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4Gと5Gの違いとは?何が変わるのかわかりやすく解説

4Gと5Gの違いとは?何が変わるのかわかりやすく解説

5Gでは、4Gに比べて高速で低遅延な通信が実現できて、接続できる端末の数も多くなるよ。4Gと5Gは具体的にどんな違いがあるのか、ひとつずつ見ていこう!

ahamoくん

4Gから5Gにすると何が変わるのか、通信速度はどれぐらい違うのか、疑問に思っている方も多いでしょう。

5Gでは、今までよりさらに高速な通信が利用可能です。大容量の動画を短時間でダウンロードできたり、オンラインゲームでよりリアルタイムに対戦ができたりと、身近なところでも多くのメリットが期待できます。

本記事では4Gと5Gの特徴の違いや、通信速度の違いを詳しく紹介していきます。

1.4Gと5Gとは?

5G(第5世代移動通信システム)は、従来の4G(第4世代移動通信システム)に続く次世代のモバイル通信の通信技術です。

4Gは、日本では2010年にドコモが、2012年にはauとソフトバンクがLTEを商用サービスとして提供開始しました。

LTEとは、4Gへのスムーズな移行を目指すために3Gを発展させた技術で、かつては3.9Gとも呼ばれていました。現在はLTEも4Gの一部として扱われることが多いです。

その後、LTEを高速化したLTE-Advancedが登場し、日本でも2014年以降、各社がサービスを開始しています。

さらに、日本では、2020年3月にドコモ、au、ソフトバンクで5Gの通信サービスが開始されました。楽天モバイルでも2020年9月に5Gの通信サービスが開始されています。

各社での5Gのサービス開始以降、5Gのエリアは年々拡大し、2023年3月末の時点で全国の5G人口カバー率は、96.6%に到達しています。

5Gの特徴や実用化について、詳しくは「5Gとは?意味と特徴や普及状況、実現できることを徹底解説」でご確認ください。

2.4Gと5Gの違いは?5Gになるとできること

5Gは、4Gに比べて通信速度の大幅な向上が期待できます。ドコモでの4G、5Gサービスの最大通信速度の違いは、次のとおりです。

最大通信速度 4G 5G
下り(受信) 最大1.7Gbps
※NTTドコモ PREMIUM 4Gの場合
最大4.9Gbps
※NTTドコモ 5G SAの場合
上り(送信) 最大131.3Mbps
※NTTドコモ PREMIUM 4Gの場合
最大3.4Gbps
※NTTドコモ 5G SAの場合
  • 最大速度は、技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。

なお、それぞれの用語の意味は下記のとおりです。

  • 下り速度…インターネット上の情報をダウンロードするデータ受信速度。
  • 上り速度…インターネット上に情報をアップロードするデータ送信速度。
  • bps(bits per second・ビット/秒)…1秒間に通信できるビット数の単位(データが流れる速さ)。bps →Kbps→Mbps→Gbpsの順に1000倍になる。

4Gと比較したときの5Gの特徴は、通信速度が高速であることのほか、低遅延、多接続可能であることが挙げられます。4Gと5Gの違いを、通信速度、遅延、接続台数の3つのポイントで見ていきましょう。

2-1.4Gと5Gの違い①通信速度

4Gと比べると、5Gでは通信速度が大幅に向上します

将来的に、5Gの通信速度は下り最大20Gbps程度/上り最大10Gbps程度と、4Gの10倍以上の速度になることが見込まれています

大容量の動画ファイルを短時間でダウンロードできるようになるなど、日常的なシーンでも便利さを実感できる場面は増えていくでしょう。

2-2.4Gと5Gの違い②データ通信の遅延

5Gでは、4Gの1/10程度にまで通信の遅延が短縮されることが見込まれています

身近なところでたとえると、オンラインゲームでの遅延が少なくなり、よりリアルタイムでの対戦・協力プレイが可能になります。

2-3.4Gと5Gの違い③同時接続できる端末の台数

5Gでは、4Gに比べて同時に接続できる端末の台数も多くなります。4Gでは1km2あたり10万台程度の接続できるのに対し、5Gでは1km2あたり100万台程度の接続ができるようになることが見込まれています

5Gで多数接続が実現することで、あらゆる機器をインターネットに接続する「IoT」が今後さらに発展するなかでも、混雑なくスムーズな通信を実現しやすくなります。

3.4Gと5Gの通信速度は実際に使うとどれぐらい?

4Gと5Gの通信速度は実際に使うとどれぐらい?

ここからは、4Gと5Gの通信速度は実測でどれぐらいになるのか、ドコモを例にそれぞれ見ていきましょう。

その速度でどんなことができるかも紹介するため、参考にしてください。

3-1.4Gの通信速度

まずは4Gの通信速度を見てみましょう。ドコモでの測定によると、4Gの実効速度(参考値)は下りで102Mbps~258Mbps、上りで9Mbps~29Mbpsとなっています

日常的に行うデータ通信で推奨される通信速度の目安は以下のとおりです

作業 推奨される通信速度
4K動画の視聴 下り速度 20Mbps程度
動画・画像のSNS投稿 上り速度 3~10Mbps程度
YouTubeで高解像度のライブ配信 上り速度 20Mbps~51Mbps程度

上表より、4Gにおいても、普段使いするのに十分な実効速度があると考えられます。

  • 4Gの実効速度(参考値)は、総務省が定めた「実効速度に関するガイドライン(略称)」です。
  • 「実効速度に関するガイドライン(略称)」に基づき2023年2月~3月に全国10都市で計測し、5G通信時のデータを除いた測定結果に対し、中央値に近い半数がこの範囲内の速度であったことを示すものです。
  • AndroidTM対応機種で計測した結果です。
  • 全国10都市での計測結果のため、お客さまの利用場所・時間・通信環境により、実効速度は異なります。
  • 具体的な数値など詳細は実効速度計測結果をご覧ください。

3-2.5Gの通信速度

次に、5Gの通信速度を確認します。ドコモでは2022年8月に、5Gの電波のみを利用して5G通信ができる「5G SA」をスタートしました。「5G SA」は、4G接続をせずにはじめから5G接続となることが大きな特徴です。

以下は、ミリ波(28GHz帯)が提供されているエリアにある全国の主要9駅で、「5G SA」の通信速度の計測を行った結果です。

下りの平均速度はいずれも1Gbps(=1,000Mbps)を超える結果となっています。

測定場所 下り平均速度 上り平均速度
JR札幌駅 南口周辺 1,573Mbps 126Mbps
仙台駅 PARCO1前
ペデストリアンデッキ周辺
1,587Mbps 130Mbps
東京駅 丸の内駅前広場 1,393Mbps 209Mbps
名古屋駅 金の時計前 1,767Mbps 624Mbps
JR金沢駅 鼓門周辺 1,697Mbps 113Mbps
大阪駅前 大丸前 1,390Mbps 116Mbps
JR高松駅 1F待合所周辺 1,670Mbps 226Mbps
JR広島駅 南口駅前広場 1,417Mbps 109Mbps
博多駅前広場 1,747Mbps 723Mbps
  • 株式会社NTTドコモが提供するNSAとのミリ波における、上りの通信速度の技術規格上の最大値比較において。NSAは4G用のコアネットワーク設備と5G基地局を組み合わせて通信し、4Gに一度接続した後に5G接続となる通信です。
  • ドコモスピードテストアプリを利用して、各ポイントでラージモードにて、通信速度計測を3回実施し、その平均値を計測結果として表示しています。(計測期間:2022年7月~8月、計測端末 :ドコモ5G SA対応端末/SA対応SIMを利用 )
  • ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況やご利用いただいている機種に応じて変化します。

ミリ波とは、30~300GHzの周波数の電波で、ドコモでは28GHz帯の400MHz幅を利用し、高速大容量の通信を提供しています。ただし、ミリ波は、現状ではSub6などと比較して、限定されたエリアのみでしか利用できないことを覚えておきましょう。

4.4Gから5Gに切り替えるときによくある疑問

4Gから5Gに切り替えるときによくある疑問をまとめています。それぞれ以下で見ていきましょう。

  • 4Gと5Gで料金は違うの?
  • 4Gスマホで5Gは利用できる?

4-1.4Gと5Gで料金は違うの?

4G5Gはほとんどの場合、料金の違いはなく、同じ金額で利用できます。

たとえば、ドコモの新規受付中のプランの場合、「eximo」「irumo」「ahamo」などで5Gが利用でき、4Gまでの対応スマホで使う場合でも5G対応スマホで利用する場合でも料金は変わりません。

他社の5Gサービスでは、携帯電話会社によって5Gがオプションとして提供されることがありますが、ほとんどの場合、オプション料金は月額0円で利用できます。

  • irumoの0.5GBプランは、通信はエリアに関わらず4G(LTE)ネットワークでのご利用となります。待ち受け画面では5Gの表示となることがありますが、5G通信は行っておりません。

4-2.4Gスマホで5Gは利用できる?

5Gを利用するには、5G対応のスマホが必要です。4Gまでの対応のスマホを利用している場合は、5G対応のスマホへの買い替えが必要となります。

なお、5Gの利用を検討する際には、自宅や普段生活するエリアが5Gに対応しているのかも確認しておきましょう。

5Gは現在もエリアを拡大中の段階で、4Gほど広いエリアには対応していません。5Gの対応エリアは、各キャリアの公式サイトから確認できます。

ahamoの5G対応エリアは、ドコモの通信・エリアのページから確認できます。

5.5Gを利用するならahamo(アハモ)がおすすめ

5Gを利用するならahamo(アハモ)がおすすめ

5Gを利用するならドコモのモバイルサービス「ahamo」がおすすめです。

ahamoで特に注目したいポイントは、以下の3点です。

  • 月額2,970円(税込)で月間30GBが使えるシンプルワンプラン※2
  • 5分以内の国内通話が追加料金なしで何度でもかけ放題※3
  • 30GBをそのまま利用して海外ローミングが可能※4※5※6

月額2,970円(税込)のシンプルワンプランに、5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題※3の無料通話が含まれています。プラン料金も通話料金もまとめて節約が可能です。

また、ahamoでは、通常プランの30GBをそのまま利用して海外ローミングが可能※4※5※6です。追加料金不要で、海外91の国・地域で海外ローミングによるデータ通信が利用でき、日本人の渡航先約98%※7のエリアをカバーしています。

5Gの利用を考えている方は、シンプルで使い勝手の良さが魅力のahamoを検討してみてください。

  1. ※1ベストエフォート方式による提供となり、実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。
  2. ※2料金には別途機種代金が必要となります。
  3. ※3海外での発着信、「WORLD CALL」、「SMS」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)特番、(104)の番号案内料、衛星電話/衛星船舶電話、当社が指定する電話番号(機械的な発信などにより、長時間または多数の通信を一定期間継続して接続する電話番号)などへの発信は定額の対象外となり、別途料金がかかります。
    1回あたり5分以内の通話が、回数無制限で定額対象となります。ただし、1回あたりの通話時間が5分を超過した場合、超過分について30秒ごとに22円(税込)の通話料がかかります。
  4. ※4大盛りオプションをご契約の場合でも、海外でのテザリングは30GBまでとなります。
  5. ※515日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
  6. ※6SMS、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
  7. ※7当社の海外データ利用者の2019年度実績より算出

6.ahamo(アハモ)の申し込み手順

最後に、他社からahamoへ乗り換えるための申し込み手順も確認しておきましょう。ahamoへの乗り換えは以下の3つのステップで行います。

ahamoの申し込み手順
STEP① 申し込みの事前準備をする
STEP② ahamo公式サイトから申し込む
STEP③ 商品の受け取りをして初期設定をする

6-1.申し込みの事前準備をする

ahamoへ申し込む前の準備としては、以下が必要です。

  • 対応端末を確認する
  • SIMロック解除を行う
  • 本人確認書類を準備する
  • 支払いに必要なものを準備する
  • MNP予約番号を取得する

現在使用中のスマホをahamoでも引き続き使用する場合は、対応端末一覧のページで、ahamoの対応端末であるか確認しておきましょう。

一部のスマホではSIMロック解除が必要になるため、他社SIMロック解除のページから、SIMロック解除が必要かどうかを確認します。SIMロック解除済のスマホや、購入時よりSIMロックがかかっていないスマホの場合は、手続き不要です。

SIMロック解除について、詳しくは「SIMロック解除とは?確認方法や申し込み方法をわかりやすく解説」でご確認ください。

本人確認書類には、運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カードなどが利用できます。詳細は、各種お手続きで必要な確認書類についてのページで確認してください。

ahamoの支払い方法は、クレジットカード決済と口座振替の2種類です。手続きの際は、クレジットカードか銀行口座がわかるもの(通帳またはキャッシュカード)を準備しておきましょう。

MNP予約番号は、今利用している電話番号をahamoに引き継ぐために申請する番号です。ほかの携帯電話会社から乗り換える際は、MNP予約番号を発行する必要があります。

なお、MNPワンストップを利用する場合は、MNP予約番号は不要です。

MNP予約番号の取得方法やワンストップ方式の対象の携帯電話会社は、MNP予約番号の取得方法のページで確認できます。

MNPのワンストップ方式について、詳しくは「MNPワンストップとは?従来との違いをわかりやすく解説」でご確認ください。

6-2.ahamo(アハモ)公式サイトから申し込む

準備ができたら、ahamo公式サイトの「申し込み」のボタンから申し込みを進めましょう。契約方法、オプションなどを選択し、画面の指示にしたがって手続きを完了させます。

なお、ahamoではSIMのみ(回線のみ)の契約のほか、スマホをセット購入して申し込みも可能です。乗り換えと同時にスマホの買い替えを考えている方は、購入を検討してみると良いでしょう。

6-3.商品の受け取りをして初期設定をする

端末をセット購入した場合は端末とSIMカード、SIMカードのみを申し込んだ場合はSIMカードが自宅に届きます。到着した商品が注文した商品と相違ないか、確認してください。

手続き状況はお手続きサイトにログインすると確認できます。

配送状況の確認
料金の発生と切り替わりのタイミング

商品受け取り後、設定・開通まで完了すると、ahamoの利用を開始できます。

  • データ移行(スマホを購入した場合のみ)
  • アプリ・WEBでの開通の手続き
  • SIMカードの取り付け
  • アクセスポイント設定(Androidの一部機種のみ)
  • 発信テスト
  • スマホ利用開始設定

スマホを購入した場合は、新しいスマホへのデータ移行まで進めましょう。

開通の手続きは、ahamoアプリまたは手続きサイトから可能です。dアカウントでログイン後、「切り替え(開通)手続きへ」から手続きを進めます。手続きの受付時間は、午前9時〜午後9時です。

次に、SIMカードをスマホに取り付けます。商品一式に同封されているSIMカードの台紙からSIMカードを取り外し、スマホのSIMトレイを引き出してセットします。

Androidの一部機種では、通信サービスを利用するためにアクセスポイント設定が必要です。設定方法はこちらのページで確認できます。

ここまで完了すると、通信・通話が利用できるようになります。発信テスト用番号(111/通話料無料)へ電話をかけ、正常に利用できることを確認してください。

最後に、iPhone/Androidの利用開始設定を行いましょう。詳細はiPhone利用開始設定Androidスマホ利用開始設定のページで確認できます。

iPhoneの利用開始設定
  • Apple IDの設定(スマホを購入した場合のみ)
  • プロファイルのダウンロード
Androidの利用開始設定
  • Googleアカウントの設定(スマホを購入した場合のみ)
  • ahamoの利用にあたり必要なアプリをインストール

7.まとめ

4Gと5Gの違いはおわかりになったでしょうか?

最後に今回の内容をまとめておきます。

5Gは従来の4Gに続く次世代のモバイル通信の通信技術で、5Gでは4Gに比べると大幅な通信速度の向上が期待できます。

ドコモでの4G、5Gサービスの最大通信速度の違いは、次のとおりです。

最大通信速度 4G 5G
下り(受信) 最大1.7Gbps
※NTTドコモ PREMIUM 4Gの場合
最大4.9Gbps
※NTTドコモ 5G SAの場合
上り(送信) 最大131.3Mbps
※NTTドコモ PREMIUM 4Gの場合
最大3.4Gbps
※NTTドコモ 5G SAの場合

4Gと5Gの違いは、通信速度のほか遅延や同時接続台数が挙げられます。4Gと比較したときの5Gの特徴は以下のとおりです。

5Gの特徴(4Gと5Gの違い)
  • 通信速度(5Gでは高速・大容量の通信)
  • 遅延(5Gでは低遅延での通信が可能)
  • 同時に接続できる台数(5Gではより多くの接続が可能)

5Gでは、4Gと比べて通信速度の大幅な向上が期待でき、日常でもメリットを実感できるシーンが数多くあります。

また、ドコモが提供する料金プランのひとつahamoでは、月額2,970円(税込)のシンプルワンプランで、ドコモの5Gが利用可能です。ぜひ5Gの通信で、もっと快適にスマホを使っていきましょう。