刻みで料金が設定されていて、ぴったりの日数で利用できます。1時間あたり200円での利用も可能です。
台湾での国際電話の料金は、NTTドコモ(iPhone 15)の場合、次のとおりです。
音声通話(1分あたり) | |||
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発信する場合 | 滞在国内 | 日本向け | そのほかの国向け |
75円 | 175円 | 265円 | |
着信する場合 | 145円 |
台湾国内向けの発信は75円/分、日本向けは175円/分、そのほかの国向けは265円/分です。
なお、国際電話では着信の際も通話料金が必要で、台湾滞在中の場合は145円/分です。
海外でスマホを使う方法について、詳しくは下記の記事でも紹介しています。国によって料金相場などは異なるため、気になる旅行先で事前に調べてみるといいでしょう。
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「韓国旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説」
最近は、「eSIM」で海外ローミングの回線を手軽に契約できるようになってきています。台湾旅行に向けて回線の乗り換えや追加を考えているなら、eSIMが便利です。
eSIMはスマホ本体に埋め込まれた内蔵型のSIMのことです。
従来から使われているSIMカードは、オンライン申し込みの場合、郵送での受け取りのために日数がかかります。
eSIMであれば、オンライン申し込みでも郵送不要で最短即日※などのスピード開通が可能です。
また、最近では多くの機種が、1台のスマホで2つの回線を利用できるデュアルSIMに対応しています。eSIMを組み合わせることでデュアルSIMが実現できる機種も多いです。
現在契約中の回線に加えて、海外ローミングが使いやすいeSIMを追加する方法もあるので、海外での通信手段を探している方は、選択肢として検討することをおすすめします。
海外旅行でのeSIMの利用について、詳しくは「海外旅行にはeSIMがおすすめ!メリット・デメリットや利用手順を解説」でご確認ください。
eSIM、デュアルSIMについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「eSIMとは?メリット・デメリットや活用方法をわかりやすく解説」
「eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説」
「デュアルSIMとは?活用方法とメリット・注意点を紹介」
台湾旅行でスマホを使うなら、ahamoへの乗り換えがおすすめです。
ahamoでは月額2,970円(税込)の料金内で海外ローミングを利用でき※1※2※3、毎月30GBのデータ容量を利用して、海外でもいつものスマホを使えます※4※5。ahamoの海外ローミングは台湾を含む海外91の国・地域で利用でき、日本人の渡航先約98%※6をカバーしています。
ahamoのプランの基本情報は以下のとおりです。
データ容量 | 30GB |
基本料金 | 2,970円(税込) |
通話(日本国内の通話) | 5分以内なら無料 ※超過後 22円/30秒(税込) |
海外データ通信 | 30GBまで無料 |
テザリング | 無料 |
シンプルワンプランで、迷わずプランが選べるのは大きな魅力です。
日本国内での通話は5分以内なら何度でも無料で利用でき、家族や友人とも5分以内の短い通話であれば、無料通話でカバーできます。
また、テザリングも無料で利用できるため、スマホやパソコンへ通信のシェアも可能です。
そのほか、ahamoのメリットや乗り換えにおすすめのタイミングなどは下記の記事で紹介しています。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は自分で機種変更できる!手続き方法や注意点を解説」
ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
台湾旅行でスマホを使う方法はおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
台湾旅行でスマホの通信を使う方法は、主に以下の4つです。
台湾旅行でスマホを使う方法 |
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海外ローミングを利用する際の、スマホの設定方法は次のとおりです※。
iPhoneの海外ローミングの設定手順 | |
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STEP① | 「設定」を開く |
STEP② | 「モバイル通信」>「通信のオプション」を順に選択 |
STEP③ | 「データローミング」をオンに切り替える |
STEP④ | 帰国したら「データローミング」をオフに切り替える |
Androidの海外ローミングの設定手順一例 | |
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STEP① | 「設定」を開く |
STEP② | 「ネットワークとインターネット」または「接続」>「モバイルネットワーク」を順に選択 |
STEP③ | 「データローミング」をオンに切り替える |
STEP④ | 帰国したら「データローミング」をオフに切り替える |
海外ローミングの回線はeSIMを利用して、簡単に契約することもできます。ぜひ自分に合った通信手段を準備して、台湾旅行でも快適に通信できるようにしましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。