スマホのバッテリー持ちが悪くなっているなら、交換のタイミングだよ。ただ、いざバッテリー交換となると、どうやって交換すれば良いのか、費用はどれくらいかかるのか、疑問も多いかもしれないね。スマホのバッテリー交換の費用や手順を見ていこう。
「スマホのバッテリーが1日持たなくなった」「電池がすぐになくなる」など不便を感じる機会が多くなり、バッテリー交換を検討している方もいるかもしれません。
この記事では、スマホのバッテリー交換の時期や金額、依頼できる場所などを紹介します。バッテリー交換の基本知識を押さえて、スムーズに交換を進めていきましょう。
前提として、スマホのバッテリー寿命は、2~3年程度が目安です。スマホのリチウムイオンバッテリーは充放電を繰り返すたびに劣化が進み、新品のときと比べて最大容量が少なくなります。
フル充電サイクル(0~100%の充電に換算したときの充電回数)で500回程度がバッテリー寿命の目安であり、そこから考えると2~3年程度がおおよその目安です。
使用期間以外にも、バッテリーが原因の不調があるときは、バッテリー交換を検討しましょう。具体的に、以下の症状があるときは交換の目安となります。
スマホのバッテリー交換時期の目安 |
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スマホの寿命やその他の劣化の兆候は、「スマホの寿命は何年くらいが目安?劣化の兆候や長く使うために避けるべき使い方を紹介」で詳しく紹介しています。ぜひあわせてご確認ください。
バッテリーの劣化が進むと最大容量が少なくなり、フル充電(100%の充電)からの持ち時間は短くなります。
「朝フル充電されていても夕方には電池が切れてしまう」など、日常的に不便が生じているならバッテリー交換のタイミングです。
なお、購入当初からバッテリーの持ちが悪いと感じる場合は、もともとのバッテリー容量や使用時間・方法が原因の場合もあります。
バッテリーの劣化が進むと電力供給が不十分になり、スマホの電源が急に落ちる、勝手に再起動するなどの症状に至るケースがあります。
電源が落ちる/再起動する場合には、ほかの部品の故障やOS・アプリの不具合も疑われますが、バッテリーの寿命も考えられる原因のひとつです。
バッテリーが劣化すると、バッテリー自体が膨張するケースがあります。バッテリー内部にある電解液の酸化が進み、そこからガスが発生することが膨張の原因です。
基本的に、膨張自体が直接発火の原因にはなりませんが、衝撃が加わると発火や破裂の可能性もあるので注意が必要です。
機種によっては、スマホの設定からバッテリーの状態が確認できます。iPhone・Androidのバッテリーの状態を確認する方法を見ていきましょう。
「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」から「バッテリーの状態」「最大容量」「充放電回数」の情報がチェックできます。
最大容量が80%を下回ったあたりで交換を検討しましょう。
機種によっては、Androidもバッテリー状態が確認できます。
たとえばGalaxyのスマホの場合は、「設定」>「バッテリーとデバイスケア(またはデバイスケア、バッテリー)」から、バッテリーの残量低下などに関する情報が確認できます。
スマホのバッテリーを交換できる場所と方法、主に以下が挙げられます。
スマホのバッテリー交換の方法 |
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それぞれ以下で詳しく見ていきましょう。
キャリアで購入した機種は、主に以下の方法でバッテリー交換が受けられます。
修理サービスのある店舗では、一部の機種でその場で修理が受けることが可能です。そのほかは、メーカー取次ぎなどで修理を受けることになります。
一方、オンラインでの修理受付の場合は、スマホを郵送してバッテリー交換を受けます。たとえばドコモの「オンライン修理受付サービス」の場合は、修理機種お預かりキットを自宅で受け取り、端末とともに返送してバッテリー交換を受けます。
メーカーによっては、店頭への持ち込みや配送修理で、メーカー(または正規代理店)によるバッテリー交換が受けられます。
たとえば、Appleの場合は、正規の修理として、持ち込み修理(Apple正規サービスプロバイダまたはApple Store)や配送修理の受け付けがあり、Apple公式サイト内からそれぞれ申し込みが可能です。
メーカーが認定していない非正規の修理店でバッテリー交換を受ける方法もあります。
費用が安く済む場合があることや、非正規店まで選択肢を広げると修理店が見つけやすいことがメリットです。
ただし、非正規店で修理を受けるとメーカー保証の対象外となる可能性があるので注意が必要です。
バッテリー交換の費用の一例を以下でいくつか見ていきましょう。
AppleでiPhoneのバッテリー交換をする場合、バッテリー交換にかかる費用は次のとおりです(iPhone 11以降の機種の場合)。
機種 | 金額 |
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iPhone 16 Pro/16 Pro Max | 19,400円 |
iPhone 16/16 Plus | 15,800円 |
iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max | 15,800円 |
iPhone 13/13 Plus/13 Pro/13 Pro Max | 14,500円 |
iPhone 12/12 Plus/12 Pro/12 Pro Max | 14,500円 |
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max | 14,500円 |
iPhone SE(第2世代/第3世代) | 11,200円 |
Galaxy Harajukuの店頭修理でGalaxyのバッテリー交換を受ける場合、修理にかかる金額(NTTドコモやauの保険に未加入の場合)は次のとおりです。
機種 | 金額 |
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Aシリーズ/Sシリーズ/Noteシリーズ | ~11,000円 |
Flipシリーズ/Fold シリーズ | ~12,000円 |
スマホのバッテリー寿命を延ばすためには、以下のような点を意識して使用しましょう。
スマホのバッテリー寿命を延ばす使い方 |
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100%まで充電した後もそのまま充電ケーブルをつないだままにする「過充電」は、バッテリーの劣化を早める原因になります。
バッテリーの寿命を延ばすために、充電後は早めにケーブルを外すことを心がけましょう。
また、過充電のほかに、バッテリー残量が0%のまま放置したときの過放電も劣化を早める原因になります。バッテリー残量が0%になった後は早めに充電をしましょう。
バッテリーが高温になると、バッテリー内部での化学反応が活発になり、バッテリーの劣化が早く進みます。以下のような、スマホが高温になる使い方は避けましょう。
非純正の充電ケーブル・ACアダプタを使用すると、過度な電圧がかかり、バッテリーの劣化の原因となることがあります。
メーカー純正品や携帯電話会社指定の充電器を使用することで、過度な電圧を避けて適切に充電がしやすくなります。
スマホのバッテリー持ちが悪くなっていてバッテリー交換を検討しているなら、あわせてスマホの買い替えも選択肢です。
特に3年以上など長期で使用しているなら、最新性能へのアップデート、故障のリスクを避けるといった意味でも、スマホの買い替えを積極的に検討してみるのがおすすめです。
たとえば、ドコモのモバイルサービス「ahamo」でも、契約とあわせて最新のスマホの購入が可能です。「5G WELCOME割」などのキャンペーンもあり、対象機種の購入で割引が受けられます。ahamoのキャンペーン情報は、こちらをあわせてご覧ください。
また、機種購入の際には、お客さまに合ったタイミングでいつでもおトクに機種の購入を検討できる「いつでもカエドキプログラム」のご利用がおトクです。
ご利用方法は簡単2ステップです。
いつでもカエドキプログラムのご利用方法 | |
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STEP① | dポイントクラブに加入していて対象機種を残価設定型24回払い※1でご購入いただくとともにプログラムにご加入※2 |
STEP② | dポイントクラブ会員を継続し、ご利用の対象機種をご返却※3※4 |
例えば、23回目にプログラムを利用し対象機種を返却すると、24回目(残価)の分割支払金が不要になります。詳しくはこちらをご確認ください。
なお、スマホ本体の買い替えや携帯電話会社の乗り換えについては下記の記事でも詳しく紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
「スマホ本体を安く買う4つの方法!月々の料金を抑える方法も解説」
「スマホの替え時はいつ?買い替えのサインや機種の選び方を解説」
「携帯電話会社を乗り換えるタイミング・手順は?費用や選び方・注意点も解説」
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ahamoでテザリングを活用する方法や110GBでできることについては、下記の記事をご確認ください。
「100GB以上あればどのくらい使える?用途別の目安やデータ利用量の確認方法を紹介」
「ahamo(アハモ)はWi-Fiの代わりになる?テザリングの活用法も紹介」
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海外ローミングや海外でスマホを使う方法は、下記の記事で詳しく紹介しています。
「海外ローミングとは?高額請求の避け方やメリット・注意点を解説」
「海外でスマホを使う方法4つ|状況に応じて賢く選べば現地でも快適!」
「海外でスマホを使うときの設定方法は?使えないときの対処法も紹介」
ahamoのメリットや注意点、乗り換えのタイミングについて、詳しくは下記の記事でご確認ください。
「ahamo(アハモ)のメリットと気になる点を比較!プラン・サービスの特徴を徹底解説」
「ahamo(アハモ)の評判は?口コミからわかるメリットや注意点も紹介」
「ahamo(アハモ)に乗り換えるタイミングはいつが良い?料金や手順も解説」
「ahamo(アハモ)は解約金・2年縛りなし!乗り換えの疑問や手順をわかりやすく解説」
「ahamo(アハモ)の注意点は?乗り換える前に知っておくべきポイントを紹介」
「ahamo(アハモ)は「めんどくさい/やめとけ」って本当?おすすめできるメリットとは」
スマホのバッテリー交換の時期やタイミングはおわかりになったでしょうか?
最後に今回の内容をまとめておきます。
スマホのバッテリー寿命は、2~3年程度が目安です。そのほか、以下のような症状があればバッテリー交換を検討しましょう。
スマホのバッテリー交換時期の目安 |
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バッテリー交換の方法としては、主に以下が挙げられます。
スマホのバッテリー交換の方法 |
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バッテリー交換の費用は、たとえばiPhoneの場合、Appleでの修理で以下の金額となります。
機種 | 金額 |
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iPhone 16 Pro/16 Pro Max | 19,400円 |
iPhone 16/16 Plus | 15,800円 |
iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max | 15,800円 |
iPhone 13/13 Plus/13 Pro/13 Pro Max | 14,500円 |
iPhone 12/12 Plus/12 Pro/12 Pro Max | 14,500円 |
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max | 14,500円 |
iPhone SE(第2世代/第3世代) | 11,200円 |
バッテリーの寿命を延ばすなら、以下のようなポイントを意識してみると良いでしょう。
スマホのバッテリー寿命を延ばす使い方 |
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バッテリー交換を検討するタイミングでは、スマホの買い替えもあわせて選択肢です。特に手持ちの機種が古くなっている場合は、買い替えも含めて検討してみるのがおすすめとなります。
ぜひバッテリー交換の知識を身に付けて、ご自身に合う方法で対応をしていきましょう。
■監修者情報
大岩 俊之(おおいわ としゆき)
家電製品総合アドバイザー。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動開始。TBSラヴィット!や東海地区のテレビ番組に「家電の達人」として出演した経験を持つ。現在は、家電製品アドバイザー資格試験のeラーニング講師も務める。