スマホは、回線の契約と別にスマホ本体のみを購入することもできるよ。今までとは違う購入方法を試してみたい人もいるかもしれないね。スマホ本体のみ購入する方法と費用負担を抑えるポイントをチェックしていこう!
スマホは、回線とセットで購入する方法のほかに、本体のみを購入する方法もあります。
スマホ本体は、メーカーや家電量販店、キャリア、ECサイトなどから購入可能です。スマホ本体のみを購入する方法を知っておくと、選べる機種の選択肢が大きく広がります。
また、キャリアの端末購入サポートプログラム、中古品や旧モデルの購入、売却・下取りなどいくつかの方法で、スマホを購入するときの費用負担を抑えることも可能です。
この記事では、スマホ本体のみを購入する方法や安く買うためのポイントを紹介します。
スマホ本体のみを購入する方法としては、主に以下が挙げられます。
スマホ本体のみを購入する方法 |
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なお、シンプルな性能の安いスマホを買うことに不安がある方は、「安いスマホは購入しても大丈夫?高いスマホとの違いやおすすめな人を解説」をあわせてご覧ください。
Apple、Google、Samsung、Sonyなど各メーカーの公式サイトで直接スマホの購入が可能です。メーカーの直販では、限定カラーや限定ストレージが用意されている場合もあります。
また、Apple Storeなどのような実店舗で購入できるメーカーもあります。店頭では、専門のスタッフに相談しながら機種を検討することが可能です。
家電量販店の店頭でも、SIMフリーのスマホを取り扱っているところがあります。
展示品を手に取って確認できるところもあり、サイズや操作感を確認して購入を検討できます。店員の方に質問ができるのも、家電量販店の店頭に足を運ぶメリットです。
また、スマホ購入時に家電量販店でのポイントを貯められる場合もあります。
キャリアのオンラインショップや店頭では、回線契約をしていない場合でも、各キャリアの対象機種を本体のみ購入することが可能です。契約中のキャリア以外の製品ラインナップに欲しい機種があれば、本体のみの購入が選択肢になります。
ちなみに、現在取り扱い中の多くのスマホはSIMフリーで販売されています。2021年10月以降に発売のスマホでは原則SIMロックが禁止されていて、発売時期が古いものを除きSIMロックの心配はありません。
AmazonなどのECサイトでもSIMフリーのスマホ本体の購入が可能です。いつものネットショッピングと同じ感覚でスマホを購入できます。
ECサイトでは、キャリアで取り扱いのないような機種が販売されていることもあり、ECサイトを視野に入れることで選べる機種の選択肢が広がります。
スマホ本体のみ購入するときに安く買う/負担を抑える方法としては、主に以下の4つが挙げられます。
スマホを安く買う/負担を抑える4つの方法 |
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キャリアから本体のみを購入する際に「端末購入サポートプログラム」を利用できる場合があります。
各キャリアで、スマホの機種代金に長期の分割払いを設定した上で「○ヶ月目以降に端末を返却」などの条件を満たすと残りの支払いを免除するような「端末購入サポートプログラム」が提供※されています。
条件については十分に理解が必要ですが、プログラムを利用することで負担額を抑えることも可能なので、利用を検討しましょう。
最新機種ではなく旧モデルの機種を購入して、機種代金を安く抑える方法もあります。
発売から期間が経った旧モデルの機種は、最新機種に比べて安く購入できることがあります。新モデルの発売前後に値下げされることも多いため、ぜひ注目してみましょう。
「ゲームはあまりやらない」「電話やWeb検索などの普段使いができれば十分」など、ライトな用途を想定している方や、最新のスペックにこだわらない方は、旧モデルも含めて検討してみるのがおすすめです。
新品にこだわらないなら、中古品を含めて検討すると費用を抑えられます。中古品は中古販売店、キャリアの認定中古品、フリマアプリなどで購入可能です。
たとえば、ドコモの場合、オンラインショップでdocomo Certified(ドコモ認定リユース品)の取り扱いがあり、ドコモの検査基準をクリアした中古品が購入できます(ahamoでも購入可能です)。
中古であれば、2世代、3世代型落ちの機種も在庫が見つかりやすいので、少し古めの機種まで含めて検討したい方にもおすすめです。
機種変更の負担を抑えるなら、手持ちのスマホの売却や下取りも検討しましょう。売却したり下取りに出したりすれば、実質的な費用負担が抑えられます。
スマホの買い取りは中古販売店などで受け付けており、店頭への持ち込みやオンライン申込みによる郵送手続きで、スマホの買い取りをしてもらえます。
また、AppleやGoogleなど一部メーカーの公式サイトでは、スマホを購入する際に対象機種の下取りが可能です。
スマホ本体のみを購入するときは、以下の点に注意しておきましょう。
スマホ本体のみを購入するときの注意点 |
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購入するスマホが契約中のキャリアの周波数に対応しているかは事前に確認が必要です。
各キャリアの回線の周波数は次のとおりです。スマホ本体の対応周波数は、各製品のスペック・製品仕様のページで確認できます。
周波数帯・バンド | NTTドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
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700MHz帯(バンド28) | ○ | ○ | ○ | ○ |
800MHz帯(バンド18/26) | ○ | |||
800MHz帯(バンド19/26) | ○ | |||
900MHz帯(バンド8) | ○ | |||
1.5GHz帯(バンド11) | ○ | ○ | ||
1.5GHz帯(バンド21) | ○ | |||
1.7GHz帯(バンド3) | ○ | ○ | ○ | ○ |
2.0GHz帯(バンド1) | ○ | ○ | ○ | |
3.5GHz帯(バンド42) | ○ | ○ | ○ |
周波数帯・バンド | NTTドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
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3.7GHz帯(n77) | ○ | ○ | ○ | |
3.7GHz帯(n78) | ○ | ○ | ||
4.5GHz帯(n79) | ○ | |||
28GHz帯(n257) | ○ | ○ | ○ | ○ |
出典:総務省「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯について」
出典:総務省「携帯電話端末が対応する周波数の現状について」
出典:総務省「令和6年度 携帯電話及び全国BWAに係る電波の利用状況調査の調査結果について」
また、契約先の対応端末に含まれているかどうかも確認が必要です。対応端末は、契約先の携帯電話会社の公式サイトなどで確認できます。
中古販売店やフリマアプリで中古品を購入する場合は、以下の2点を確認しておきましょう。
SIMロックは、自社の回線でのみ利用できるように端末にロックをかけるものです。たとえば、ドコモのSIMロックがかかった端末はドコモ回線でのみ利用できます。
中古販売店やフリマアプリでは、SIMフリースマホやSIMロック解除済の端末のほか、SIMロックがかかった状態の端末も取り扱いがあります。
中古品を購入する際には、契約中のキャリアで使用できない他社回線のSIMロックがかかったスマホを購入しないように注意しましょう。
SIMロックやSIMフリーの概要、SIMフリースマホの入手方法について、詳しくは下記の記事で紹介しているため、あわせてご覧ください。
「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」
「SIMフリーとは?メリット・デメリットをわかりやすく紹介」
「SIMフリースマホとは?メリット・注意点や入手方法を解説」
ネットワーク利用制限は、分割払いの支払いが滞った場合などに、そのスマホで通信ができなくなるようキャリアが制限をかけるものです。
ネットワーク利用制限の判定は、以下の3種類があります。
ネットワーク利用制限の判定 | 判定の意味 |
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ネットワーク利用制限○ | 残債がなく、問題なく通信できる状態 |
ネットワーク利用制限△ | 残債があり、今後の支払いが滞ると通信できなくなる可能性が残っている状態 |
ネットワーク利用制限× | 分割払いの支払いの滞納などで通信が制限された状態 |
中古販売店では、ネットワーク利用制限「○」や「△」のスマホが販売されています。ネットワーク利用制限「△」は、「○」に比べると安く購入できる傾向がありますが、判定が「×」に変わる可能性がある点には注意が必要です。
ネットワーク利用制限が「△」から「×」に変わった場合、多くの中古販売店では返金・交換などの対応となります。「△」の機種を購入する場合は、その保証内容をよく確認しておきましょう。
スマホ本体のみを購入して利用開始するまでの流れは、次のとおりです。
SIMフリースマホを購入する | |
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STEP① | 購入したスマホにデータを移行する |
STEP② | SIMカードを移し替える |
STEP③ | APN設定をする |
スマホを購入後に、データ移行、SIMカードの移し替え、APN設定を順に進めていきます。
自分で機種変更する手順について、詳しくは「SIMフリースマホを購入して自分で機種変更する手順をわかりやすく紹介」をご覧ください。
契約中のキャリア以外でスマホを購入しようと考えているなら、携帯電話会社の乗り換えとあわせて購入する方法もおすすめです。
携帯電話会社の乗り換え(MNP)を対象にしたキャンペーン(機種代金の割引など)で、おトクにスマホが購入できる場合があります。
ドコモのモバイルサービス「ahamo」では、「5G WELCOME割」などのキャンペーンを実施中で、対象のスマホを購入する際に割引が適用されるか、dポイント(期間・用途限定)が進呈されます。キャンペーン情報は、こちらをあわせてご覧ください。
またahamoでは、「ドコモ認定リユース品(中古品)」の取り扱いもあります。こちらも「5G WELCOME割」の対象で最大4.4万円割引での購入が可能です。ドコモ認定リユース品の情報は、こちらをあわせてご覧ください。
なお、新品のスマホの機種購入時には、いつでもカエドキプログラムのご利用がおトクです。対象機種をご返却いただくことで、お客さまに合ったタイミングでいつでもおトクに機種の購入を検討できるプログラムです。
ご利用方法は簡単2ステップです。
いつでもカエドキプログラムのご利用方法 | |
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STEP① | dポイントクラブに加入していて対象機種を残価設定型24回払い※1でご購入いただくとともにプログラムにご加入※2 |
STEP② | dポイントクラブ会員を継続し、ご利用の対象機種をご返却※3※4 |
たとえば23回目にプログラムを利用し対象機種を返却すると、24回目(残価)の分割支払金が不要になります。詳しくはこちらをご確認ください。
スマホの買い替えのタイミングや、携帯電話会社の乗り換えについては下記の記事でも詳しく紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
「スマホの替え時はいつ?買い替えのサインや機種の選び方を解説」
「携帯電話会社を乗り換えるタイミング・手順は?費用や選び方・注意点も解説」
ahamoは月額2,970円(税込)※1で30GBが使えるシンプルワンプランなので、プラン選びで迷わずにスマホが使えます。ahamoの主なメリットは、次のとおりです。
「大盛りオプション」に加入すれば毎月合計110GBの利用も可能です。ギガを気にせず気兼ねなく使いたい人も、たっぷり動画やSNSが楽しめます。
パソコンやタブレットなどに通信をシェアできる「テザリング」も無料で利用できます。外出先でのWi-Fiとしての利用はもちろん、自宅のWi-Fi代わりとしても活用が可能です。
ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。
「100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介」
「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」
また、ahamoでは5分以内の国内通話は何度でも無料※3です。家族や友人とのちょっとした連絡は無料通話でカバーできます。
そのほかahamoでは、海外ローミングも無料※4※5※6で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※7のエリアをカバーしています。海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホを海外でもそのまま使用することが可能です。
海外ローミングや海外でスマホを使う方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。
「データローミング(海外ローミング)とは?オンオフの設定方法や利用時の注意点を解説」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
なお、ahamoへ申込む際に店頭サポートをご希望される場合は、別途有料のサポートをお申込みいただく必要があります※8。
スマホ本体のみを購入する方法はおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
スマホ本体のみを購入する方法は、以下が挙げられます。
スマホ本体のみを購入する方法 |
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スマホをのみを購入するときに安く買う/負担を抑える方法は、以下が挙げられます。
スマホを安く買う/負担を抑える4つの方法 |
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スマホ本体のみを購入するときは、以下の点に注意しておきましょう。
スマホ本体のみを購入するときの注意点 |
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また、契約中のキャリア以外でスマホを購入しようと考えているなら、携帯電話会社の乗り換えとあわせて購入する方法も選択肢です。乗り換えのキャンペーンが適用できる可能性があるほか、対応周波数や対応端末の面でも問題がなく、安心して利用できます。
ぜひ契約中のキャリア以外での購入方法を知って、選択の幅を広げていきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。