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MNP予約番号とは?WEB・電話での取得方法や注意点を詳しく解説

MNP予約番号とは?WEB・電話での取得方法や注意点を詳しく解説

「MNP予約番号」って聞いたことがあるけど、何に必要な番号なのかな?携帯会社や料金プランの乗り換えを考えているなら、発行方法や注意点は確認しておこうね!

ahamoくん

MNP予約番号は、今お使いの電話番号を乗り換え先の携帯電話会社でもそのまま使うために必要な番号です。

乗り換え手続きを調べるなかで「MNP予約番号」という言葉を目にし、「どんな番号なのか?」「どこで入手できるのか?」、気になっている方もいるかもしれません。

この記事では、MNP予約番号とは何か、発行方法や乗り換えの注意点などを解説します。MNP予約番号を理解して、スムーズに乗り換えを進めていきましょう。

1.MNP予約番号とは

MNP(エムエヌピー)は、Mobile Number Portabilityの略称で、電話番号を変えずにスマホのキャリアを他社に乗り換えられる制度のことです。

MNPで乗り換えれば、今お使いの電話番号を乗り換え先でも引き続き利用できます。

MNP予約番号は、MNPでキャリアを乗り換えるときに必要な番号です。

乗り換え元でMNP予約番号を発行し、乗り換え先で番号を申請して申し込むことで、電話番号が引き継げます。

MNPについて、詳しくは「MNPとは?乗り換え手順や10の注意点をわかりやすく解説!」でご確認ください。

なお、2023年5月にMNPワンストップの制度がスタートし、対象事業者間ではMNP予約番号なしでも乗り換えができるようになりました。MNPワンストップについては、記事の後半で詳しく紹介します。

2.MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号取得のための窓口としては、WEB、電話、店舗の3種類があります。

WEB手続きのみ受け付けている場合もあり、取得方法は各キャリアで異なります。以下では、いくつかのキャリアを例にMNP予約番号の取得方法を紹介します。

2-1.【WEB】MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号は、各キャリアの会員ページから取得が可能です。

ドコモは「My docomo」、auは「My au」、ソフトバンクは「My SoftBank」、楽天モバイルは「my 楽天モバイル」から、それぞれMNP予約番号が取得できます。

各キャリアのMNPに関するページから手順を確認の上、手続きを進めていきましょう。

ドコモのMNPに関するページ
auのMNPに関するページ
ソフトバンクのMNPに関するページ
楽天モバイルのMNPに関するページ
UQモバイルのMNPに関するページ
ワイモバイルのMNPに関するページ

  • 2024年11月26日時点

2-2.【電話】MNP予約番号の取得方法

電話窓口でもMNP予約番号が取得可能です。受付時間内に電話して手続きを行ってください。

キャリア 電話番号 受付時間
ドコモ ドコモの携帯電話から: 151
一般電話から:0120-800-000
午前9時~午後8時
au 0077-75470
(携帯電話・一般電話 共通)
午前9時~午後8時
ソフトバンク ソフトバンク携帯電話から:*5533
フリーコール:0800-100-5533
午前9時~午後8時
UQモバイル 0120-001-659 午前9時~午後8時
ワイモバイル 0800-222-8449 午前9時~午後8時
  • 連絡先などが変更になる場合があります。詳細は各社にお問い合わせください。
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2-3.【店舗】MNP予約番号の取得方法

ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイル、ワイモバイルでは、店舗でもMNP予約番号を取得できます。来店予約の上、来店して手続きをしましょう。

各キャリアの店舗検索は以下のページから可能です。店舗検索から各店舗のページに進むと来店予約もできます。

ドコモの店舗検索のページ
auの店舗検索のページ
ソフトバンクの店舗検索のページ
UQモバイルの店舗検索のページ
ワイモバイルの店舗検索のページ

3.MNP予約番号の手続きにおける注意点

MNP予約番号の手続きにおける注意点

MNP予約番号の手続きにおける注意点としては、以下の2つが挙げられます。それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

MNP予約番号の手続きにおける注意点
  • MNP予約番号には有効期限がある
  • MNPは乗り換え元での解約手続きを行わない

3-1.MNP予約番号には有効期限がある

MNP予約番号には通常、取得日を含めて15日間の有効期限があり、有効期限が切れると再度発行が必要になります。

乗り換え先によっては有効期限の残り日数に条件を設けているところもあるので、事前に確認しておきましょう。たとえば、ahamoへ乗り換える場合、MNP予約番号の有効期限は10日以上の残り日数が必要です。

3-2.MNPは乗り換え元での解約手続きを行わない

MNPでは、申し込み後に開通手続きをして乗り換え先の回線に切り替わると、乗り換え元の回線が自動的に解約されます。

そのため、利用者自身で乗り換え元の解約手続きをする必要はありません。

利用者自身で解約手続きを行うと、電話番号を引き継げないので注意しましょう。

4.携帯電話会社の乗り換え(MNP)にかかる費用

携帯電話会社の乗り換え(MNP)にかかる費用としては、主に以下が挙げられます。

MNPにかかる費用 費用の概要
契約解除料(解約金) 乗り換え前の回線を解約するときの費用
契約事務手数料 新たに利用する回線を契約するときの手数料
SIMカード発行手数料 SIMカードを発行するときの手数料
スマホの購入費用 契約とセットでスマホを購入する場合の購入費用

手続きにかかる費用としては、契約解除料、契約事務手数料、SIMカード発行手数料などが挙げられます。各費用は携帯電話会社によっては無料のことも多いです。

契約事務手数料は、契約の際に支払う手数料です。たとえば、ドコモ、au、ソフトバンクを店頭で契約する場合には、3,850円の契約事務手数料がかかります。

手続きの費用のほか、スマホをセット購入する場合は、スマホ本体の購入費用の支払いも必要です。特に一括払いでは初期費用として負担が大きいため、費用として見積もっておきましょう。

5.MNP予約番号不要の「MNPワンストップ」が2023年5月にスタート

MNPワンストップとは、2023年5月24日からスタートしたMNPの方式です。

従来からある仕組みでは、乗り換え先で同じ電話番号を継続して使用する場合、MNP予約番号を発行する必要がありました。

2023年5月に開始のMNPワンストップでは、対象事業者間の乗り換えであれば、MNP予約番号は不要です。乗り換え先に直接申し込むところから手続きを開始できます。

2024年9月末時点でのMNPワンストップ対象事業者は次のとおりです。

  • NTTドコモ
  • NTTドコモ(ahamo)
  • KDDI/沖縄セルラー電話(au)
  • KDDI/沖縄セルラー電話(UQ mobile)
  • KDDI/沖縄セルラー電話(povo)
  • ソフトバンク
  • ソフトバンク (Y!mobile)
  • ソフトバンク (LINEMO)
  • 楽天モバイル
  • 日本通信
  • オプテージ
  • センターモバイル
  • ゼロモバイル(LPモバイル)
  • インターネットイニシアティブ(IIJmio)
  • ソニーネットワークコミュニケーションズ(NUROモバイル)
  • イオンリテール(イオンモバイル)
  • ビッグローブ(BIGLOBEモバイル)
  • JCOM(J:COM MOBILE)

MNPワンストップの対象事業者は、以下のページからも確認できます。
携帯電話ポータルサイト(総務省)

申し込みの際は、乗り換え元の携帯電話会社のWEBサイトに自動で遷移するため、解約の重要事項について説明を読んでください。

確認完了後は、再度乗り換え先の携帯電話会社のWEBサイトに自動で遷移します。

MNPワンストップについて、詳しくは「MNPワンストップとは?従来との違いをわかりやすく解説」でご確認ください。

6.MNP予約番号による乗り換えの手順

MNP予約番号を利用した乗り換えの手順も見ていきましょう。乗り換えの手順は大きく以下の3ステップです。

MNP予約番号での乗り換えの手順
STEP① 申し込みの準備をする
STEP② MNP予約番号を申請して申し込む
STEP③ 初期設定をして利用を開始する

各ステップについて、以下で詳しく見ていきましょう。

6-1.申し込みの準備をする

申し込みの準備としては、主に以下が必要です。

  • 対応端末を確認する
  • SIMロック解除を行う
  • 本人確認書類を準備する
  • 支払いに必要なものを準備する
  • MNP予約番号を取得する

乗り換え先の携帯電話会社の対応端末は、各携帯電話会社のWEBサイトで確認できます。乗り換え後も手持ちのスマホを継続して利用する場合は、対応端末に含まれているか確認しておきましょう。

また、スマホにSIMロックがかかっている場合は、ロックを解除するための手続きが必要です。SIMロック解除について、詳しくは「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」でご確認ください。

そのほか、本人確認書類、支払いに必要なもの(クレジットカードまたは通帳/キャッシュカードなど)、MNP予約番号が必要になるので、手元に準備しておきましょう。

6-2.MNP予約番号を申請して申し込む

携帯電話会社のWEBサイトなどから申し込みが可能です。料金プランやオプションを選択の上、本人情報を入力して申し込みします。

なお、申し込みの際には、MNP予約番号を申請することになります。WEB申し込みの場合は、数字を入力して番号を申請します。

6-3.初期設定をして利用を開始する

申し込み完了後、SIMカードなどが自宅に届きます。あとは、初期設定を完了すれば、新しく契約した回線の利用を開始できます。

利用開始のためには、主に以下の初期設定が必要です。

  • データ移行(スマホを購入した場合のみ)
  • 開通の手続き(アプリ、WEBなど)
  • SIMカードの取り付け
  • アクセスポイント設定(一部機種のみ)

初期設定の手順は、SIMカードなどとあわせて届く資料(スタートガイドなど)や、契約した携帯電話会社のWEBサイトなどで確認できます。

Androidスマホのデータ移行方法、SIMカードの取り付け方法について、詳しくは下記の記事でご確認ください。

SIMカードの入れ替えは自分でできる?方法や注意点を解説
Androidスマホのデータ移行方法は?機種変更時の注意点も解説

7.MNPを検討しているならahamoへの乗り換えがおすすめ

MNPを検討しているならahamoへの乗り換えがおすすめ

MNPでの乗り換えを検討中なら「ahamo」がおすすめです。

ahamoは、NTTドコモが提供する、月額2,970円(税込)で月間30GBが使えるシンプルワンプランが魅力のモバイルサービスです。

ahamoの主なメリットは、次のとおりです。

  • 月額2,970円(税込)※1でたっぷり30GB利用できる
  • 「大盛りオプション」なら110GBも使える※2
  • 5分以内の国内通話なら何度でも無料※3
  • 海外でもいつものスマホで通信ができる※4※5※6
  • テザリングが無料
  1. ※1料金には別途機種代金が必要となります
  2. ※230GB(税込2,970円/月)に80GB(税込1,980円/月)を追加した場合

ahamoは月額2,970円(税込)※1で30GBが使えるシンプルワンプランです。各種サービスが盛り込まれた料金プランなので、プラン選びで迷わずにスマホが使えます。

「大盛りオプション」に加入すれば毎月合計110GBの利用も可能です。ギガを気にせず気兼ねなく使いたい人も、たっぷり動画やSNSが楽しめます。

パソコンやタブレットなどに通信をシェアできる「テザリング」も無料で利用できます。外出先でのWi-Fiとしての利用はもちろん、自宅のWi-Fi代わりとしても活用が可能です。

ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。

100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介
ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介

また、ahamoでは、5分以内の国内通話が何度でも無料です※3。日常的な連絡などの短い通話は、プランに含まれる無料通話でカバーできます。

そのほか、海外旅行の際には、海外ローミングが無料※4※5※6で利用できます。ahamoの海外ローミングは、海外91の国・地域で利用でき、日本人の渡航先約98%※7のエリアをカバーしています。いつものスマホが海外でもそのまま利用できます。

海外ローミングや海外でスマホを使う方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。

データローミングとは?設定方法や高額請求を避けるためのポイントを解説
海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!
海外でスマホを使うときの設定方法は?高額請求を避けるために必要なことを解説

ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。

ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介
ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説
ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介
ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは

  1. ※3海外での発着信、「WORLD CALL」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、当社が指定する電話番号(機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号)などへの発信は定額の対象外となり、別途料金がかかります。1回あたり5分以内の通話が、回数無制限で定額対象となります。ただし、1回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
  2. ※4大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは30GBまでとなります。
  3. ※5SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  4. ※615日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
  5. ※7当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出

8.まとめ

MNP予約番号の概要や発行方法はおわかりになったでしょうか?

最後に今回の内容をまとめておきます。

MNP予約番号は、MNPの制度でキャリアを乗り換えるときに必要な番号です。電話番号を変えずに他社に乗り換えができるMNPの制度を利用するために必要になることを覚えておきましょう。

MNP予約番号を取得するための窓口は、WEB、電話、店頭の3種類があります。契約中のキャリアでの手続き方法を確認の上、発行手続きを進めていきましょう。

MNP予約番号の手続きにおける注意点としては、以下が挙げられます。

MNP予約番号の手続きにおける注意点
  • MNP予約番号には有効期限がある
  • MNPは乗り換え元での解約手続きを行わない

なお、2023年5月24日にMNPワンストップがスタートし、対象の事業者間ではMNP予約番号なしでも乗り換えできるようになりました。

MNPワンストップを利用する場合は、乗り換え先への申し込みから手続きをはじめましょう。

■監修者情報

監修者情報

大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。