おしえて!ahamoくん

海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!

海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!
  1. もうすぐ海外旅行へ行くけど、スマホのことを考えてなかった!
    海外で自分のスマホを使うには、どうすればいいんだっけ?

  2. 普段お使いのスマホを海外でも使う方法が、主に4つあるよ。
    それぞれのメリットやデメリットを知った上で、ベストな方法を選択しよう!

    ahamoくん

あなたのスマホを海外でも使うための方法として、以下の4つがあります。

海外でスマホを使う方法 Wi-Fiルーターをレンタルする 海外ローミングを利用する 渡航先で使えるSIMを購入する 渡航先のフリーWi-Fiを利用する

こうした方法を実践すれば、海外でもスマホによるデータ通信を行えるため、SNSやメッセージアプリを使ったり、インターネットで調べものをしたりすることができます。

とはいえ、スマホは使えても、後から高額な利用料を請求されたり、なにかトラブルが起こるのではないかと心配になってしまいますよね。

でも実は、あなたの渡航先でのスケジュールやスマホの使い方に応じて適切な方法を選択し、事前に準備すれば、想定外の高額請求やトラブルは回避することができるのです。

そのように適切な方法を選ぶためには、4つの「海外でスマホを使う方法」それぞれの特徴や利点・欠点などを把握しておくことが大切です。

そこで今回は、以下の内容についてご紹介します。

この記事でわかること
  • Wi-Fiルーターをレンタルする方法の詳細
  • 海外ローミングを利用する方法の詳細
  • 渡航先で使えるSIMを購入する方法の詳細
  • 渡航先のフリーWi-Fiを利用する方法の詳細
  • 高額請求やトラブルを避けて海外でスマホを使うための注意点

最後まで読めば、あなたにとってベストな方法で海外でもスマホを使えて、高額請求の心配をすることなくあんしんして過ごせるはずですよ。

早速読み進めてみましょう。

1. 海外でスマホを使う主な方法4つ

海外でスマホを使う主な方法4つ

冒頭でもお伝えしたとおり、あなたのスマホを海外で使うための方法は、以下の4つです。

それぞれの方法については、この後詳しく説明しますが、先にメリット・デメリットを一覧で見ておきましょう。

【海外でスマホを使う方法ごとのメリット・デメリット】
メリット デメリット
Wi-Fi
ルーターを
レンタルする
  • 到着後すぐにスマホを使える
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる
  • 複数人でシェアできる
  • レンタル品一式分の荷物が増える
  • 受取・返却・持ち歩き・充電などの手間がかかる
  • 長期滞在の場合は料金が高くなる可能性がある
海外
ローミングを
利用する
  • スマホさえあればほかの機器は必要ない
  • スマホをそのまま持ち込んですぐに使える
  • 渡航前後に手間をかけずに利用できる
  • 利用料が高額になるケース(ローミングプランの申込み忘れ、自動適用の条件を満たしていないなど)もある
  • あんしんして利用するために事前の確認が必要
  • テザリングを使用したシェアはスマホのバッテリーの消費が大きい
渡航先で
使える
SIMを
購入する
  • 長期滞在時のコストパフォーマンスがよい
  • Wi-Fiルーターのような機器類を持ち歩かなくてよい
  • さまざまなタイプから自分に合ったものを選べる
  • SIMカードを入れ替える必要がある
  • 初期設定を自分で行う必要がある
渡航先の
フリーWi-Fiを
利用する
  • 無料で利用できる
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる
  • データ容量を気にせずスマホを使える
  • Wi-Fiスポットでしか利用できない
  • セキュリティ面に注意する必要がある

このように、海外でスマホを使う方法それぞれで、メリットもデメリットも異なります

そのため、海外でのスケジュールやスマホの使い方によって、ベストな方法(=メリットを最大限享受できて、デメリットの影響を受けづらい方法)も違ってくるのです。

ここからは、それぞれの方法についてさらに詳しくご紹介するので、あなたにとって最適な「海外でスマホを使う方法」を選ぶのに役立ててくださいね。

2. 海外でスマホを使う方法①Wi-Fiルーターをレンタルする

Wi-Fiルーターをレンタルする

まずは、Wi-Fiルーターをレンタルして海外でスマホを使う方法について詳しく見ていきましょう。

2-1. 「Wi-Fiルーターをレンタルする」とは

海外で使えるモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスを利用することで、海外でもスマホを使えます。

モバイルWi-Fiルーターをレンタルすると、ルーターを介してWi-Fiに接続できるので、スマホでデータ通信を行えるのです。

これにより、メッセージアプリやSNSを利用したり、街中でマップアプリを開いたり、といったことが可能になります。

出国前に空港カウンターなどでルーターを受け取り、現地到着後、ルーターの電源を入れればすぐにWi-Fiを利用することができ、複雑な設定や作業も不要です。

ルーターを持ち歩いている限り、現地のWi-Fiスポットを探したり、わざわざ出向いたりする必要もありません。

こうした利便性や、難しい操作を必要としない気軽さから、渡航先での通信手段としてWi-Fiルーターのレンタルを選択する人は少なくありません。

  • ルーターの電源を入れて、スマホをWi-Fiに接続するだけのシンプルな方法だよ。
    複数の端末でWi-Fiを使ったり、同行者とシェアしたりできる点が特徴的!

    ahamoくん

2-2. Wi-Fiルーターをレンタルするメリット

Wi-Fiルーターをレンタルすることには、渡航先でスマホが利用できるほかにも、以下のようなメリットがあります。

海外用Wi-Fiレンタルを利用するメリット
  • 到着後すぐにスマホを使える
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる
  • 複数人でシェアできる

それぞれ詳しくご紹介しますね。

2-2-1. 到着後すぐにスマホを使える

1つ目のメリットは、現地に到着後、すぐにスマホを使えることです。

レンタルするWi-Fiルーターは、基本的に出国前に受け取ります。
そのため、現地の空港に到着したらすぐにWi-Fiルーターの電源を入れて、スマホをWi-Fiに接続することができるのです。

現地到着後は、無事に着いたことを連絡したり、空港からの移動経路を調べたりと、できるだけ早くスマホを使いたいものですよね。

海外用Wi-Fiのレンタルを利用すれば、そのように到着直後から簡単な操作だけでスマホを使えるのであんしんです。

2-2-2. パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる

2つ目のメリットは、パソコンやタブレットなど、スマホ以外の端末もWi-Fiに接続して使えることです。

普段自宅などでWi-Fiを利用する際にも、スマホだけでなくパソコン・タブレット・ゲーム機など複数の端末を接続することがありますよね。

それと同じように、Wi-Fiルーターをレンタルした場合も、複数の端末を同時にWi-Fiに接続することができるのです。

この点は、「スマホを使いながらパソコンやタブレットで作業もしたい」といった場合には非常に役立つはずです。

2-2-3. 複数人でシェアできる

3つ目のメリットは、Wi-Fiルーターを複数人でシェアして利用できることです。

先ほどお伝えしたように、Wi-Fiルーターがあれば、複数の端末を同時にWi-Fiに接続することが可能です。

これはつまり、海外に同行した家族や友人の持つスマホなどもWi-Fiに接続できるということです。

もちろんルーターが近くになければWi-Fiに接続することはできませんが、海外旅行では、家族・友人と行動を共にすることも多いですよね。

そういった場合に、各々で通信手段を準備するよりも、誰か一人がWi-Fiルーターをレンタルしてグループで一緒に使う方が、レンタル申込みやルーターの受取といった手間を省くことができます。

また、シェア利用する人数でレンタル料を割り勘すれば、コスト負担も抑えることができますよ。

2-3. Wi-Fiルーターをレンタルするデメリット

Wi-Fiルーターをレンタルすることには、メリットだけでなく、次のようなデメリットもあります。

海外用Wi-Fiレンタルを利用するデメリット
  • レンタル品一式分の荷物が増える
  • 受取・返却・持ち歩き・充電などの手間がかかる
  • 長期滞在の場合は料金が高くなる可能性がある

海外でのスマホの使い方を選ぶ前に、こうしたデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

2-3-1. レンタル品一式分の荷物が増える

1つ目のデメリットは、レンタル品一式分の荷物が増えてしまうことです。

Wi-Fiルーターをレンタルした場合、ルーターを介してWi-Fiに接続するので、当然ルーターは常に持ち歩く必要があります。

また、ルーターは充電式ですから、充電用のケーブルやアダプタがレンタルセットのなかに含まれます。レンタル会社やオプションによっては、モバイルバッテリーや電圧の変換プラグがセットになることもあるはずです。

海外用Wi-Fiレンタル品に含まれるものの例 Wi-Fiルーター 充電アダプタ/ケーブル モバイルバッテリー 電圧変換プラグ

海外渡航時はただでさえ荷物が多いのに、こうした機器類も追加で持って行く必要があり、さらに現地ではルーターをスマホと一緒に持ち歩かなければなりません。

また、帰国時にレンタル品一式がきちんと揃っているかどうか、注意も必要です。

このように、荷物が増えてしまう煩わしさは覚悟しておきましょう。

2-3-2. 受取・返却・持ち歩き・充電などの手間がかかる

2つ目のデメリットは、Wi-Fiルーターのレンタル利用に、受取・返却・持ち歩き・充電といった手間がかかることです。

具体的には、以下のようなことが必要となります。

  • ルーター(レンタル品一式)の受取と返却
    日本の空港カウンターや自宅への配送で事前に受取が必要。また帰国時にも空港カウンターや郵送で返却が必要。
  • ルーターの持ち歩き
    スマホと一緒にルーターを持ち歩く必要がある。長時間出歩く場合は、モバイルバッテリーの携帯も必要。
  • ルーターの充電
    ルーターの充電が切れるとWi-Fiに接続できず、スマホも使えない(データ通信ができない)ので、こまめな充電が必要。

こうした細々とした手間がかかる点は、現地滞在中や渡航前後のスケジュールがタイトな場合は特にネックになりやすいです。

2-3-3. 長期滞在の場合は料金が高くなる可能性がある

3つ目のデメリットは、海外に長期滞在する場合は料金(レンタル料)が高くなる可能性がある点です。

大手サービスにおけるWi-Fiルーターのレンタル料は、日額制*が多いです。

参考:海外WiFiレンタルの料金プラン|グローバルWiFi

  • 1日ごとの料金体系のこと。

そのため、滞在期間=レンタル日数が長くなればなるほど、料金は大きくなってしまいます

たとえば、1日あたりのレンタル料が仮に1,000円だったとすると、2泊3日のスケジュールなら3,000円のレンタル料で済みます。
しかし、20日間の渡航スケジュールだった場合は、レンタル料は20,000円と、気軽には支払いづらい金額になってしまいます。

このように海外用のWi-Fiレンタルは、海外に長期滞在する場合は、料金が高額になりやすいことを覚えておきましょう。

2-4. Wi-Fiルーターをレンタルしてスマホを使う手順

Wi-Fiルーターをレンタルして海外でスマホを使うには、以下の4つの手順が必要です。

【Wi-Fiルーターレンタルの利用手順】
STEP①
申込み
レンタル会社Webサイトの申込みフォームに、氏名や連絡先、渡航期間、支払い情報などを入力して申込みを行う。
STEP②
受取
Wi-Fiルーターをはじめ、充電ケーブルやアダプタなどのレンタル品一式を受取る。
受取方法には、空港内カウンターでの受取、自宅への配送、コンビニや駅など特定施設での受取といったパターンがある。
STEP③
利用開始
現地到着後、Wi-Fiルーターの電源を入れるとスマホやパソコンなどの端末からWi-Fiの利用が可能に。
STEP④
返却
帰国後は、速やかにレンタル品一式を返却する。
返却方法には、空港内カウンターでの返却、指定場所への郵送、コンビニや駅など特定施設での返却といったパターンがある。

必要なデータ容量や料金などを考慮して、レンタル会社やレンタルするルーターを選んだ上で、こうした手順を進めましょう。

海外用wi-fiレンタルはおすすめ?最新の通信手段との比較で選ぶ」では、レンタルするWi-Fiルーターを選ぶ際の確認点などもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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  3. ※3海外利用と合わせての容量上限です。
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ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説
ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説
ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介

ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。

ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介

3. 海外でスマホを使う方法②海外ローミングを利用する

海外ローミングを利用する

次に、海外ローミングを利用して海外でスマホを使う方法について詳しく見ていきましょう。

なお、海外でスマホを使うときの設定方法について、詳しくは「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」で紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

3-1. 「海外ローミングを利用する」とは

海外ローミングとは、日本で契約しているスマホのキャリアを介して渡航先のモバイル回線を使い、通信を行うことです。

海外(国際)ローミングの仕組み

日本で契約しているキャリアと渡航先の通信会社が提携していれば、この海外ローミングによって、渡航先のモバイル回線がスマホで利用できます

これにより、電波が届く限り、「いつでも・どこでも」スマホを使うことができるのです。

海外ローミングには「利用料が高額になる」というイメージがあるかもしれませんが、多くの場合、ローミングが使える料金プランを利用すれば、想定外の高額請求は回避できます。

ローミングが使える料金プランには主に、

  • 普段の月額料金内で海外ローミングを利用できる料金プラン
    • ahamoはこちらのタイプです。
  • 海外渡航時のみ加入するオプション的なローミング用定額プラン
があります。

各キャリアでこうした料金プランを申込めば、高額請求を避けて、定額料金で海外ローミングを利用することが可能です。

海外ローミングについて、詳しくは「海外ローミングとは?高額請求の避け方やメリット・注意点を解説」でご確認ください。

  • スマホさえあればOKな方法だよ。

    ただし高額請求を避けるために、各キャリアで海外ローミングが使える料金プランを申込んで、短期滞在の場合に利用するようにしよう!

    ahamoくん

3-2. 海外ローミングを利用するメリット

海外ローミングを利用することには、いつでも・どこでもスマホが使えるほかにも、以下のようなメリットがあります。

海外ローミングのメリット
  • スマホさえあればほかの機器は必要ない
  • スマホをそのまま持ち込んですぐに使える
  • 渡航前後に手間をかけずに利用できる

それぞれ、詳しくご紹介しますね。

3-2-1. スマホさえあればほかの機器は必要ない

1つ目のメリットは、スマホさえあればほかの機器は必要ないことです。

海外ローミングの利用には、スマホ以外の機器が必要なく、スマホさえ持っていれば、日本にいるときと同じようにデータ通信を行えます

一方で、先ほどご紹介した、Wi-Fiルーターをレンタルする場合は、スマホを使うためにルーターを携帯しなくてはなりません。
もしホテルの部屋などに忘れて出かけてしまえば、出先で一切通信ができない状況になる可能性もあります。

このように、Wi-Fiルーターをレンタルするケースと比べるてみると、スマホさえあれば利用できる海外ローミングの利便性がわかりやすいかと思います。

3-2-2. スマホをそのまま持ち込んですぐに使える

2つ目のメリットは、スマホをそのまま海外に持ち込んですぐに使えることです。

ローミングが使える料金プランを利用すれば、複雑な設定やSIMの入れ替えは不要ですし、プランで設定されている以上の金額はかかりません。

たとえばahamoなら…

突発的に韓国に旅行へ行くことになったとしても、ドコモの料金プラン「ahamo」を国内でご契約中なら、複雑な設定・SIMの入れ替えはもちろん、申込みや追加料金も不要です。
海外ローミングを利用して、韓国でもスマホをそのまま使えます。

そのため、渡韓した月でも、普段の月額利用料から料金は変わりません。

データ通信量も、国内利用分と合わせて30GBまでは速度制限がかからず使えるので、容量や時間を気にせず、韓国でも日本にいるときと同じようにスマホを使えます。

  • 15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。

このように、ご契約中のキャリアが提供する「ローミングが使える料金プラン」を利用すれば、スマホをそのままの状態で持ち込んで、現地到着後すぐに使うことができるのです。

  • プランによっては事前の申込みや追加で料金が必要な場合もあるため、ご注意ください。

3-2-3. 渡航前後に手間をかけずに利用できる

3つ目のメリットは、渡航前後に手間をかけずに利用できることです。

海外ローミングは、ローミングを使える料金プランに加入し、現地でごく簡単なスマホ操作を行えば利用できるからです。

たとえば、ほかの方法で必要となる以下のような手間はかかりません。

  • Wi-Fiルーターの受け取りや返却
  • SIMカードの受け取りや差し替え
  • SIMカード/eSIMの利用設定
  • フリーWi-Fiスポットへの移動

荷物の受け取りや各種手続きを行うなかで、こうした手間をかけることなくスマホを使えることは、うれしいポイントです。

また、各キャリアが提供するローミング用の料金プランは、スマホの機種や渡航先、契約オプション/サービスなどの条件を満たしていれば、自動的に適用されることもあります。

満たすべき条件や、自動適用されるプラン内容については、各キャリアのWebサイトなどで確認が必要ですが、申込み手続きが不要なら渡航前の準備もラクになりますよね。

3-3. 海外ローミングを利用するデメリット

海外ローミングの利用することには、以下のようなデメリットもあります。

海外ローミングのデメリット
  • 利用料が高額になるケースもある
  • あんしんして利用するために事前の確認が必要
  • テザリングを使用したシェアはスマホのバッテリー消費が大きい

海外でのスマホの使い方を選ぶ前に、こうしたデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

3-3-1. 利用料が高額になるケースもある

1つ目のデメリットは、利用料が高額になるケースもあることです。

たとえば、ローミング用の料金プランに加入しない、あるいは利用できない場合、海外ローミングにかかる料金は従量制となり、少しネットを使っただけで日本では考えられないような料金が発生します。

  • 通信量に応じて料金が加算されること。

また、ローミング用の料金プランに加入していても、日額制のプランなら、滞在期間が長いほど利用料がかさんできます。

そのため、以下のようなケースでは利用料が高額になってしまいます。

  • ローミングプランに加入していない(申込み忘れ、自動適用の条件を満たしていない)
  • ローミングプラン対象外の国での利用
  • 長期間の滞在

海外に長期間滞在したり、マイナーな地域へ渡航する場合は、このデメリットの影響を受けやすくなることを覚えておきましょう。

3-3-2. あんしんして利用するために事前の確認が必要

2つ目のデメリットは、あんしんして海外ローミングを利用するために、事前の確認が必要なことです。

海外ローミングは、契約しているキャリアや条件によっては利用できないこともあります

また、ローミング自体は利用できても、ローミング用のプランが適用されず、高額な利用料が発生する場合もあります

そのような事態に陥らないために、以下のポイントについて事前の確認が欠かせないのです。

  • 渡航先がローミングプランの対象地域か
  • 使用中のスマホがローミングプランの対応機種か
  • ローミングプランを利用するために必要なサービス/オプションを契約しているか

少し面倒かもしれませんが、渡航先であんしんして海外ローミングを使うために、事前確認は怠らないようにしましょう。

3-3-3. テザリングを使用したシェアはスマホのバッテリー消費が大きい

3つ目のデメリットは、テザリングを使用すると、その分スマホのバッテリーが大きく消費される点です。

【Check!】テザリングとは?
モバイル回線を利用できる状態のスマホに、ほかの端末(パソコン・タブレット・別のスマホなど)をワイヤレス接続することで、接続した端末もモバイル回線を使ったデータ通信が可能になる機能のこと。

テザリング機能を使用すると、海外ローミングで使っている現地のモバイル回線を、複数の端末で同時に利用したり、同行者とシェア利用したりすることが可能です。

ただこの場合、接続元のスマホ(海外ローミングを使用中のスマホ)は、普通にスマホを使う時に比べてバッテリー消費が大きくなります。

接続元のスマホは、ルーターの代わりとなって、ほかの端末にモバイル回線を供給するからです。

そのため、以下のようなケースでは普段より早くスマホの充電が切れやすく、不便を感じることもあるはずです。

  • 外出中、常に同行者とモバイル回線をシェア利用する
  • 電源の使えない場所で、スマホのモバイル回線をタブレット・パソコンでも利用する

このように、スマホの充電ができない状況で、長時間ほかの(人の)端末とモバイル回線を共有する場合は、特にデメリットとなりやすいです。

テザリングの活用方法については、ahamoのテザリング機能を例に「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」で解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

3-4. 海外ローミングを利用してスマホを使う手順

海外ローミングを利用して海外でスマホを使うには、以下の手順が必要となります。

【海外ローミングの利用手順】
STEP①
ローミング
プラン
の確認
ローミング用の料金プランが利用できるか確認する。確認点は以下3つ。
  • 渡航先がローミングプランの対象地域か
  • 使用中のスマホがローミングプランの対応機種か
  • ローミングプランを利用するために必要なサービス/オプションを契約しているか
STEP②
ローミング
プラン
申込み
ご契約中のキャリアでローミングが使える料金プランを申込む。
利用するプランによっては、申込みが不要な場合もあるので、プランの利用方法を確認しておく。
STEP③
利用開始
現地到着後、設定アプリから「データローミング」をONにして、海外ローミングの利用を開始する。

ローミング用の料金プランについて事前の確認は必要ですが、手順自体は非常にシンプルで、誰でも難なく利用できるはずです。

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  • 15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。

現地に到着後、「データローミング」をONにするだけで、スマホをそのままお使いになれます。

国内での利用についても、ドコモ回線でたっぷり30GBを使えて、月額料金は2,970円(税込)*1*2*3
5分以内の国内通話は何回でも無料!*4

  1. ※1機種代金別途。
  2. ※2SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  3. ※3海外利用と合わせての容量上限です。
  4. ※41回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
  • 申込み・追加料金不要で海外でも利用可能
  • リーズナブルにたくさん使えるデータ通信量
  • ドコモの高品質なネットワーク*
  • わかりやすいシンプルワンプラン
  • 海外ローミングとして利用される際は、海外事業者のネットワークに接続します。

海外でも日本にいるときと変わらずスマホを使いたいなら、うれしいポイントがそろったahamoにしてみませんか?

  • ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。

その他、ahamoのメリットや乗り換えにおすすめのタイミングなどは下記の記事で紹介しています。

ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説
ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説
ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介

ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。

ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介

4. 海外でスマホを使う方法③渡航先で使えるSIMを購入する

渡航先で使えるSIMを購入する

続いて、渡航先で使えるSIMを購入して海外でスマホを使う方法について詳しく見ていきましょう。

4-1. 「渡航先で使えるSIMを購入する」とは

渡航先のモバイル回線を利用できるSIM(SIMカードまたはeSIM)を購入すれば、現地のモバイル回線でスマホ使うことができるようになります。

そもそもSIMとは、「モバイル回線を使うために必要なICチップ」が付いたカード状の部品で、国内でも、ご契約中のキャリアの回線を利用するのに使っています。

SIM
【Check!】SIMには2つのタイプがある

SIMには、カード型の「SIMカード」のほか、あらかじめスマホに内蔵された「eSIM」もあります。

普段使っている国内キャリア用のSIMに代わり、渡航先で使えるSIMを挿入・設定することで、現地のモバイル回線をスマホで利用できるようになるのです。

これにより、電波が届く限り「いつでも・どこでも」スマホを使うことができます。

現地のモバイル回線を使えるという点では海外ローミングと似ていますが、SIMを購入する場合は国内のキャリアを介しません

そのため、現地での通信に関する問い合わせ先は、ご契約中のキャリアではなくSIMの販売元となります。また、各キャリアの通信可能エリアにかかわらず、購入したSIMの対応エリア内での利用が可能です。

Wi-Fiルーターをレンタルしたり、海外ローミングを利用する場合と比べると、設定がやや複雑ではありますが、30日以上使えるSIMも販売されており、長期滞在の方には好まれやすい方法です。

  • SIMを入れ替えて、現地のモバイル回線でスマホを使う方法だよ。

    設定の難易度は少しだけ高いけど、長期滞在の場合でも利用しやすいよ!

    ahamoくん

4-2. 渡航先で使えるSIMを購入するメリット

渡航先で使えるSIMを購入することには、いつでも・どこでもスマホが使えるほかにも、以下のようなメリットがあります。

渡航先で使えるSIMを購入するメリット
  • 長期滞在時のコストパフォーマンスがよい
  • Wi-Fiルーターのような機器類を持ち歩かなくてよい
  • さまざまなタイプから自分に合ったものを選べる

1つずつ詳しく見ていきましょう。

なお、海外渡航時には物理的なSIMカードが不要なeSIMもおすすめです。メリットなどは「海外旅行にはeSIMがおすすめ!メリット・デメリットや利用手順を解説」でご確認いただけます。

eSIMの設定方法については、「eSIMの設定方法(iPhone/Android)は?利用開始までの流れを解説」をあわせてご覧ください。

4-2-1. 長期滞在時のコストパフォーマンスがよい

1つ目のメリットは、長期滞在時のコストパフォーマンスがよい点です。

海外で使えるSIMは、30日間以上利用できるものも販売されています。
そのような長期間利用できるタイプは、もちろん数日用のSIMに比べれば高額にはなりますが、料金の上がり方は緩やかであるため、コストパフォーマンスがよい傾向にあります

たとえば、ある韓国用のSIMは、5日間利用できるものが24,700ウォン(税込・約2,720円)であるのに対して、30日間利用できるものは64,300ウォン(税込・約7,090円)です。*

  • 2023年7月時点のレート

このように、海外用のSIMは長期間使えるものほど、1日分で換算した代金はリーズナブルになることが多いです。

そのため、長期滞在時には、渡航先で使えるSIMを購入してスマホを使うのがおすすめですよ。

4-2-2. Wi-Fiルーターのような機器類を持ち歩かなくてよい

2つ目のメリットは、Wi-Fiルーターなどの機器を別途持ち歩かなくてよい点です。

SIMはスマホのなかで作動するため、渡航先で持ち歩くのは実質スマホのみです。

Wi-Fiルーターをレンタルする場合のように、機器類の持ち歩きは不要ですし、ルーターのバッテリーを心配する必要もありません。

元々荷物も多くバタバタしがちな海外で、そのように余計な荷物や手間を増やすことなくスマホを使えるのはうれしいポイントですよね。

4-2-3. さまざまなタイプから自分に合ったものを選べる

3つ目のメリットは、さまざまなタイプから自分に合ったものを選べる点です。

SIMの特性はそれぞれで異なるため、スマホの使い方や滞在期間に応じて、より自分に合ったものを選びやすいのです。

たとえば、「10日間ヨーロッパの各国で使えて、データ容量が4〜5GB」といったものもあれば「30日間フィリピンで使えて、データ容量無制限」といったものもあります。

音声通話(現地の電話番号を使った電話の発着信)機能の有無も選択可能です。

このようにSIMによって特性がさまざまなので、よりニーズにマッチしたものを選びやすいはずです。

具体的には、以下の項目がSIMごとに異なるので、各項目をチェックして自分に合ったものを購入するとよいですよ。

  • サイズ
  • 機能
  • 対応機種
  • データ容量
  • 利用期間
  • 対象エリア

海外SIMとは?利便性・コスト面のメリットから渡航時の使い方まで」では、あなたにピッタリの海外SIMを選ぶために確認すべきポイントについて解説しているので、もし海外SIMを購入されるなら参考にしてみてくださいね。

4-3. 渡航先で使えるSIMを購入するデメリット

渡航先で使えるSIMを購入することには、以下のようなデメリットもあります。

渡航先で使えるSIMを購入するデメリット
  • SIMカードを入れ替える必要がある(eSIMではない場合)
  • 初期設定を自分で行う必要がある

海外でのスマホの使い方を選ぶ前に、こうしたデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

4-3-1. SIMカードを入れ替える必要がある(eSIMではない場合)

1つ目のデメリットは、SIMカードを入れ替える必要がある点です。

eSIMタイプのSIMを購入する場合、この作業は不要ですが、SIMカードタイプを購入するなら、普段使っている国内用のSIMカードと渡航先用のSIMは入れ替えなければなりません

SIMカードは、小指の先ほどしかないサイズのものが多く、入れ替えは繊細な作業となります。
とはいえ、国内では国内用のSIMカードを使って通信を行うので、自宅で落ち着いて差し替えることは難しいです。

出発までは国内の回線を使い、現地到着後すぐにその国の回線を使うためには、現地の空港でSIMカードの入れ替えを行う必要があるのです。

なかなか落ち着かない環境での作業ですから、SIMカードを破損したり、紛失するリスクがないとはいい切れません。

こうしたリスクを伴うSIMカードの入れ替え作業が必要な点は、デメリットとして知っておきましょう。

4-3-2. 初期設定を自分で行う必要がある

2つ目のデメリットは、初期設定を自分で行う必要がある点です。

購入したSIMを利用するための初期設定は、SIMに付属のマニュアルに従えば無理なく行えますが、Wi-Fiに接続したり、海外ローミングを利用する場合と比べれば手順はやや複雑です。

マニュアルを読みながらの作業となるので、多少時間がかかる場合もあります。

また、スマホの対応機種によっては渡航先用のSIMを介したテザリングが可能ですが、急遽用意したサブ端末の場合、使い勝手がわかりにくい方もいるかもしれません。

そのような、若干複雑な設定を自分自身で行う必要がある点は、普段やらないようなスマホの操作に自信がない方にとってはデメリットとなってしまいます

4-4. 渡航先で使えるSIMを購入してスマホを使う手順

渡航先で使えるSIMを購入してスマホを使うには、以下の手順が必要となります。

【渡航先で使えるSIMの利用手順】
STEP①
SIMロック
解除
スマホのSIMロックの状態を確認し、もしロックがかかっている状態であれば、キャリアショップやキャリアのWebサイトでロックを解除する。
(SIMロックがかかっていると、現在国内で利用中のキャリア以外の回線は使えないため。)
STEP②
SIMの購入
ネットショップ、家電量販店、空港の通信会社カウンターなどで、渡航先用のSIMを購入する。
STEP③
SIMの
入れ替え
現地到着後、スマホの電源を切り、SIMカードを購入したものに入れ替える。
  • eSIMを購入した場合は、入れ替えは不要。
STEP④
利用開始
購入したSIMに付属の(もしくは購入元Webサイトに掲載された)マニュアルに沿って初期設定を行い、現地回線の利用を開始する。

ほかの方法に比べると手順が少し煩雑ですが、無事に利用開始できれば「いつでも・どこでも」スマホを使うことができますよ。

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ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介

ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。

ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介

5. 海外でスマホを使う方法④渡航先のフリーWi-Fiを利用する

渡航先のフリーWi-Fiを利用する

最後に、渡航先のフリーWi-Fiを利用して海外でスマホを使う方法について詳しく見ていきましょう。

5-1. 「渡航先のフリーWI-Fiを利用する」とは

渡航先のホテルや飲食店などで提供されているフリーWi-Fiに接続すれば、スマホを使うことができます。

あなたも国内で、こうしたフリーWi-Fiを利用することがあるのではないでしょうか。

それと同じように海外でも、都市部であればWi-Fiを提供するWi-Fiスポットがあり、誰でも無料で利用できます。

Wi-Fiスポットでしか利用はできませんが、無料なので、Wi-Fiスポットがどこにあるか把握できているほど土地勘のある場所に渡航するなら、フリーWi-Fiでスマホを使うのも一つの手です。

また、ほかの方法と併用すれば、Wi-Fiルーター・海外ローミング・海外SIMのデータ容量を温存することもできますよ

  • 現地のホテル・飲食店・空港・商業施設などが提供する無料のWi-Fiに接続してスマホを使う方法だよ。

    無料で利用できるけど、Wi-Fiスポットの場所を熟知していないと不便かも…

    ahamoくん

5-2. 渡航先のフリーWi-Fiを利用するメリット

渡航先のフリーWi-Fiを利用することには、海外でスマホが使えるほかにも、以下のようなメリットがあります。

渡航先のフリーWi-Fiを利用するメリット
  • 無料で利用できる
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる
  • データ容量を気にせずスマホを使える

それぞれ詳しくご紹介しますね。

5-2-1. 無料で利用できる

1つ目のメリットは、無料で利用できることです。

国内でフリーWi-Fiを利用したことがあればご存知かと思いますが、海外でもフリーWi-Fiは、その名のとおり無料で誰でも使えます。

一切お金をかけずに海外でスマホを使えることは、渡航費用をできるだけ抑えたいという場合には見逃せないメリットですよね。

5-2-2. パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる

2つ目のメリットは、パソコンやタブレットなど、スマホ以外の端末もWi-Fiに接続して使えることです。

これはWi-Fiルーターをレンタルする場合と共通するメリットですが、フリーWi-Fiを利用する場合も、複数の端末を同時にWi-Fiに接続できるので、「スマホを使いながらパソコンやタブレットで作業もしたい」といった希望を叶えられます。

ただし、基本的にフリーWi-Fiはセキュリティが強固ではありませんから、機密情報を取り扱うような作業は避けるようにしましょう

5-2-3. データ容量を気にせずスマホを使える

3つ目のメリットは、データ容量を気にせずスマホを使えることです。

ほかの方法でスマホを使う場合、利用できるデータ容量の上限が設定されているケースが多いです。

  • なかには容量無制限のWi-Fiルーター・ローミング用料金プラン・SIMもあります。

しかし、フリーWi-Fiはそのように上限が決められているわけではないので、

「今日はあと◯MBしか使えないけど大丈夫かな…?」

とデータ容量を気にする必要はありません。

5-3. 渡航先のフリーWi-Fiを利用するデメリット

渡航先のフリーWi-Fiを利用することには、以下のようなデメリットもあります。

渡航先で使えるSIMを購入するデメリット
  • Wi-Fiスポットでしか利用できない
  • セキュリティ面に注意する必要がある

海外でのスマホの使い方を選ぶ前に、こうしたデメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

5-3-1. Wi-Fiスポットでしか利用できない

1つ目のデメリットは、Wi-Fiスポットでしか利用できないことです。

フリーWi-Fiは、Wi-Fiを提供してくれるホテルや飲食店、空港などのWi-Fiスポットに滞在しているときにしか利用できず、利便性が高いとはいえません

また、フリーWi-Fiが提供されていない街中で、マップアプリを使ったり、インターネットで調べものをすることができず、迷子状態になるリスクもあります。

このようにスマホを使える場所が限られるという点は、慣れない場所に渡航する場合には特に大きなデメリットとなってしまいます

5-3-2. セキュリティ面に注意する必要がある

2つ目のデメリットは、セキュリティ面に注意する必要がある点です。

基本的にフリーWi-Fiは、セキュリティが強固でないことが多く、ほかの方法でスマホを使う場合に比べると、情報を盗み取られるリスクが高くなります

たとえば、クレジットカードの情報や暗証番号を盗まれて不正利用につながったり、会社の機密情報が漏えいしてしまうということが起こる可能性もあるのです。

また、店舗のフリーWi-Fiに似せ、同じネットワーク名に偽装するなど「なりすましWi-Fi」にアクセスしてしまう場合もあります。

そのため、フリーWi-Fiでスマホを使うのであれば、重要な情報は扱わないようにしたり、アクセスするWi-Fiに気を付けるなど注意が必要です。

5-4. 渡航先のフリーWi-Fiを利用してスマホを使う手順

渡航先のフリーWi-Fiを利用してスマホを使うには、以下の手順が必要となります。

【フリーWi-Fiの利用手順】
STEP①
接続する
Wi-Fiの確認
Wi-Fiスポットで提供されているWi-Fiの名前(SSID)を確認する。
STEP②
利用開始
スマホに表示されたWi-Fi名のなかから、①で確認したWi-Fi名を選んで接続する。

非常に簡単な手順ではありますが、誤って別の不正なWi-Fiに接続してしまわないよう、Wi-Fi名はしっかりと確認しましょう。

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国内での利用についても、ドコモ回線でたっぷり30GBを使えて、月額料金は2,970円(税込)*1*2*3
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  1. ※1機種代金別途。
  2. ※2SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  3. ※3海外利用と合わせての容量上限です。
  4. ※41回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
  • 申込み・追加料金不要で海外でも利用可能
  • リーズナブルにたくさん使えるデータ通信量
  • ドコモの高品質なネットワーク*
  • わかりやすいシンプルワンプラン
  • 海外ローミングとして利用される際は、海外事業者のネットワークに接続します。

海外でも日本にいるときと変わらずスマホを使いたいなら、うれしいポイントがそろったahamoにしてみませんか?

  • ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。

その他、ahamoのメリットや乗り換えにおすすめのタイミングなどは下記の記事で紹介しています。

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ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介

ahamoに関する評判が気になる方は下記の記事もあわせてご覧ください。

ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介

6. あなたが海外でスマホを使うならどの方法がベスト?ケース別おすすめ状況から見つけよう

あなたが海外でスマホを使うならどの方法がベスト?ケース別おすすめ状況から見つけよう

海外では、ここまでご紹介したどの方法でもスマホを使うことができ、SNSやメッセージアプリを利用したり、インターネットで調べものをすることが可能になります。

ただ、あなたがどの方法を選ぶべきかは、状況に応じて違ってきます。

海外で快適にスマホを使えるベストな方法は、以下の2点によって変わってくるからです。

  • 滞在期間(長期 or 短期)
  • どのようにスマホを使いたいか

これをもとに、各方法に適しているケースをまとめると次のようになります。

Wi-Fiルーターレンタル 海外ローミング利用 渡航先で使えるSIM購入 渡航先のフリーWi-Fi利用

ここでは、それぞれの「海外でスマホを使う方法」におすすめな状況やケースについて、もう少し詳しく解説します。

6-1. Wi-Fiルーターをレンタルするのがおすすめな人

Wi-Fiルーターをレンタルするのがおすすめなのは、以下のケースに当てはまる人です。

  • 連休を利用した海外旅行で、同行する家族・友人と一緒にWi-Fiをシェアしながらスマホを使いたい

    1人が利用の手続きを行えば、ほかの同行者には手間がかからない上、レンタル料を割り勘すれば1人あたりの負担が小さくて済むからおすすめ!

  • 短期の出張で、場所を問わずパソコンをインターネットに接続して作業しながらスマホを使いたい

    Wi-Fiスポットに滞在していなくても作業が行える上、テザリングでスマホのバッテリーを消費させずに済むからおすすめ!

Wi-Fiルーターのレンタル料は、利用日数に比例して高くなる場合が多いため、基本的には短期で渡航する際の利用がおすすめです。

荷物や手間は増えますが、それでもシェア利用できたり、複数端末で安全にWi-Fiに接続できる「ならでは」のメリットを享受したいなら、Wi-Fiルーターをレンタルして海外でスマホを使うとよいですよ。

6-2. 海外ローミングを利用するのがおすすめな人

海外ローミングを利用するのがおすすめなのは、以下のケースに当てはまる人です。

  • 連休を利用した人気エリアへの海外旅行で、手間も荷物も増やさずスマホを使いたい

    人気エリアならローミングが使える料金プランを利用できる可能性が高く、Wi-Fiルーターのような機器を事前に借りたり、持ち歩いたりせずに済むからおすすめ!

  • 都市部への短期出張で、余計な手間をかけずスムーズにスマホを使いたい

    都市部ならローミングが使える料金プランを利用できる可能性が高く、スマホは常に使用可能な状態だからおすすめ!(スマホ使用時にWi-Fiルーターの電源を入れる必要がない)

ローミング用の料金プランにもよりますが、海外ローミングの料金は日額制であることが多いため、基本的には短期で渡航する際の利用がおすすめです。

また、スマホのほかに機器類を必要としないことや、Wi-Fiルーターレンタル/海外用のSIMのように細々とした手間もかからないことから、利便性の高さを重視するなら、ぜひ海外ローミングを利用してスマホを使ってみてください。

6-3. 渡航先で使えるSIMを購入するのがおすすめな人

渡航先で使えるSIMを購入するのがおすすめなのは、以下のケースに当てはまる人です。

  • バカンス的な長期の海外旅行で、費用は抑えつつも、いつでも・どこでもスマホを使いたい

    30日以上利用できる、ハイコストパフォーマンスなSIMを見つけやすく、SIMの対応国やエリア内ならいつでも・どこでもスマホを使えるからおすすめ!

  • 数ヶ月スパンの海外出張や留学で、日本にいるときと同じようにスマホを使いたい

    30日以上利用できる、ハイコストパフォーマンスなSIMを見つけやすく、SIMによっては音声通話も利用できるからおすすめ!

海外用のSIMは、長期間利用できるものも多く、海外に長期滞在する場合に高いコストパフォーマンスが期待できます。

また、利用するのはWi-Fiではなくモバイル回線で、SIMによっては音声通話も利用できるため、普段国内で使っているのと近い感覚でスマホを使いたいなら、特に海外SIMを購入してスマホを使うのがおすすめです。

6-4. 渡航先のフリーWi-Fiを利用するのがおすすめな人

渡航先のフリーWi-Fiを利用するのがおすすめなのは、以下に当てはまる人です。

  • 渡航先に土地勘があり、一切のお金をかけずにスマホを使いたい

    無料で利用できるから、Wi-Fiスポットの場所を熟知している地域に滞在するならおすすめ!

  • ほかの方法と併用してスマホを使いたい

    無料で利用できるから、基本はほかの方法でスマホを使いつつ、データ容量を気にせず動画を見たいときなどに補助的に利用するのがおすすめ!

渡航先のフリーWi-Fiは、滞在期間にかかわらず無料で利用でき、とにかくスマホを使うのにお金をかけたくないというのであれば、土地勘のあるエリアに渡航する場合に限り利用がおすすめです。

そのほか、やはり無料で利用できるという観点から、ほかの方法と併用してフリーWi-Fiを利用するのもおすすめです。

ただし、いずれの場合もセキュリティ面には注意しながら利用するようにしてくださいね。

7. 高額請求やトラブルを避けて海外でスマホを使うための注意点

高額請求やトラブルを避けて海外でスマホを使うための注意点

ここまでで、海外でスマホを使うために、どの方法があなたにとってベストなのか判断できたのではないでしょうか。

最後に、実際に海外でスマホを使うにあたって、高額請求やトラブルに見舞われることのないように各方法の注意点もご紹介しておきます。

渡航前に必ず目を通しておいてくださいね。

7-1. Wi-Fiルーターをレンタルする場合の注意点

Wi-Fiルーターをレンタルする場合には、以下の点に注意するようにしましょう。

  • 自分に合ったレンタルWi-Fiルーターを選ぶ
  • Wi-Fiルーターはこまめに充電する
  • スマホのデータローミングをOFFにする
  • バックグラウンドでの通信をさせないようスマホを設定する
  • 返却期限を守る

こうした注意点を守っていないと、次のような失敗に見舞われる可能性があるからです。

【自分に合ったレンタルWi-Fiルーターを選ばないと…】
滞在先で利用できなかったり、容量が足りなくて夜にスマホを使えなくなる可能性あり!
【Wi-Fiルーターはこまめに充電しないと…】
外出中にルーターの充電が切れて、スマホを使えなくなる可能性あり!
【スマホのデータローミングをOFFにしないと…】
ローミングプランに加入していないのに海外ローミングを利用してしまい、高額請求が発生する可能性あり!
【バックグラウンドでの通信をさせないようスマホを設定しないと…】
アプリの自動更新や自動バックアップなどでデータ容量を消費してしまい、容量が足りなくてスマホを使えなくなる可能性あり!
【返却期限を守らないと…】
Wi-Fiルーターを使っていなくても、延滞料金が発生する可能性あり!

このように、滞在先でスマホを使えなかったり、余計な料金の支払いが発生したりする事態を避けるためにも、必ず注意点は守るようにしてくださいね。

7-2. 海外ローミングを利用する場合の注意点

海外ローミングを利用する場合には、以下の点に注意するようにしましょう。

  • ローミング用の料金プランに必ず加入する(申込む/自動適用の条件を満たしておく)
  • 音声通話やSMSを利用する場合は料金を事前に確認する

こうした注意点を守っていないと、次のような失敗に見舞われる可能性があるからです。

【ローミング用の料金プランに必ず加入していないと…】
従量制が適用され、国内での利用では考えられないような利用料金を帰国後に請求される可能性あり!
【音声通話やSMSを利用する場合は料金を事前に確認しないと…】
国内通話とは異なる料金が適用されるため、使いすぎて高額な通話料を支払わなければならない可能性あり!

海外ローミングの利用にあたって、最も心配な要素である高額請求を避けるため、必ず注意点を守るようにしてくださいね。

7-3. 渡航先で使えるSIMを購入する場合の注意点

渡航先で使えるSIMを購入する場合には、以下の点に注意するようにしましょう。

  • 自分に合ったSIMを選ぶ
  • SIMは渡航前に国内で購入する
  • 設定手順を予習しておく
  • 国内用のSIMカードは絶対になくさない

こうした注意点を守っていないと、次のような失敗に見舞われる可能性があるからです。

【自分に合ったSIMを選ばないと…】
渡航先で利用できなかったり、容量が足りなくて夜にスマホを使えなくなる可能性あり!
【SIMを渡航前に国内で購入しないと…】
現地のスタッフに希望がうまく伝わらず、データ容量に過不足があったり、使いたいエリアでスマホが使えない可能性あり!
【設定手順を予習しておかないと…】
渡航先で設定に長時間を費やしてしまう可能性あり!
【国内用のSIMカードは絶対になくさないようにしないと…】
帰国したときにスマホを使えない!

渡航先でスマホを使えなかったり、逆に帰国時にスマホを使えなくて困ることのないように、必ず注意点を守るようにしてくださいね。

7-4. 渡航先のフリーWi-Fiを利用する場合の注意点

渡航先のフリーWi-Fiを利用する場合には、以下の点に注意するようにしましょう。

  • 情報が漏えいするリスクを常に意識する(機密情報を取り扱わない、暗証番号を入力しない)
  • 接続するWi-FiのSSIDをきちんと確認する
  • 渡航前に利用できそうなWi-Fiスポットを調べておく

こうした注意点を守っていないと、次のような失敗に見舞われる可能性があるからです。

【情報が漏えいするリスクを常に意識しないと…】
クレジットカードの不正利用や、会社の機密情報が漏えいする可能性あり!
【接続するWi-FiのSSIDをきちんと確認していないと…】
不正なWi-Fiに接続してしまい、ウイルスに感染したり、情報を盗み取られる可能性あり!
【渡航前に利用できそうなWi-Fiスポットを調べておかないと…】
なかなかWi-Fiスポットに辿り着けない!

取り返しのつかない失敗を避けるためにも、特にセキュリティにかかわる注意点は絶対に守ってください

8. まとめ

どうすれば海外でもスマホを使えるかが、おわかりになったでしょうか?

最後に今回の内容をまとめておきます。

普段使っているあなたのスマホを、海外でも使用するための方法には、以下の4つがあります。

  • Wi-Fiルーターをレンタルする
  • 海外ローミングを利用する
  • 渡航先で使えるSIMを購入する
  • 渡航先のフリーWi-Fiを利用する

それぞれの方法には、以下のように異なるメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
Wi-Fi
ルーターを
レンタルする
  • 到着後すぐにスマホを使える
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる
  • 複数人でシェアできる
  • レンタル品一式分の荷物が増える
  • 受取・返却・持ち歩き・充電などの手間がかかる
  • 長期滞在の場合は料金が高くなる可能性がある
海外
ローミングを
利用する
  • スマホさえあればほかの機器は必要ない
  • スマホをそのまま持ち込んですぐに使える
  • 渡航前後に手間をかけずに利用できる
  • 利用料が高額になるケース(ローミングプランの申込み忘れ、自動適用の条件を満たしていないなど)もある
  • あんしんして利用するために事前の確認が必要
  • テザリングを使用したシェアはスマホのバッテリー消費が大きい
渡航先で
使える
SIMを
購入する
  • 長期滞在時のコストパフォーマンスがよい
  • Wi-Fiルーターのような機器類を持ち歩かなくてよい
  • さまざまなタイプから自分に合ったものを選べる
  • SIMカードを入れ替える必要がある
  • 初期設定を自分で行う必要がある
渡航先の
フリーWi-Fiを
利用する
  • 無料で利用できる
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末も接続できる
  • データ容量を気にせずスマホを使える
  • Wi-Fiスポットでしか利用できない
  • セキュリティ面に注意する必要がある

このように各方法によってメリット・デメリットが異なるので、

  • 滞在期間(長期 or 短期)
  • どのようにスマホを使いたいか

の2点を判断基準にして、あなたにとってベストな方法を選ぶことが大切です。

今回の内容を参考に、海外でも不自由なく快適にスマホを使ってくださいね。