キャリア以外で「SIMフリースマホ」を購入する場合は、基本的に自分で機種変更を進める必要があるよ!SIMフリースマホを購入して自分で機種変更する手順を見ていこう。
機種変更をするなら、契約中のキャリアでスマホを購入する方法のほか、自分で「SIMフリースマホ」を購入する方法もあります。AppleやGoogleなどのメーカー公式サイトから購入する方法のほか、家電量販店・ECサイトでもスマホの購入は可能です。
この記事では、SIMフリースマホを購入して自分で機種変更する方法を解説します。購入から初期設定までの流れを一挙に見ていきましょう。
機種変更をするなら、キャリアで販売されているスマホを購入する方法のほかに、SIMフリースマホ(キャリア以外で販売されているスマホ)を自分で購入する方法もあります。
スマホを購入してSIMカードを移し替えることで、自分で機種変更が可能です。SIMフリースマホは、メーカーや家電量販店などで販売されています。
SIMフリーについて、詳しくは下記の記事でも解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。
「SIMフリーとは?メリット・デメリットをわかりやすく紹介」
「SIMフリースマホとは?メリット・デメリットや入手方法を解説」
SIMフリースマホに機種変更する具体的な手順は、次のとおりです。
SIMフリースマホに機種変更する手順 | |
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STEP① | SIMフリースマホを購入する |
STEP② | 購入したスマホにデータを移行する |
STEP③ | SIMカードを移し替える |
STEP④ | APN設定をする |
なお、機種変更時に「SIMカードの入れ替え(移し替え)とデータ移行、どっちを先にすればいいの?」と悩む方は、「SIMカードの入れ替えとデータ移行はどっちが先?機種変更の初期設定の順番を解説」の記事をあわせてご覧ください。
SIMフリースマホを購入できる場所としては、主に以下が挙げられます。
SIMフリースマホが購入できる場所 |
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Apple、Google、Samsung、Sonyなどのメーカー公式サイトでSIMフリースマホの販売があり、直接購入が可能です。メーカーによっては実店舗があるところもあり、実際にスマホを手に取って確認することもできます。
また、家電量販店やECサイトでも、スマホの購入は可能です。費用を抑えたい場合には、中古ショップやフリマサイト・オークションなどで、中古のSIMフリースマホを購入する方法もあります。
スマホを購入したら、古いスマホから新しいスマホへデータ移行をしましょう。AppleとGoogleの公式機能を使って初期設定時も簡単にデータ移行ができます。
機種変更のパターン | データ移行の方法 |
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iPhoneからiPhone | 「クイックスタート」でデータ移行が可能 |
AndroidからiPhone | 「iOSに移行」アプリでデータ移行が可能 |
iPhoneからAndroid | ワイヤレス/有線によるデータ移行が可能 |
AndroidからAndroid |
画面に表示される指示にしたがって進めていけば、データ移行が完了します。
Androidからのデータ移行、Androidへのデータ移行について、詳しくは「Androidスマホのデータ移行方法は?機種変更時の注意点も解説」でご確認ください。
データ移行の前には、今まで使っていた古いスマホで、事前にバックアップを取っておくのがおすすめです。iPhone、Androidでバックアップを取る手順は、次のとおりです。
iPhoneのバックアップ方法 | 「設定」>「ユーザ名」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」の順にタップ |
Androidのバックアップ方法 | 「設定」>「Google」>「バックアップ」>「今すぐバックアップ」の順にタップ |
なお、LINEアプリや一部のゲームアプリのデータは、上記の連絡先や写真などのデータ移行とは別に引き継ぎ作業が必要です。
アプリのデータ移行方法について、詳しくは「アプリのデータ移行方法は?iPhone・Androidの手順をわかりやすく解説」でご確認ください。
SIMカードの移し替えは、以下の手順で行います。
SIMカードの移し替え方法 | |
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STEP① | 必要なものを準備する 利用する機種、SIM取り出し用ピンを用意します。 ![]() |
STEP② | 今まで使っていたスマホからSIMカードを取り外す 今まで使っていたスマホにSIM取り出しピンを挿し込んでSIMカードトレイを開け、SIMカードを取り外します。 ![]() |
STEP③ | 新しいスマホにSIMカードを取り付ける 新しいスマホにSIM取り出しピンを挿し込んでSIMカードトレイを開け、SIMカードを取り付けます(取り付け後にSIMカードトレイを閉じます)。 ![]() |
SIMカードの入れ替え・移し替えの方法について、詳しくは「SIMカードの入れ替えは自分でできる?方法や注意点を解説」でご確認ください。
なお、機種変更後のスマホでeSIMを利用したい場合、設定方法については「eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説」でご確認ください。
APN設定は、契約した回線で通信するための端末側の設定です。
Androidでは、端末の「設定」からAPNを入力・保存して設定します。
AndroidのAPN設定 | |
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STEP① | 「設定」アプリを開く |
STEP② | 「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」を順に選択 |
STEP③ | 右上の「+」ボタンをタップして、APN情報を入力・保存 |
STEP④ | 保存したAPNを選択 |
iPhoneでは、携帯電話会社ごとの手順で「APNプロファイル」と呼ばれる設定ファイルをダウンロードします。
ahamoのAPN設定について、詳しくは「ahamo(アハモ)のAPN設定の方法は?Android・iPhoneにわけて解説」でご確認ください。
また、スマホの機種変更の前後でやることについて、詳しくは「スマホの機種変更前後にやることは?iPhone・Androidの手順を紹介」で解説しています。
SIMフリースマホを購入して使うときは、以下の2点を確認しておきましょう。
SIMフリースマホを購入して使うときの注意点 |
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購入するSIMフリースマホが契約中のキャリアの周波数に対応しているかは、購入前に確認が必要です。各キャリアの回線の周波数は、次のとおりです。
周波数帯・バンド | NTTドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
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700MHz帯(バンド28) | ○ | ○ | ○ | ○ |
800MHz帯(バンド18/26) | ○ | |||
800MHz帯(バンド19/26) | ○ | |||
900MHz帯(バンド8) | ○ | |||
1.5GHz帯(バンド11) | ○ | ○ | ||
1.5GHz帯(バンド21) | ○ | |||
1.7GHz帯(バンド3) | ○ | ○ | ○ | ○ |
2.0GHz帯(バンド1) | ○ | ○ | ○ | |
3.5GHz帯(バンド42) | ○ | ○ | ○ |
周波数帯・バンド | NTTドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
3.7GHz帯(n77) | ○ | ○ | ○ | |
3.7GHz帯(n78) | ○ | ○ | ||
4.5GHz帯(n79) | ○ | |||
28GHz帯(n257) | ○ | ○ | ○ | ○ |
出典:総務省「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯について」
出典:総務省「携帯電話端末が対応する周波数の現状について」
出典:総務省「令和6年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果について」
スマホ本体の対応周波数は、各製品のスペック・製品仕様のページに記載されています。「キャリア名+機種名」などで検索して、キャリア公式サイト内のページから確認してみてください。
契約先の対応端末に含まれているかは事前に確認が必要です。対応端末は、契約先の携帯電話会社の公式サイトなどで確認できます。
ahamoの場合は、対応端末一覧のページから対応端末をご確認ください。
契約中のキャリア以外でスマホを購入しようと考えているなら、携帯電話会社の乗り換えとあわせて購入する方法もおすすめです。
携帯電話会社の乗り換え(MNP)を対象にしたキャンペーン(機種代金の割引など)で、おトクにスマホが購入できる場合があります。
ドコモのモバイルサービス「ahamo」では、「5G WELCOME割」などのキャンペーンを実施中で、対象のスマホを購入する際に割引が適用できます。キャンペーン情報は、こちらをあわせてご覧ください。
またahamoでは、「ドコモ認定リユース品(中古品)」の取り扱いもあります。こちらも「5G WELCOME割」の対象で最大4.4万円割引での購入が可能です。ドコモ認定リユース品の情報は、こちらをあわせてご覧ください。
なお、新品のスマホの機種購入の際には、いつでもカエドキプログラムのご利用がおトクです。対象機種をご返却いただくことで、お客さまに合ったタイミングでいつでもおトクに機種の購入を検討できるプログラムです。
ご利用方法は簡単2ステップです。
いつでもカエドキプログラムのご利用方法 | |
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STEP① | dポイントクラブに加入していて対象機種を残価設定型24回払い※1でご購入いただくとともにプログラムにご加入※2 |
STEP② | dポイントクラブ会員を継続し、ご利用の対象機種をご返却※3※4 |
たとえば23回目にプログラムを利用し対象機種を返却すると、24回目(残価)の分割支払金が不要になります。詳しくはこちらをご確認ください。
スマホの買い替えのタイミングや、携帯電話会社の乗り換えについては下記の記事でも詳しく紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
「スマホの替え時はいつ?買い替えのサインや機種の選び方を解説」
「携帯電話会社を乗り換えるタイミング・手順は?費用や選び方・注意点も解説」
ahamoは月額2,970円(税込)※1で30GBが使えるシンプルワンプランなので、プラン選びで迷わずにスマホが使えます。ahamoの主なメリットは、次のとおりです。
「大盛りオプション」に加入すれば毎月合計110GBの利用も可能です。ギガを気にせず気兼ねなく使いたい人も、たっぷり動画やSNSが楽しめます。
パソコンやタブレットなどに通信をシェアできる「テザリング」も無料で利用できます。外出先でのWi-Fiとしての利用はもちろん、自宅のWi-Fi代わりとしても活用が可能です。
ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。
「100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介」
「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」
また、ahamoでは5分以内の国内通話は何度でも無料※3です。家族や友人とのちょっとした連絡は無料通話でカバーできます。
そのほかahamoでは、海外ローミングも無料※4※5※6で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※7のエリアをカバーしています。海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホを海外でもそのまま使用することが可能です。
海外ローミングや海外でスマホを使う方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。
「データローミング(海外ローミング)とは?オンオフの設定方法や利用時の注意点を解説」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
なお、ahamoへ申込む際に店頭サポートをご希望される場合は、別途有料のサポートをお申込みいただく必要があります※8。
SIMフリースマホへの機種変更の方法はおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
機種変更をするなら、キャリアで販売されているスマホを購入する方法のほかに、SIMフリースマホ(キャリア以外で販売されているスマホ)を自分で購入する方法もあります。
SIMフリースマホに機種変更する具体的な手順は、次のとおりです。
SIMフリースマホに機種変更する手順 | |
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STEP① | SIMフリースマホを購入する |
STEP② | 購入したスマホにデータを移行する |
STEP③ | SIMカードを移し替える |
STEP④ | APN設定をする |
SIMフリースマホを購入して使うときは、以下の2点を確認しておきましょう。
SIMフリースマホを購入して使うときの注意点 |
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また、契約中のキャリア以外でスマホを購入しようと考えているなら、携帯電話会社の乗り換えとあわせて購入する方法も選択肢です。
乗り換えのキャンペーンが適用できる可能性があるほか、対応周波数や対応端末の面でも問題がなく、安心して利用できます。
ぜひ機種変更の手順や注意点を知って、スマホの買い替えを進めていきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。