デュアルSIMにすると、バッテリー消費が激しくなることもあるよ!デュアルSIMのバッテリー消費や対策について詳しく見ていこう。
「デュアルSIMにするとバッテリー消費は激しくなるのか?」と疑問に思っている人は多いかもしれません。
結論、デュアルSIMにするとバッテリー消費は激しくなるといわれています。バッテリー消費が気になる場合には、スマホ本体の設定変更などの対策も検討したいところです。
この記事では、デュアルSIMでのバッテリー消費や、電池持ちを改善する対策について解説します。
デュアルSIMにするとバッテリー消費は激しくなるといわれています。
デュアルSIMは、1台のスマホに2つのSIMをセットする機能です。デュアルSIMでは、2つの回線の電波へ常に接続しようとします。
一般的に電波を探している状態ではバッテリー消費が激しくなるといわれていますが、デュアルSIMではその頻度も多くなるものと予想されます。
Androidでは、電波を探し続けている状態は「セルスタンバイ」と呼ばれ、セルスタンバイの頻度が高まることが、バッテリー消費が激しくなる理由に挙げられます。
実際にはシングルSIMとデュアルSIMでバッテリー消費があまり変わらないこともあるようですが、バッテリー消費が激しい場合、上記が理由として考えられるでしょう。
デュアルSIMの概要について、詳しくは「デュアルSIMとは?活用方法とメリット・注意点を紹介」で解説しています。
デュアルSIMでバッテリー消費が激しいと感じたら、バッテリーの使用状況(バッテリー残量の推移のグラフなど)を確認してみましょう。
iPhoneでは、「設定」>「バッテリー」から過去24時間のバッテリー残量の推移や過去10日間のバッテリーの使用状況がグラフで確認できます。
Androidでの確認方法は機種によって異なりますが、たとえばGoogle Pixelの場合、「設定」>「バッテリー」>「バッテリー使用量」から、グラフで前回のフル充電からのバッテリー残量推移が確認できます。
バッテリーの交換時期目安については「スマホのバッテリー交換の目安は?費用や方法、状態の確認手順を解説」でご確認ください。
デュアルSIMでもバッテリー消費を抑える方法は、主に以下が挙げられます。
デュアルSIMでもバッテリー消費を抑える方法 |
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画面の明るさを落とすことでバッテリー消費を抑えることができます。薄暗い環境では輝度を落としても十分に画面を視認できるので、輝度の調整を行いましょう。
iPhoneでは「コントロールセンター」、Androidでは「クイック設定」から輝度の調整が可能です。
iPhoneの「コントロールセンター」の開き方 | iPhone X以降:画面右上隅を下にスワイプ iPhone SE、iPhone 8以前:画面下部を上にスワイプ |
Androidの「クイック設定」の開き方 | 画面上部を下にスワイプ |
また、明るさの自動調節を行うと、常時最大輝度にするよりはバッテリー消費を抑えられます。
iPhoneでは「設定」>「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」から、Androidでは「設定」>「ディスプレイとタップ」から「明るさの自動調整」のオンオフを切り替えられます。
モバイルデータ通信・Wi-Fi・Bluetoothがオンの状態では、接続先を探すためにバッテリーを消費するといわれています。使わないときは、それぞれオフに設定しましょう。
モバイルデータ通信・Wi-Fi・Bluetoothの設定方法は、次のとおりです。
iPhone | Android | |
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モバイルデータ通信 | 「設定」>「モバイル通信」からオンオフを切り替え | 「設定」>「ネットワークとインターネット」>各SIMの歯車のアイコンから各SIMのオンオフを切り替え |
Wi-Fi | 「設定」>「Wi-Fi」からオンオフを切り替え | 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」>からオンオフを切り替え |
Bluetooth | 「設定」>「Bluetooth」からオンオフを切り替え | 「設定」>「接続設定」>「接続機器の詳細設定」>「Bluetooth」からオンオフを切り替え |
自動的に画面が消灯してスリープ状態(自動ロック)になるまでの時間を短く設定することで、バッテリー消費を抑えられます。
iPhoneでは「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」から、Androidでは「設定」>「ディスプレイとタップ」>「画面消灯」からスリープまでの時間の変更が可能です。
特に有機ELディスプレイのスマホでは、「ダークモード」の設定でバッテリー消費を抑える効果が期待できます。ダークモードは、背景色など黒を基調とした配色で表示する画面モードです。
有機ELディスプレイでは、黒色の表示部分は画面が消灯するため、バッテリー消費を抑えられるといわれています。
iPhoneでは、「設定」>「画面表示と明るさ」から「ダーク」を選択して設定します。Androidでは、「設定」>「ディスプレイとタップ」から「ダークテーマ」をオンに設定します。
iPhoneでは低電力モード、Androidではバッテリーセーバー(省電力モード)の設定が可能です。バックグラウンドでの通信や画面の明るさなど、一部の機能が制限される分、バッテリー消費を抑えられます。
iPhoneでは「設定」>「バッテリー」から低電力モードのオンオフを切り替えられます。Androidでは「設定」>「バッテリー」>「バッテリーセーバー」からバッテリーセーバーのオンオフの切り替えが可能です。
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ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。
「100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介」
「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」
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「データローミング(海外ローミング)とは?オンオフの設定方法や利用時の注意点を解説」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
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デュアルSIMにするとバッテリー消費は激しくなるのかはおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
デュアルSIMにすると、一般的にバッテリー消費は激しくなるといわれています。電波を探している状態ではバッテリー消費が激しくなり、デュアルSIMではその頻度も多くなると考えられます。
デュアルSIMでもバッテリー消費を抑える方法は、以下が挙げられます。
デュアルSIMでもバッテリー消費を抑える方法 |
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デュアルSIMでバッテリー消費が激しいと感じたら、スマホの設定変更で使い方を見直していきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。