海外ローミングって難しそう…というイメージがあるかもしれないけど、実は気軽に使えちゃう!
海外ローミングについて正しく知って、海外でベストな通信手段を選ぼう。
「海外ローミングなら渡航先でスマホが使えるらしいけど、これってどういうもの?」
「海外ローミングを利用すると高額になるって本当?」
そのような疑問をお持ちではありませんか?
海外ローミングとは、日本で契約しているキャリアを介して渡航先の回線を使い、通信を行うもので、国際ローミングと呼ばれることもあります。
Wi-Fiルーターを持ち歩いたり、SIMカードを入れ替えたりしなくても海外でスマホを使えるため、非常に便利です。
しかし、「海外ローミングを使うと利用料が高くなるのでは……」というイメージがあり、実際に利用するのは不安ですよね。
そこでこの記事では、海外ローミングの仕組みや、高額請求を避けるためのポイント、メリット・注意点、ほかの通信手段との比較などをまとめて紹介します。
海外でそのままスマホが使える海外ローミングの詳細をチェックしていきましょう。
海外ローミング(国際ローミング)は、日本で契約している携帯電話会社を介して、渡航先の携帯電話会社の回線を使って通信する仕組みのことです。
日本の携帯電話会社が提携している現地の回線が利用でき、今のスマホを海外でもそのまま使えます。
海外で通信する方法としては「海外SIM」と呼ばれる現地で使えるSIMカードを購入する方法もありますが、「海外ローミング」であれば、SIMカードの追加や入れ替えは不要です。
海外ローミングでは、通信を使った分だけ料金が発生する従量制の仕組みによって、料金が高額になってしまうケースがあります。
高額請求を避けるためには、海外ローミング用の定額プランへの加入が必要です。たとえば、ドコモなら「世界そのままギガ※1」という定額プランがあります※2。
ただし、携帯電話会社や料金プランによっては、定額プランなどへの申し込み不要で、追加料金なしで海外ローミングが利用できるところもあります。
たとえば、ドコモのモバイルサービス「ahamo」では、事前の申し込み不要で、海外ローミングが追加料金なしで利用可能※3※4※5です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※6のエリアをカバーしています。
海外ローミングのサービス内容や条件は、事前によく確認しておきましょう。
海外ローミングは、準備の手間が少ない、費用が抑えられることがあるといった点がメリットです。海外ローミングのメリットを、以下で詳しく見ていきましょう。
海外ローミングのメリット |
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海外ローミングなら、スマホひとつで海外でも通信できます。
Wi-Fiルーターのように荷物が増えることはありません。また、海外SIMのように購入できるところを探したり、スマホにSIMをセットしたりする手間も不要です。
海外ローミングの端末の設定は、データローミングをオンにするだけで完了します。事前の準備はプランへの申し込みだけで、携帯電話会社によっては申し込みも不要です。
手間なく海外での通信手段を確保したい人に、海外ローミングはぴったりです。
携帯電話会社によっては、海外ローミングが日本での料金プランにコミコミになっていて、追加料金なしで利用できるところもあります。
こうした携帯電話会社を利用している場合、費用の面でも、Wi-Fiルーターのレンタルや海外SIMの購入と比較してメリットがあります。
海外での通信手段も、費用を抑えて確保することが可能です。
3.海外(国際)ローミングとそのほかのスマホ利用手段の比較
渡航先でスマホを利用するためには、海外ローミングのほか、次のような手段があります。
状況に応じてベストな手段を選べるように、それぞれの特徴を海外ローミングと比較してみましょう。
海外SIMやWi-Fi、海外でスマホを使う方法・設定について、詳しくは下記の記事でも紹介しているため、あわせてご覧ください。
「海外SIMとは?利便性・コスト面のメリットから渡航時の使い方まで」
「「海外用Wi-Fiレンタル」はおすすめ?メリット・デメリットや他の通信手段も紹介」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
海外ローミング | Wi-Fiルーター レンタル |
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設定 | 簡単 | 簡単 |
滞在期間 | 短期滞在向き | 短期滞在向き |
メリット |
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デメリット |
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海外でスマホを使う手段のひとつに、Wi-Fiルーターをレンタルする方法があります。
Wi-Fiルーターも、海外ローミングと同様に、簡単な設定で利用が可能です。ルーター機器を、空港で受け取り・返却ができるサービスも数多くあります。
2つの通信手段を比較すると、海外ローミングは、ルーターの受け取り・返却が必要なく、より簡単な手続きで手軽に利用できる点がメリットです。
また、機器の持ち歩きが必要なWi-Fiルーターと比較すると、荷物が増えない点も魅力となります。
一方、Wi-Fiルーターは、タブレットやパソコンに通信をシェアしやすい点がメリットです。なお、携帯電話会社によっては海外ローミングによる通信の提供がないところもあり、そのような場合にもWi-Fiルーターのレンタルは選択肢のひとつになります。
海外ローミング | 海外SIM購入 | |
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設定 | 簡単 | やや難しい |
推奨滞在期間 | 短期滞在向き | 長期滞在向き |
メリット |
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デメリット |
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渡航先で使えるSIMを購入する方法もあります。SIMカードをセットすれば、荷物を増やすことなく通信が可能です。
特に長期滞在では、海外ローミングの定額のプランより海外SIMの方が費用面で優位になることがあります。
一方、海外ローミングは、設定はデータローミングをオンにするだけで完了し、海外SIMより簡単に設定できることが多いです。
また、SIMを購入する手間もないので、より手軽に利用したい方には海外ローミングが適しています。
海外ローミング | フリーWi-Fi利用 | |
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設定 | 簡単 | 簡単 |
推奨滞在期間 | 短期滞在向き | ー (滞在期間にかかわらず費用は無料) |
メリット |
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デメリット |
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海外でもフリーWi-Fiが利用できる場所があります。
フリーWi-Fiは、費用をかけずに無料で利用できる点がメリットです。ただし、使用できる場所は限られているので、メインの通信手段として考えるよりは、ほかの通信手段と組み合わせて使うのがおすすめです。
フリーWi-Fiの活用を考えている人も、海外ローミングをはじめとする広いエリアで使える通信手段もあわせて準備しておきましょう。
ここまで読み進めて、海外ローミングを利用して渡航先でスマホを使いたいと考えている人もいるでしょう。
以下では海外ローミングを利用するための手順を説明します。
高額請求の心配なく海外ローミングを利用するためには、以下の3つの手順が必要です。
STEP① | ローミングプランが利用できるか確認する |
STEP② | ローミングプランに申し込む |
STEP③ | 渡航先で海外ローミングの利用を開始する |
それぞれのステップを、もう少し詳しく見ていきましょう。
渡航スケジュールが決まったら、契約中のキャリアが提供するローミングプランが適用されるかどうかを確認しましょう。
具体的に確認すべきポイントは、以下の3つです。
まずは、こうしたポイントを、契約しているキャリアのWebサイトなどで必ず確認しておいてください。
ローミングプランを適用可能なことが確認できたら、実際にプランを申し込みます。
利用するプランによっては、申し込みが不要な場合もあります。
たとえばドコモなら、「ahamo」をご契約中の場合は、別途申し込みは不要です。
しかし、同一キャリア内でも、利用する(契約中の)プランによって申し込みが不要なものと、必要なものがあります。
利用するプランの利用方法をよく確認し、必要なら案内にしたがって申し込みをしてください。
現地に到着したら、早速海外ローミングの利用を開始しましょう。
スマホの設定アプリを開き、「データローミング」をONにすれば海外ローミングの利用が開始されます。
しかし、利用するプランによっては、指定サイト/アプリでの利用開始申請も必要です。
詳しくは、利用するローミングプランの利用方法を確認してください。
海外ローミングの注意点も確認しておきましょう。
海外ローミングの注意点 |
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事前に申し込みがないと、従量制の課金で高額請求につながる可能性があります。定額プランへの申し込みが必要かどうかなど、利用方法は十分に確認をしておきましょう。
また、定額プランも長期滞在では費用負担が大きくなる場合があるので、滞在期間中にどれくらいの料金がかかるのかは、事前に見積もっておくのがおすすめです。
携帯電話会社ごとに、海外ローミングで対象となる国・地域は異なります。渡航先がサービスの対象に含まれているかは事前によく確認しておきましょう。
海外ローミングの対象となる国・地域は、各携帯電話会社の公式サイト内で確認できます。
海外ローミングを利用するなら、シンプルワンプランで使えるahamoへの乗り換えがおすすめです。
ahamoでは海外ローミングが無料※1※2※3で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※4のエリアをカバーしています。海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホをそのまま海外でも使用できるのは便利でしょう。
ahamoのメリットは、主に以下のとおりです。
ahamoでは5分以内の国内通話は何度でも無料※7です。家族や友人とも5分以内の短い通話であれば、無料通話でカバーできます。
また、スマホのデータ通信をタブレットやパソコンにシェアできる「テザリング」の機能も無料で利用可能です。テザリングは、国内はもちろん海外でも利用できます。
ahamoでのテザリングの活用方法について、詳しくは「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」でご確認ください。
なお、ahamoへの乗り換えは、対象事業者から乗り換えでは、従来必要だったMNP予約番号が不要です。ahamo公式サイトから直接申し込みができます。
MNPワンストップについて、詳しくは「MNPワンストップとは?乗り換えが簡単になるメリット・手順を解説」でご確認ください。
ahamoのメリットや注意点、評判は下記の記事で紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)は解約金・2年縛りなし!乗り換えの疑問や手順をわかりやすく解説」
海外ローミングについて、大体のところはご理解いただけたかと思います。
しかし、「これってどうなの?」と、新たな疑問も出てきているかもしれません。
そこでここでは、海外ローミングについて、よくある質問をQ&A方式でご紹介します。疑問を解消して、海外ローミングを使いこなしましょう。
海外ローミングの利用中に、電話をかけることはできます。
ただし、日本国内にいるときとは異なる通話料金が加算されます。
基本的には、国内での通話よりも高い料金が発生するため、注意が必要です。
海外での詳しい通話料金については、契約中のキャリアのWebサイトなどでご確認ください。
ドコモの海外通話料は、「対応エリア・通話料・通信料を調べる」よりご確認いただけます。
海外ローミングの利用中に、電話を受けることはできます。
ただし、海外滞在中は、着信する側であっても「着信料」が発生します。
海外での詳しい着信料については、契約中のキャリアのWebサイトなどでご確認ください。
ドコモの海外における着信料は、「対応エリア・通話料・通信料を調べる」よりご確認いただけます。
海外ローミングの利用を終えたら、念のために「データローミング」はOFFにしましょう。
また、プランによっては指定サイト/アプリで利用終了申請が必要な場合もあります。
詳しくは、利用されるローミングプランの利用方法をご確認ください。
海外ローミングによる高額請求を避けるには、契約中のキャリアが提供するローミング用の定額プランを利用するようにしましょう。
また、ローミングプランが日額制の場合は、滞在期間(利用期間)が長くなれば利用料がかさみます。
長期滞在の予定なら、海外ローミング以外の方法でスマホを使うことをご検討ください。
海外ローミングについての疑問は解消されましたか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
海外ローミングのメリット・注意点は以下のとおりです。
海外ローミングのメリット |
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海外ローミングの注意点 |
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海外ローミングは以下の3ステップで利用できます。
STEP① | ローミングプランが適用されるか確認する |
STEP② | ローミングプランに申込む |
STEP③ | 渡航先で海外ローミングの利用を開始する |
海外ローミングは、ローミングプランの対象地域に短期滞在する場合は、手間をかけずおトクにスマホを使う手段としておすすめです。
渡航予定に応じて、ぜひ便利な海外ローミングをご活用ください。
韓国、台湾への渡航を考えている人や、海外旅行でeSIMの利用を検討している人は、下記の記事もあわせてご覧ください。
「韓国旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説」
「台湾旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説」
「海外旅行にはeSIMがおすすめ!メリット・デメリットや利用手順を解説」
また、海外旅行に行く際は「海外旅行の持ち物チェックリスト!忘れ物が心配な方向けに一覧で紹介」で持ち物を事前にチェックしておきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。