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データローミングとモバイルデータ通信の違いは?設定方法や料金の仕組みを解説

データローミングとモバイルデータ通信の違いは?設定方法や料金の仕組みを解説

「データローミング」と「モバイルデータ通信」はどちらも通信をさす言葉だけど、意味が違うよ!特に海外旅行では、利用状況によってデータローミングの設定が必要になるから、それぞれの用語の意味や設定方法を事前に確認しておこう。

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「データローミング」と「モバイルデータ通信」にはどのような違いがあるのか、気になっている方もいるかもしれません。

データローミングは、国内で契約中の携帯電話会社を介して、海外で現地の回線が利用できるサービスです。海外旅行のときにスマホの通信手段として重宝します。

一方、モバイルデータ通信は、携帯電話回線での通信を広く意味する言葉です。日常的に多くの人が国内で利用している携帯電話回線の通信もモバイルデータ通信に含まれます。

この記事では、データローミングとモバイルデータ通信の違いをわかりやすく紹介します。

1.データローミングとは?

データローミングとは?

データローミングは、日本の携帯電話会社を介して、渡航先の携帯電話会社の回線を使って通信する仕組みです。

海外旅行の際は、データローミングを利用することで、日本の携帯電話会社が提携している現地の回線を利用できます。新たに回線契約をする必要がなく、今使用しているスマホを海外でもそのまま使える点がメリットです。

データローミングについて、詳しくは「データローミング(海外ローミング)とは?オンオフの設定方法や利用時の注意点を解説」でご確認ください。

2.モバイルデータ通信とは?

モバイルデータ通信とは?

モバイルデータ通信とは、携帯電話回線による通信のことです。

携帯電話会社で料金プランに申込みをして回線契約をすると、モバイルデータ通信が利用できるようになります。モバイルデータ通信を利用すれば、Wi-Fiがない場所でもWebブラウザの閲覧やアプリ内での通信が可能です。

モバイルデータ通信について、詳しくは「モバイルデータ通信とは?オン/オフの設定やつながらない原因を詳しく紹介」でご確認ください。

3.データローミングとモバイルデータ通信の違いは?

データローミングとモバイルデータ通信の違いを見ていきましょう。「用語・意味」「申込み方法」「プラン・料金」の違いをそれぞれ紹介します。

3-1.データローミングとモバイルデータ通信の「用語・意味」の違い

データローミングとモバイルデータ通信の用語の意味は以下のとおりです。

用語 意味
データローミング 提携している現地の回線設備を利用した海外での通信の仕組み
モバイルデータ通信 携帯電話回線を利用した通信全般

モバイルデータ通信は、携帯電話回線を利用した通信を広くさす言葉です。携帯電話回線を利用する通信であれば、国内の通信も、海外の通信も「モバイルデータ通信」と呼ぶことができます。

データローミングによる通信は、特に「提携している現地の回線設備を利用した海外での通信」をさす言葉で、モバイルデータ通信に含まれます。データローミングでも、現地の携帯電話会社の回線を利用してモバイルデータ通信を行います。

3-2.データローミングとモバイルデータ通信の「申込み方法」の違い

国内でのモバイルデータ通信は、店頭、Webなどから料金プランに申込みをして、回線契約をすると利用できるようになります。

一方、データローミングは、海外へ渡航する前に、Webなどから携帯電話会社の提供するデータローミングのプランに追加で申込みするなどの方法で利用が可能です。

また、携帯電話会社や料金プランによっては、追加の申込み不要でデータローミングが利用できる場合もあります。

データローミングの例 利用方法の概要
NTTドコモの「世界そのままギガ」の場合※1※2 事前申込み&設定で利用が可能
  1. 国内で事前に申込み後、専用アプリで利用予約
  2. 現地で海外ローミングをオンにすれば利用が可能
ahamoの場合
  • 海外ローミングも無料※3※4※5で利用可能
  • 海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホを海外でもそのまま使用可能
    ※1 「世界そのままギガ」はドコモでご契約中の国内パケット定額サービスまたは料金プランのデータ量を海外でも利用できる定額サービスです。
    ※2 ahamoではNTTドコモの定額サービス「世界そのままギガ」をご利用いただけません。月額の料金内で利用可能なahamoの海外ローミングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
    ※3 大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングを含めた月額利用可能データ量は30GBまでとなります。
    ※4 SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
    ※5 15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。

3-3.データローミングとモバイルデータ通信の「プラン・料金」の違い

モバイルデータ通信の料金プランは、携帯電話会社ごとにさまざまな仕組みで提供されています。代表的な料金プランの仕組みとして、以下のようなものが挙げられます。

モバイルデータ通信の料金プランの例
  • 上限のデータ容量まで定額で使えるプラン
  • データ利用量に応じて段階的に料金が変わるプラン

データローミングは、国内で料金プランを契約中の人も別の仕組みでサービスが提供されることが多いです。代表的なデータローミングの仕組みとして、以下のようなものが挙げられます。

データローミングの料金プランの例
  • 国内で契約中のプランのデータ量が海外でも使える
  • データローミングで使える一定のデータ量が用意されている
  • 24時間など一定期間ごとの料金で利用できる

データローミングは、国内でのモバイルデータ通信の料金プランの契約が前提となる場合もあるので、利用する際は条件を確認しておきましょう。

4.データローミング・モバイルデータ通信の設定方法

データローミング・モバイルデータ通信の設定方法

海外でのデータローミングの設定方法、国内でのモバイルデータ通信の設定方法を以下でそれぞれ紹介します。

4-1.海外でのデータローミングの設定方法

海外でデータローミングを利用するためには、サービスに事前に申込みなどをした上で、現地に着いたら「データローミング」をオンにします。

モバイルデータ通信はオンのまま、スマホ本体の設定で「データローミング」をオンに切り替えましょう。iPhone、Androidのデータローミングの設定方法は、次のとおりです。Androidは機種によって操作や項目名が異なりますが、ここではGoogle Pixel 8の場合を紹介します。

iPhoneのデータローミングの設定手順
  1. 「設定」>「モバイル通信」をタップ
  2. 「モバイル通信のオプション」をタップ
    • デュアルSIMの場合は「SIM」の項目で回線を選択
  3. 「データローミング」のスイッチをタップしてオンに切り替える
    iPhoneのデータローミングの設定手順
  4. 帰国したら「データローミング」をオフに切り替える
Androidのデータローミングの設定手順
  1. 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
  2. SIMの名前(携帯電話会社の名前)をタップ
  3. 「ローミング」のスイッチをタップしてオンに切り替える
    Androidのデータローミングの設定手順
  4. 「データローミング」のスイッチをタップしてオンに切り替える

4-2.国内でのモバイルデータ通信の設定方法

モバイルデータ通信は、スマホ本体の設定からオン/オフの切り替えが可能です。

モバイルデータ通信がオフの状態では、電話の発着信は可能ですが、携帯電話回線での通信は利用できなくなります。

iPhoneでは、以下の操作でモバイルデータ通信のオン/オフを切り替えできます。

iPhoneでのモバイルデータ通信の設定方法(ひとつのSIMのみの場合)
STEP① 「設定」>「モバイル通信」をタップ
STEP② モバイルデータ通信のスイッチをタップしてオン/オフを切り替える
Phoneでのモバイルデータ通信の設定方法(ひとつのSIMのみの場合)
iPhoneでのモバイルデータ通信の設定方法(複数のSIMがある場合)
STEP① 「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」をタップ
STEP② 以下の操作でオン/オフに設定する
オンにする場合:モバイルデータ通信に利用する回線をタップして選択
オフにする場合:「オフ」をタップして選択
iPhoneでのモバイルデータ通信の設定方法(複数のSIMがある場合)

Androidのモバイルデータ通信は、以下の手順でオン/オフを切り替えできます。機種によって操作や項目名が異なりますが、ここではGoogle Pixel 8の場合を紹介します。

Androidでのモバイルデータ通信の設定方法
STEP① 「ネットワークとインターネット」>「SIM」をタップ
STEP② 携帯電話会社の名前の横にあるスイッチをタップしてオン/オフを切り替える
 Androidでのモバイルデータ通信の設定方法

5.海外旅行で高額請求を防ぐにはどうすれば良い?

データローミングでは、特に通信を使った分だけ料金が発生する従量制で課金される場合などに、料金が高額になってしまうケースがあります。

高額請求を避けるためには、事前に契約中の携帯電話会社での料金の仕組みを確認し、必要に応じてデータローミングサービスを事前に契約しておきましょう。

また、データローミングの設定は、現地でオンに切り替えて、帰国したらオフに戻すことを忘れないようにしましょう。

海外でのスマホの設定方法や海外でスマホを使う方法は、下記の記事でご確認ください。
海外でスマホを使うときの設定方法は?高額請求を避けるために必要なことを解説
海外旅行にはeSIMがおすすめ!メリット・デメリットや利用手順を解説
海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!

各旅行先でのスマホの設定について、詳しくは下記の記事でご確認ください。
韓国旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説
台湾旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説
アメリカ旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説
ハワイ旅行でスマホを使う方法は?通信手段や設定を解説

6.ahamo(アハモ)なら追加料金なしでデータローミングが使える!

ahamo(アハモ)なら追加料金なしでデータローミングが使える!

海外でデータローミングを使うなら、ドコモのモバイルサービス「ahamo」がおすすめです。

ahamoでは、海外ローミングが無料※1※2※3で利用可能です。海外91の国・地域で海外ローミングが利用でき、日本人の渡航先約98%※4のエリアをカバーしています。海外ローミングをオンにするだけで、今のスマホを海外でもそのまま使用することが可能です。

  1. ※1大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングを含めた月額利用可能データ量は30GBまでとなります。
  2. ※2SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  3. ※315日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
  4. ※4当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出

そのほかのahamoの主なメリットは、次のとおりです。

  • 月額2,970円(税込)※5でたっぷり30GB利用できる
  • 「大盛りオプション」なら毎月合計110GBも使える※6
  • テザリングが無料
  • 5分以内の国内通話なら何度でも無料※7
  1. ※5料金には別途機種代金が必要となります。
  2. ※630GB(税込2,970円/月)に80GB(税込1,980円/月)を追加した場合。
  3. ※7海外での発着信、「WORLD CALL」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、当社が指定する電話番号(機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号)などへの発信は定額の対象外となり、別途料金がかかります。
    1回あたり5分以内の通話が、回数無制限で定額対象となります。ただし、1回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。

ahamoは月額2,970円(税込)※5で30GBが使えるシンプルワンプランなので、プラン選びで迷わずにスマホを利用できます。

また、「大盛りオプション」に加入すれば毎月合計110GBの利用も可能です。ギガを気にせず気兼ねなく使いたい人も、たっぷり動画やSNSが楽しめます。

パソコンやタブレットなどに通信をシェアできる「テザリング」も無料で利用でき、外出先でのWi-Fiとしての利用はもちろん、自宅のWi-Fi代わりとしても活用が可能です。

ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。

100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介
ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介

また、ahamoでは5分以内の国内通話は何度でも無料※7です。家族や友人とのちょっとした連絡は無料通話でカバーできます。

ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。

ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説
ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介
ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説
ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介
ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは

なお、ahamoへ申込む際に店頭サポートを希望される場合は、別途有料のサポートをお申込みいただく必要があります※8

  1. ※8ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート」※9(税込3,300円)、「ahamoWebお手続きサポート」※10(税込3,300円)をご利用ください。なお、お申込み時の端末操作はお客さまご自身で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移行などは本サポートの範囲外となります。端末初期設定およびデータ移行の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)」を別途お申込みください。
  2. ※9お客さまのご要望に基づき、ahamo専用サイトからのお申込みの補助を行うものです。
  3. ※10お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専用サイトからのお手続き補助を行うものです。

7.まとめ

モバイルデータ通信とデータローミングの違いはおわかりになったでしょうか?

最後に今回の内容をまとめておきます。

モバイルデータ通信とデータローミングの用語の意味の違いは、以下のとおりです。

用語 意味
データローミング 提携している現地の回線設備を利用した海外での通信の仕組み
モバイルデータ通信 携帯電話回線を利用した通信全般

国内のモバイルデータ通信は、料金プランを契約すると利用できます。

一方、データローミングは、海外渡航の際に事前に申込みをするなどの方法で利用が可能です。また、携帯電話会社や料金プランによっては、追加の申込み不要でデータローミングが利用できる場合もあります。

データローミングを利用するには、事前に必要な手続きを済ませた上で、現地でスマホ本体の「データローミング(ローミング)」の設定をオンに切り替えます。

ぜひモバイルデータ通信とデータローミングの違いを知って、国内での通信や海外旅行の際に役立てていきましょう。

■監修者情報

監修者情報

大岩 俊之(おおいわ としゆき)

家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。